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9月2日〜9月13日
文字数:約7,500
はじめに(所感)
楠木健氏の帯の一言「本質に次ぐ本質。議論が重く、大きく、そして深い。あまりに本質的であるがゆえ経営者が見て見ぬふりしてきた核心をストレートに衝く」
という言葉にこの本の要点が集約されています
ここ数年はアクティビストが会社を正しい方向に導きながら、成長させるということで注目されています。
(株主偏重主義なんて言葉も聞くようになりました)
本当に出資先企業のことを想って、一緒に成功したいアクティビストもいると思いますし、大半がそうなのだと思います。
だからこそ注目されていると思うのですが、一方でメディアはそれは株主がコントロールする会社、というような書き方をしているものも多いです。
私自身もどこかで
・成長し続け、企業価値を向上し続ける会社
・株主にしっかり還元しROEが高い会社
・イノベーションを常に起こす会社
こそがモダンで、素晴らしい会社であると思っていました。
この本を読むとそうではなく、本来会社とは
・成し遂げたいこと、変えたい未来を持つ人の集まり
・株主とはその夢に共感し、リスクを背負って出資する仲間
・イノベーションよりも、経営者が夢の実現に向かって
常に思考錯誤し変化を作る
・どう変化を作るのではなく、何をしたいから変化しないといけないと
自立的に考える集団
であるべき。というよりはもともとそうであるということを強く認識しました。
これから経営学について学びたい人、少し学び経営学が面白いと思い、その知見を実践に活かしてみたいと思ってる人に是非読んでもらいたい本です。
緒言
第0章 序説
迷宮の経営辞典:戦略
迷宮の経営辞典:市場
迷宮の経営辞典:価値
迷宮の経営辞典:利益
迷宮の経営辞典:成長
迷宮の経営辞典:会社
迷宮の経営辞典:組織
迷宮の経営辞典:改革
迷宮の経営辞典:M&A
迷宮の経営辞典:開発
迷宮の経営辞典:人材
迷宮の経営辞典:信義
迷宮から、覚醒の先に