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とある大道芸人から教わった”想いだけじゃダメだよ”って話

こんにちは。飲食店経営者兼ブロガーのおおいしです。

僕は静岡県在住です。静岡といえば、アレですよね。
そう大道芸ワールドカップです。静岡人でコレを知らなきゃモグリです。

毎年静岡駅の近くでやってるとかやってないとか。確か11月だったような違うような。そんな感じの大会です。静岡人でコレを知らなきゃモグリです。

で、大会の時期でもないのになんで大道芸ワールドカップの話をしたかというと、今日はとある大道芸人から大切なことを教わった話をしようと思ったからです。

大道芸ワールドカップは関係ないのです。そもそも大切なことを教えてくれた彼がそれに出ているのかも知りません。そもそもそもそも僕は大道芸ワールドカップを見に行ったことはありません。いやあったかも。15年くらい前。だから静岡人でコレを知らなきゃモグリですよ。

1.大道芸を見る


それは2年ほど前。
まだコロナのコの字の沙汰もない頃。「コロ」とスマホに打ち込めば100人が100人「コロ助なり」と予測変換されてたであろうあの頃。

妻と二人の息子を連れてとある公園に遊びに出かけました。

ひとしきり遊び終え帰ろうとしたとき出入り口の手前でとっぽい兄ちゃんが大道芸の準備をしていて、息子たちが興味津々だったので彼の大道芸を見ていくことにしました。

パーフォンマンスもそれを際立たせるための話術もメチャ上手で集まった人たちは大盛りあがり。途中、観客の中からお手伝いする人を指名するよくあるやつをやったんだけど、見事に?指名されて”火がついた棒を彼に向かって投げる”という大役を任されてしまいました。

息子たちの「パパ〜がんばれ〜」と言う声と他の人たちの視線が一身に集まり、あがり症の僕は緊張しまくりだったけどなんとか上手に投げることができました。上手にできてしまったのでこの話に特にオチはありません。

最後のパフォーマンスもきまり、拍手喝采の中彼の大道芸は幕を下ろしました。


2.商売の本質は人を喜ばせること


家に帰ってから彼のことが気になり調べてみました。すると昔出演したローカルTVの映像がありました。

TVではまだ10代の頃の彼が「見ている人を笑顔にしたい」「人を笑顔にするのが好き」「感動を与えたい」「笑顔のためならがんばれる」「諦めなければできる」というような言葉を使っていて、

そのためにめちゃくちゃ努力したんだろうなーと感銘しました。

恩師のインタビューでは前髪が薄くなった先生が出てきて、「この先生と髪の毛の薄さがソックリだから昔を思い出して手伝い役に指名されたんじゃない?」とかヨコで妻が言ってましたがそれは無視して、TVの中で必死に練習する彼を見ていました。

僕らも日々「お客さんを喜ばせたい」とか「お店で幸せな時間を過ごしてもらいたい」とかそういう想いで飲食業をやっているけど、結局商売の本質ってそこに尽きるよなってことを再認識させてもらいました。

集客のためだけの安売りやグルメサイトなどに力を入れても、お客さんを喜ばせたいっていう想いがなきゃ来てもらったところで何にもならないんです。

3.でも”想い”だけじゃ何も変えられない

いくら大道芸人の彼が「みんなを笑顔にしたい」という想いを持っていたとしても実際に努力をしてパフォーマンスだったり話術だったり必要な能力を身につけなければ笑顔にすることも感動させることもできないわけです。

僕らもお客さんを喜ばせるために、幸せな時間を過ごしてもらうために何ができるのか。必要な努力をして行動していかなきゃ現実は何も変えられない。

名著『夢をかなえるゾウ』でガネーシャ様がこんなことを言っていました。

・何かを得るためには相応の代償を払う必要がある

と。
この「相応の代償」が努力をする時間だったり行動する勇気だったりするわけだと僕は思うのです。

それをめちゃくちゃやってることが伝わったから彼の大道芸に感動すら覚えたわけです。


誰もが”想い”を持ってるはずです。親孝行したいとか家族を幸せにしたいとかスタッフにもっと還元したいとか周りの人を笑顔にしたいとか。

そのための努力をしてますか?そのための行動をしてますか?
想いを持つことはとても大事なことだけど、想ってるだけじゃ何にもならないんです。想いを持つことはスタートラインを引くこと。スタートラインを引いたらスタートを切りましょう!

…と、成功した未来の僕が想いだけ持って行動しない今の僕に言っているようです。2年前この大道芸を見たときの気持ちを思い出せ、と。

すいませんでした。これからガンバリマス、ハイ。



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