マガジンのカバー画像

不器用な僕がやっと気づいた学習法

6
運営しているクリエイター

記事一覧

本試験を控えた皆さまへ

本試験を控えた皆さまへ

 いよいよ本試験ですね。ここまでの道のりはとても大変だったと思います。資格試験は、社会人の方が多く受験されます。私もそうですが、仕事や家事、育児・介護に追われる毎日は、喜びや新たな発見も多い一方、やはり肉体的・精神的な負担は大きく、学習を続けていくこと自体、言葉ではうまく言い表せないほどの苦しさや難しさがあります。クタクタに疲れて机に向かうことまではできたものの、気づいたら座ったまま寝てしまい結局

もっとみる
コーヒーブレイク 過去問題集の選び方

コーヒーブレイク 過去問題集の選び方

 過去問の大切さ(=試験範囲を「限定」してくれるもの)ということを述べました。今回は具体的に、私が過去問題集をどう選んでいるか書きたいと思います。

 まず、書店やAmazonを訪れると、いろんな過去問集が販売されており、そもそもどれを選べばいいの?と迷ってしまいます。私の選ぶ優先順位は、①分野別に少なくとも5年分は過去問がストックされているもの、②合格者正答率(受験者)が掲載されているもの、③問

もっとみる
試験対策の本質④ 最後まで諦めない!

試験対策の本質④ 最後まで諦めない!

 司法試験に合格した年、1月中旬から5月中旬の本試験まで、5日間を除いて、家から外出することは毎週近所の郵便局に予備校の答練の解答を提出するだけで、あとは食事・睡眠時間以外をほぼすべて勉強にあてるという日々(約4ヵ月)を過ごしていました。その間、8科目という科目の多さ、なかなか時間内に答案書ききれないことの焦りから「やばいかもしれない」という不安が常に付きまとっていました。また、本試験当日も、民法

もっとみる
試験対策の本質③ 過去問!過去問!過去問!

試験対策の本質③ 過去問!過去問!過去問!

大切なことですから、タイトルで3回も繰り返してしまいました。試験対策で最も重要なことは「過去問」の検討です。そんなの知っているよ(もうやっているよ)という方はとても多いと思います。ですが、過去問を「膨大な試験範囲を限定してくれるもの」と意識されている方は少ないのではないでしょうか。僕も司法試験の学習を始めたころ、「毎年毎年過去問が増えて嫌になっちゃうよ」と思っていました。また、「過去問はみんな解い

もっとみる
試験対策の本質② 本番でもぽいぽい「捨てる」

試験対策の本質② 本番でもぽいぽい「捨てる」

「捨てる」ことは本試験・本番でも同様です。普段の学習から意識していれば、本番でも抵抗なく「捨てる」ことができます。特に「時間が足りない」と悩まれている方は、問題の捨て方を意識してみてください。大前提として試験では満点を取る必要はないし、ねらうとロクなことはありません(慎重になりすぎ&考えすぎで時間が足りなくなったり、緊張からイージーミスをします)。満点や高得点は結果論で、受験時は「とれたらいいな」

もっとみる
試験対策の本質① ぽいぽい捨てる

試験対策の本質① ぽいぽい捨てる

 各種試験で大切なことの1つは「捨てる」こと、特に完璧主義は絶対に捨てることです。お持ちの方は今すぐお近くのゴミ箱へお願いします。試験にチャレンジされる方は真面目な方、学習熱心な方が多く、「テキストを隅々まで読まなくては」「過去問は何年分すべて解かなくては」「予備校のテキストは邪道できちんとした基本書(教科書)で学習しなければ」「『○○士』『○○師』になるのだから試験対策から本質的に学習しなければ

もっとみる