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壊れた傘

昨日、小学一年生の息子が下校する道中、
ものすごい雷雨と暴風にみまわれた。

1年生と2年生だけの下校。

最初は雨は降っていなかったのに、突然天気が変化した模様。

本来なら小学生だけでの下校となるが、天気が急変したため、途中でどなかたの親御さんが助けに行き、避難させてくれたみたい。

迎えに行った妻もビショビショになりながら息子の避難場所へ駆けつけ、なんとか無事に家路についたそうだ。

息子たちを安全な場所へ避難させ、助けてくれたその親御さんには本当に感謝している。
会ってお礼を言いたい。



夜、わたしが仕事から帰ると、玄関に息子の折りたたみ傘が広げられていた。

よく見ると傘の支柱が折れ曲がり、骨組みも一部壊れていた。

ものすごい雨と風だったんだろう。
怖かっただろうに。

本当に無事でよかったと思った。






そして、今朝。

最寄りの駅へ行くと、昨日のゲリラ豪雨の影響か、壊れた傘がそこら中に放置されていた。

…なんでかなぁ。

小学一年生の息子は恐怖の中、ちゃんと家まで持って帰ってきた。

かたや、それよりも大きな大人たちは、
壊れたらポイ、である。

この差はなんだ。

大人はこうも簡単にモラルを破ってしまうのか、と悲しくなった。

今日帰ったら、お家までちゃんと持ち帰った息子のことを褒めてあげよう。

そして、たとえ傘が壊れてしまっても、昨日のようにちゃんと持ち帰るんだよって教えてあげよう。

おわり。

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