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勝手にART DAY。感性を刺激する。

先週のことになるが、『ART DAY』と勝手に称して、都内まで美術鑑賞に出かけた。美しいものに触れたくなった。美しいものが持つエネルギーに触れたくなった、というほうが正解かも知れない。
今振り返って考えると、静謐で穏やかで癒されるものを心が望んでいたのかも知れない。都会にもオアシスは随所にある。まず向かったのは目黒にあるホテル雅叙園東京。建物そのものがまるで美術館のようだが、目的は『和のあかり×百段階段2021』というイベント。

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東京都指定有形文化財にも指定されている通称「百段階段」と呼ばれる場所で行われている美しい和のあかりの催し物だ。

あかりは人の心を穏やかに軽くする。それも美しい美術品のあかり。なおさらのことだ。いくつもの部屋にそれぞれのテーマに沿ったあかりが展示されている。
中でも香りと音とあかりという三拍子が揃った部屋は、私のお気に入りの部屋だった。入った瞬間に柔らかに香る演出、さらにはたくさんの風鈴による日本の夏の夜の癒しを彷彿させる演出、そしてほのかなあかり。

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心穏やかにならないはずがない。忙しい人ほどこうした世界に触れたらいいし、心がモヤモヤしている人もこうしたイベントを上手に活用して、心に栄養を与えてみることって大切だと感じた。

このホテルのカフェから眺められる滝もまた癒しの空間だ(タイトル上の画像の滝)。滝のそばにも行けるし、なんなら滝の裏側にも通路があって裏側から滝を眺めることができる(ここはパワースポットのひとつらしい)。

雅叙園を後にして次に向かったのは渋谷。渋谷ってこんなだったっけ?と駅を出た瞬間に感じた、私の日常にはない良くも悪くもパワフルで荒々しいエネルギー。うわぁぁぁぁぁぁ・・・ ^^; という感じ。

そんな渋谷の喧騒をかいくぐりながら久しぶり(たぶん30年ぶり?)に入ったマルイ。その丸井の4階でやっているイベントに行きたかったのだ。

Clubhouseで気になっていた水彩画アーティストのETSUKOさんの絵を生で見に行きたかったのだ。水彩画は好き。色と色とがにじみ合って重なり合ってなんとも言えない風情がある。雅叙園のイベント「和」のテーマとも重なり合う気がした。

会場にはETSUKOさんもいらして、さまざまな絵の説明をしてくれたが、水彩画はどれもとても穏やかで優しく癒される。
しかもプリントではないオリジナルの絵はやはり絵が放つパワーが違う。
いい意味で、うわぁぁぁぁぁぁ・・・となった。
「どの絵が好きですか?」という質問に私が一番いい絵だなぁと感じたのはこちらの絵。

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海の中から空を眺めるとこんな感じに見える。とても明るく伸びやかで自由に漂う感覚。描いたETSUKOさんの魂を感じた一枚。

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こちらは浮遊するクラゲ。一瞬、花に見える。が、クラゲなんです、と言われたら、なるほど!と思う。あのふわふわとしたクラゲも色彩を帯びるとこんなに美しいものに変化する。

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こちらの絵は私に「レムリア」を想わせた。私がイメージするレムリアってまさにこんな感じだったから。自然との調和、愛、癒し。すべてが融合されたレムリアのような一枚だった。

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そして私の大好きなハワイを想わせる一枚。なんとなくクアロアあたりをふと思い出させてくれた。どれも優しいけどパワフルでいい絵だった。

自由な発想で表現すること。個性をカタチにすること。
それはこれからの時代にとても必要なことだし、何より大事なことなのかも知れない。自分が好きな世界観を追い求めていく。表現していく。

アートで表現したい人もいれば、言葉で表現したい人もいる。
料理で表現する人もいれば、整理整頓などで表現する人もいる。
あなたが好きだなと思うことで自分の世界を表現すればいい。

私は何も持っていない、と言う人がいる。でも何もない人なんてこの世に存在しない。それは自分で自分を罰していて、檻の中に閉じ込めているだけ。
どんな自分であっても、どんな表現スタイルであっても、人の目など気にしないでとにかく好きを追い求めていく。

子どもの頃に夢中になっていたもの、一心に集中できたものがあるはずだ。
わたし、これ好き。
その感覚を大事にしてもらいたいし、これからの時代は、わたし、これ好きという感性を大事にする時代に変わっていく。
わたし、これ好き。好きな人この指とまれ~、じゃないけど、それが共感の輪を広げていくことに繋がるのだ。

もはやすべての人が発信者になる時代。発信者が共感し合ってひとつのものをクリエイトする。そんな時代の感性を今感じている。

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