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心配するより信頼する。

ああなったらどうしよう…。こうなっちゃったらどうしよう…。
人は誰でもそんなことをつい思ってしまう。
自分のことも、身近な人のことも。
でもそれは裏を返せば「信頼」がないだけのことだ。
自分のことを信頼できない人ほど、不安感は強い。
何か起きた時に対処できないのではないか、誰かに責められるのではないか、という心が「何もしないで悶々と考えてしまう」自分を創り出す。
しかし行動しないとこの地球では何も起きてはくれない。
一歩踏み出すという勇気がないと何も結果は出ない。
いい結果ばかりが出るとは限らないからそれを怖れて何もしない。
こういう永遠のループにハマって自信がない自分を強化していってしまう。

セッションしていても「自分に自信ありますか?」と尋ねることは多いけど、たいていの場合「自分に自信ないです…」と返ってくる。
それが謙虚さゆえの答えなのか、本当に自信ないのかは、その後のその人の受け答えを観察しているとわかるのだが、本当に自信がない人は何をするにもネガティブな思考が癖になっていて、それゆえにチャレンジすることができずにいる。結果として何も残らないし、経験も積めない。もったいない。
誰でも子どもの頃は好奇心旺盛だから、失敗することなんて怖れずに挑戦の連続を繰り返してきたはずだ。
しかしいつしかその挑戦することを誰かに止められたのか、挑戦したけど失敗してしまって二度とやらなくなってしまったのか、次第に挑戦することに対して二の足を踏んでしまい、そのうちに挑戦そのものの気力さえ失ってしまっている。
しかし次の挑戦が以前の挑戦と同じ結果なんて限らないし、もしかしたらうまくいくチャンスかも知れないのだ。
世の中に名を遺した人たちは繰り返し繰り返し失敗を積み重ねてきた。
その経験があるから成功した時の喜びも知っているし、いつだって生き生きとワクワクしながら楽しそうに人生を過ごせるのだと思う。

身近な人に対する心配について考えてみても同じことが言えるのではないかと思う。
あなたのことを思って伝えてる。あなたがヘンなもの(そもそもヘンなものってなんだろう?)に巻き込まれないように伝えてる。あなたのことが大事だから、大好きだから伝えてる。
いろいろなことを人は伝えてくる。身近に感じていればいるほど言わずにいられないという人もいると思う。親子、夫婦、家族、恋人、親友……。
しかしそれさえも、その心の奥底を覗けば、そうしてくれないと「私が」不安だし心配だからそう言っている、というだけのことなのだ。
つまりは余計なお世話に過ぎないし、相手はそのことに対してうまく対処できるし、そのことから学びを得られるということを信頼してないのだ。

その昔、わたし自身親にいろいろと言われてきた。
きっと誰でもそうだと思う。言われた子どもは内心「うるさいなぁ」としか思っていない。言うことを聞いたとしてもストレスを感じながら嫌々聞いている(笑)。
親は子どもが心配だから、いろいろ言うのが仕事のひとつと考えている人もいると思うが、時代が違うし、個性も違うし、そもそも魂の質が全然違う。
今の子どもたちは親の世代とは比べ物にならないくらいにハイスペックな魂で生まれてきていて、親たちが子どもたちから学ぶほうが多いのではと感じる。
わたし自身のことで言えば、一時期髪をパーマにしたことがある(似合わなかった)が、この時に親はわたしが不良になったと思い、即座に床屋に連れて行かれて丸坊主にされた経験がある。
そんな髪型してたら不良になるとか、犯罪を犯してしまう元になるとか、まぁいろいろなことを言われたのだが、わたしとしては、違う自分を見てみたかっただけで、そんな悪いことをしたつもりもないしなぜこんなにも言うのかが理解できなかった(実際悪いことじゃないし)。
しかし親としては、自分が周りの目を気にして何か言われたり、どんな教育をしているんだと言われるのを怖れただけのことでしかない。
心配や不安があるのはわたしではなく、こうなったらどうしよう、という不安や心配を伝えたくなってしまう親の心の中に原因があることが多いし、コントロールしたいという意識が強いのではないかと思うのだ。

不安や心配とは信頼の欠如。
ちょっとスピリチュアルな表現をすれば「あなたは大いなるものにいつだって護られているのだから絶対に大丈夫!(^^♪」ということを信頼していないのだ。
わたしは絶対守られているから大丈夫。
あなたも絶対に護られているから大丈夫。
スピリチュアルな考え方を取り入れろと言っているわけじゃない。
心配するよりも信頼する心を育てたほうが人生は結果的に楽しいし、楽にスムーズに進むという体験から伝えている。
世の中は本当に自分の意識のホログラムみたいなもの。
本当に自分が意識していることしか現実にならないのだなぁ、と実感する。
自分自身の内側を見つめる。他者に感じることを通して自分の内側を見つめる。置かれている環境や世の中に対して感じることを通して自分自身の内側を見つめてみる。
すべては自分が発していることがあなたの世界のすべてなのだ。

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