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変わりながらも、残るもの。

上の画像はけん玉です。

名前は聞いたことあるだろうし、触ったことある人もいるでしょう。

昔のおもちゃじゃないか。

そう思ってませんか。

実は、海外では空前のけん玉ブームなんです。


本当に海外で人気なの?


実はストリートパフォーマンスとして人気なのです。

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か、カラフルで可愛い!!!

海外でも赤いけん玉がベーシックなのかと言われると、そうでもないようです。

それにしてもバリエーションが豊富。

今や、紐の色までカスタマイズできるようです。


昔遊びが?海外で?なんで?


今やけん玉はワールドワイド。

ダンスや、紐のないけん玉も存在し、形を変えて遊び続けられているようです。

”紐がない”けん玉?”、”ダンス”とけん玉?

こういったけん玉は、アクロバティックけん玉と呼ばれ、ストリートパフォーマンスに取り入れられています。

なんで体全身を使うんだ!小手先でできるじゃないか!いえいえ、手先だけで遊んでるように見えるけん玉は、実は全身を使う遊びなんです。

つまり、理由はこうです。(あくまでぼくの見解です)

日本では昔遊びとして定着してきたけん玉は、長い年月をかけて文化として成立し始めた。海外では全身をつかう一種のスポーツとして浸透していくようになった。

温故知新。古いからといって決して悪いものではないことが明らかですね。

ただ時間が過ぎて昔遊びとして廃れているように見えていますが、日本のみならず海外に進出していたけん玉くん、立派だ。


形が変わらないのはなんでだろう?


けん玉の良さは捉え方によって様々な遊び方があることはわかった。

なんでこんなにも形が変わらずに生きてこられたんだろうとふと思い、形が変わってもなお遊び続けられているおもちゃを書き出してみました。


ビーダマ→ビーダマン
ベーゴマ→ベーブレード
バトエン(バトルえんぴつ)→消しピン(消しゴムで飛ばす遊び)


懐かしいものばかりですが、リメイクすることで昔遊びの再来はしているようですね。


でもけん玉は形が変わらない。完成されているからなんでしょうか。


僕が思うに、文化として成り立ってしまっている部分があるからだと思います。

.....手から離れるようになった今も文化として残り続けています。
しかしその格式高さが若い人にとって歩みづらいイメージを持たせる原因になっています。(引用元 tedama - graduation PJT)


要約:形が変わらないのは介入できない美しさを伴うから


形が変わらないことで成り立つ、文化的な価値。
介入しづらくなってしまったアノニマスデザイン
結果的に触れられづらくなった形を、変わらずに保ってきたのはダンスや紐をなくすなどの物理的な要因。

もしかしてけん玉の魅力は身体との関わりなのでは?

上級者の動きを見てみると


けん玉にはもしかめという技があります。


小手先じゃなくリズミカルに全身を使っている!子供ながらに手だけで動かさずに、膝や腰を使うことをわかっていること衝撃ですね。1番上手だった子は重心がしっかりしているのが見て取れます。

昔遊びという枠にとらわれていたけん玉ですが、蓋を開けてみれば遊びだけじゃない身体との関わりをよく考えて使うものだということがわかります。

知育玩具そのものなのかもしれませんね。


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