怒る・叱る・褒める(部下指導の注意点)
仕事などで部下がミスや指示したことと違うことをした場合、
上司は同じことを繰り返さないように指導しなければなりません。
その時に、叱る人と怒る人がいますが
部下指導の時に必要なのは「叱る」ことです。
「怒る」だけでは相手に不快な思いを与えるだけで意味がありません。
部下指導する際には、部下のことを考えて「叱る」ようにしましょう。
怒る・叱る・褒めるの違い
まずは、怒る・叱る・褒めるの意味を見ていきましょう。
・怒る とは
→自分の気持ち(ストレス)を発散
怒りの気持ちを相手にぶつける
・叱る とは
→相手の間違ったところや悪いところを
修正する
→より良い方向に導く
・褒める とは
→相手の正しい行動や良いところを
増進させる
→より良い方向に導く
意味を考えたら、一目瞭然で「怒る」のはただの自己満足であり、自分のことしか考えていません。
逆に「叱る」は相手のことを考えて、相手のことを思ってする行動です。
また、「叱る」の反対の意味に思われる「褒める」も叱ると同じく「相手のことをより良い方向に導く」意味があります。
相手のことを思って行う「叱る」により、間違った方向からより良い方向に、方向転換でき、相手も成長することができます。
自分のことしか考えていない「怒る」だけでは、自分はスッキリするかもしれませんが
相手にとっては何も響かず、言われた側のストレスが溜まるだけです…
なので部下指導の際には「怒る」のではなく「叱る」を意識して行うことが大切です。
「怒る人」「叱る人」とはどんな人
部下指導の際に、怒る人は
①大声をあげる、怒声をあげる
②上司だけが一方通行で話す
③ミスしたことを必要以上に責める
④ネチネチと長時間繰り返す etc…
部下指導の際に、叱る人は
①冷静に話をする
②対話形式で話す(部下にも発言させる)
③ミスした内容より、同じミスを繰り返さないためにどうすれば良いかを話す
④解決できれば、ミスしたことを繰り返し持ち出さない etc…
怒る人と叱る人の違いは一目瞭然で
怒る人は → 自分のことしか考えていない
叱る人は → 相手のことを考えている
まとめ
部下と共に成長し、共に気持ちよく仕事をしていくためには
部下指導の際は、「怒る」より「叱る」ことが大切です。
それでも人間なので、部下がミスしたときに怒りが込み上げてきて、怒ってしまいそうになることもあると思います。
しかし、怒ることはただの自己満足であるということを忘れず
今後のことを見越して、部下の成長に繋げる「叱る」を実践していきましょう!
別記事で、「怒る」ことはコスパが悪いことについて書いたnoteもありますので
よく怒ってしまう人にオススメです。
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