中国近現代詩

今回も勉強のつもりで胡适(胡適)の詩を翻訳します。

老鸦


我大清早起,
站在人家屋角上哑哑的啼
人家讨嫌我,说我不吉利;—
我不能呢呢喃喃讨人家的欢喜!


天寒风紧,无枝可栖。
我整日飞去飞回,整日里又寒又饥。—
我不能带着鞘儿,翁翁央央的替人家飞;
不能叫人家系在竹竿头,贱一把小米!
三溪路上大雪里一个红叶
雪色满空山,抬头忽见你!
我不知何做,心里很欢喜;
踏雪摘下来,夹在小书里;
还想做首诗,写我喜欢的道理。
不料此理狠难写,抽出笔来还搁起。
1917

(私なりの訳)

爺さんカラス

一、
わたしは朝っぱらから起きている
家の屋根の上でかあかあと鳴いてみる
人はわたしを嫌がり、不吉だという
わたしは人の楽しみをひそひそ悪く言えないのに

二、
冷たい風は厳しくて、鳥一羽止まっていない
わたしは丸一日飛び回り、丸一日寒くてお腹が空いていた
わたしは、鞘を持ちながらフォーフォー鳴いては飛べないし
竹竿の先にに縛られて、米を稼ぐこともできないし
大雪の中、小川に紅い葉が一枚
雪の色で山は満たされ、君を見上げる
わたしは何だかわからないけれど、心が楽しさで満ち溢れている
雪を摘み、小さな本に挟む
一首詩を読みたい、わたしの大好きな理を書くのだ
意外にもこの理は難しくて書きにくい、ペンを取り出しても置いてしまったよ
1917

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