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もしたむっ!

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『もしたむっ! ~もしも田村修が大量発生して「おさむ族」を作り上げたら』と、それに関する記事をまとめました。
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《もしたむっ! ~もしも田村修が大量発生して「おさむ族」を作り上げたら》まえがき

 こんにちは。やしゅです☆  『もしたむっ! ~もしも田村修が大量発生して「おさむ族」を作…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.0:おさむと仲間たち ~発生編

「う……」  誕生日の朝。ムシッとした空気を感じて目が覚める。なんだこの異様な暑苦しさは…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.1:こさむとコーヒー

 この日出勤したのは「こさむ」だった。 「あっ、修さん!」  会社の前まで来たところで、ひ…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.2:そさむとスケート場

 休日。同僚の葵と有希からスケートに誘われたのは「そさむ」。そんなそさむに、修は『あるも…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.3:とさむとデジカメ

 その日、始業1時間前に会社に出勤したのは「とさむ」。自分のデスクに座り、鞄から『あるも…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.4:のさむと緑の野菜

 この日、「のさむ」はジーパンと緑一色のカットソーを着て出勤した。のさむは1番乗りで、職…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.5:ほさむと後輩の秘め事

 この日、「ほさむ」は修に「デスクの下に置いておいてくれ」と『あるもの』を持たされ会社へ。  まだ誰も来ていない職場。自分のデスクに着き、『あるもの』を足元にボンっと放り投げたのと同時に、「はよざいあーす!」と元気な男の声が職場に響いた。 「おはよう」  ほさむはその声の主・同僚の裕司にあいさつする。裕司は、サッカーボールの入ったネットをブラブラ振り回しながら職場に入ってくる。 「修さん、早いっすねー!」 「まあな」 「てか、さっき机の下に投げたのって何すか?」 「なんだ、お

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.6:もさむとテレビゲーム

 この日出社した「もさむ」は、職場の一角にあるテレビに目がいった。 「あっ修さんだ! お…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.7:よさむと雪景色

 この日出社することになった「よさむ」は、玄関のドアを開けて愕然とした。 「おいおい………

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.8:ろさむと弾き語り

 この日出社する「ろさむ」は、修から今日の諸注意を聞かされていた。 「今日は仕事終わりに…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.9:をさむとダンス

 大量発生している26人のおさむ族たちは、普段はリビングに雑魚寝している。この日の真夜中…

ショートストーリー《もしたむっ!》 Osamu.10:きょさむとクッキー

 休日の早朝4時。修は赤いエプロンをして台所に立ち、『何か』を作っていた。  その『何か…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.11:しょさむとストレッチ

 ある日の休日。黒のTシャツと紺のジャージに着替えた修は、部屋でなにやら準備運動を行って…

ショートストーリー《もしたむっ!》Osamu.12:ちょさむと散髪

「うーん……」  休日の朝。洗面所で鏡を見ながら、修は悩んでいた。自分の髪の毛をいじり、首を傾げている。いつもの刈り上げはなくなり、いつもジェルを使えばほどよく立ち上がるトップ部分も、伸びすぎた髪でへたっている。これではジェルを使ってもかっこよく決まらないだろう。 「そろそろ散髪に行くべきか否か……むむむ……」  鏡に頭を近づけて修がひとりごとをつぶやいていると、背後から誰かやってきた。 「あー、おさむ……おはよう」  やってきたのは、顔を洗いに来た「ちょさむ」だ。起きたてな