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「ES全文公開!全就活生必読!」大手外資メーカー21卒内定者によるESのススメ

この記事は最後の1章以外は無料で読めます。無料部分だけでESの書き方は全て網羅していますのでぜひ読んでください。有益だったと思った方は有料部分も読んでいただけると嬉しいです。より理解が深まると思います。

 初めまして!私は都内の大学4年生で21卒の元就活生です。ありがたいことに、第一志望の外資メーカーに内定をいただき来春から無事新社会人になることができそうです。Twitterも最近ちゃんと動かし始めたので是非フォローしてください!有益な情報を提供したいと思います!

 さて、21卒まで売り手市場だった就活市場がコロナで一変し、再び冬が訪れようとしています。そこで皆さんの就活の助けになるような情報を提供できたらと考え、このnoteを書きました。ESのテクニックを書いた記事は世の中に溢れています。しかし、どれだけ小手先のテクニックを駆使してESを書いても根本的に書くべき中身がズレていたら当然落とされます。このnoteでは私が実際に書いたESを例にして私が実践してきた根本的な考え方を理解してもらった上で、具体的な書き方とテクニックを説明しようと思います。正直ESを書くならこのnoteを読めば十分だと思います。勘のいい人はこのnoteから面接で話すべきことや会社の選び方まで学べるかもしれません。それくらいの自信作なのでぜひ読んでいってください。

それでは本題に入りましょう。

自己分析なんて長所を5個あげれば十分!!自己分析を難しく考えすぎてませんか?

 ESを書く際にまずやることは自己分析です。ただ自己分析といってもよくあるエゴグラムやら性格診断やらは必要ありません。あなたが普段友達や周りの大人から褒められる良いところ、あるいはあなた自身の思う自分の良いところを5個以上挙げてみてください。そして、アピールしたい順で順位をつけてください。あなたがどれだけ謙虚な人間でも、ここではとことんナルシスト(正しくはナルシシストらしいですが笑)になってください!!例えば私の場合はこうなります。

1位 難題にチャレンジすることを楽しむ力!!!
2位 土壇場で力を発揮する勝負強さ!!!
3位 人の気づかない観点に気づく洞察力!!!
4位 人を巻き込んでチームで目標を実現できるリーダーシップ!!!
5位 感情的にならず理詰めで正解を導く論理力!!!
6位 違和感をほっとかないで突き詰めて考える力!!!

と、こんな感じでテンション上げめでやると楽しいと思います笑。6個あげてますが5個あれば良いです。どうですか?この長所だけ見るとすごい有能な人間に見えるかと思います。自己分析はこれで十分です。不安になるくらい簡単でしょう? もしこれで不安だと思う人は自分の短所5個も出してみると安心しますよ笑笑 私の場合は

1位 遅刻する
2位 わがまま
3位 忘れ物が激しい
4位 タスクを先延ばしにする
5位 細かいことに目がいかず詰めが甘い(このnoteも誤字だらけかも)

どうです?短所だけ挙げるとダメ人間に見えますよね笑 人の見え方なんてそんなもので長所だけ見ればスーパーマン、短所だけ見ればダメ人間なんです。もしあなたが今自分に自信が持てないのであれば、自分のいいところだけに目を向けてあげてください。私もそうしています。就活とは営業マンとして、あなたという商品を企業に売りつけることです。自社の商品の長所に目を向けず短所ばかりに目を向けている営業マンはいませんよね?
まずは自分の長所をよく理解してあげることが重要です。

自分の長所ランキングを5位まで書けば自己分析終了です。次に進みましょう。

ESは長所を書く場ではない!!企業のニーズをちゃんと考えてますか?

 さて、前章で長所を書き並べてもらったところ悪いのですが、ESはあなたの長所をアピールする場ではありません。くどいようですが就活とは営業でありマーケティングです。売り手があなたで買い手が企業です。マーケティングにはWHO-WHAT-HOWフレームワークというものがあります。

WHO-買い手のインサイト(ニーズ)
WHAT-インサイトにあった商品・メッセージ
HOW-特定のインサイトを持つ買い手へのアプローチ

ざっくりこんな感じですね(適当すぎてプロのマーケターの皆さんに怒られそうですが笑笑)。この中で一番大事なのは何だと思いますか?答えはWHOです。買い手のインサイトを深く、深く、深く洞察し特定することが大切で、どれだけ商品のスペックが優れていても、あるいはどんなにかっこいいCMを流しても買い手のインサイトに沿わない商品は売れません。

ここで、鋭い人は気づいたかもしれませんが、就活にもWHO-WHAT-HOWを当てはめることができます。どうなるでしょうか?

WHO-企業がどんな人材が欲しいかのニーズ
WHAT-あなたの長所のうち、企業のニーズに合うもの
HOW-面接・ES・Webテ

先ほども言ったように企業がどんな人材が欲しいか理解してそこにマッチする商品でないと買われません。しかし商品であるあなた自身のスペックは今更変えることはできません。変えるべきは訴求するメッセージです。では企業が欲しい人材とはどんな人材でしょう?企業はあなたという商品を買うことに何を期待しているのでしょう?

一言で言えば、「利益に貢献する人間」ですね。しかしこれではあなたが言えることは「私は御社の利益に貢献できます!!」のみになってしまいますね。これではあまりに解像度が低すぎるので、もっと詳しく企業が欲しい人材を深ぼっていく必要があります。

ホームページを見れば、
「マッキンゼーでは、顧客企業や地域社会に対して価値ある変化をもたらすことのできる優秀な人材を求めています。」

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「自ら主体的に行動することで、「JTB“ならではの価値”」を生み出し、JTグループを輝かせていく人財」

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など、求める人材を書いてくれています。ただ、これも抽象的でよくわかりません。こういったことから、きちんとニーズを深掘るために説明会やインターンに行くことが大切なのです。企業が真にどんな人材を求めているかは、実際に社員と話してみてわかる部分が多いです。ただ、これでは読者の皆さんの努力に丸投げする形になってしまい申し訳ないので、私が就活の中で感じた多くの企業のニーズを書き下していくと、

・リーダーシップのある人材
・協調性の高い人材
・コミュニケーション能力の高い人材
・問題解決能力の高い人材
・問題発見能力の高い人材
・好奇心旺盛な人材
・論理性の高い人材
・戦略的思考ができる人材
・ポジティブ思考ができる人材
・情熱がある人材
・行動力がある人材

と、こんな感じですね。多いですね。多すぎて困りましたね。やはり、説明会に参加してどれが大事なのかを感じ取りましょう。説明会でずっと求める人材について考え続ける必要はなく、普通に説明会に参加して、「あーこれ大事そうだったなぁ」と思ったことが企業のニーズだと思ってもらって大丈夫です。業種・業界・企業によってこの中のどれにウエイトを置くかは様々です。例えば戦略コンサルは戦略的思考、論理的思考にウエイトがあったり、営業職ならば協調性、コミュニケーション能力はマストですかね。
私の内定先は感じた限りでは

①リーダーシップ
②問題解決力
③情熱

の順に求められていました。このように企業のニーズを見極めたあなたは、ESに書くべき内容はもうわかっていると思います。そうです、あなたが前章で挙げた長所の中から企業のニーズに合うものをメッセージとして書けばいいのです。簡単ですね!!

イメージとしては下図の共通部分がアピールポイントですね。

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もしあなたの長所と会社のニーズが一つも合わないようなら長所を10個出してみてください。それでも合わないなら、残念ですがその会社に入ってもあなたが幸せになることはないでしょう。

全てを伝えようとすると何も伝わらない!!ESの内容を一言で説明できますか?


さて、ESに書くべき内容はあなたの長所×企業のニーズであることがわかりました。私の例で言うと、

1位 難題にチャレンジすることを楽しむ力!!!
2位 土壇場で力を発揮する勝負強さ!!!
3位 人の気づかない観点に気づく洞察力!!!
4位 人を巻き込んでチームで目標を実現できるリーダーシップ!!!
5位 感情的にならず理詰めで正解を導く論理力!!!
6位 違和感をほっとかないで突き詰めて考える力!!!

①リーダーシップ
②問題解決力
③情熱

の共通項であるリーダーシップと問題解決力(≒洞察力&論理力)になります。ここで気づいて欲しいのは、私は長所の1位2位であるチャレンジを楽しむ力と勝負強さについては書けないのです!!!!
あなたにとって1番書きたい内容であっても企業のニーズとマッチしていなければ書いてはいけないのです!!わかりましたか?

さて、いよいよESを書き始めます。ここまで書くことが絞られていたらESの内容を一言で表すと?と聞かれても答えられそうですね!
楽勝ですね!!

強烈なエピソードは必要ない!!伝えたいこととエピソードはマッチしてますか?

 いよいよESを書き始めるというときに多くの人がつまづくポイントがあります。それはエピソードが弱いことに対する不安です。「ESを書こうとしてみたけど、これは弱いから別のエピソード、これも違う、これも違う、、、」と頭を悩ませるのです。内容を盛ってしまう人もいることでしょう。面接ではESのエピソードについて詳しく聞かれることもあるので盛ったりしたら普通にバレます。やめましょう。強烈なエピソードは必要ないです。私のESの3つ目のコスト削減の話を見て貰えばわかりますが4000円のコストを2000円にした話です笑笑 ESに書くにはあまりにケチくさすぎます笑。これでも内定が出るので心配いらないです。書くべきときに気をつけるのはエピソードの強さではなく、前章で決めたあなたが企業にアピールする内容(長所×企業のニーズ)を証明する内容になっているかです。

ESは「あなたのアピールポイントを読み手に納得してもらう」というものです。もしあなたがリーダーシップのある人間だったとして、読み手に「私はリーダーシップがあります!!」といっても信用しないでしょう。だからあなたはリーダーシップを発揮したエピソードを読み手に「追体験」してもらう必要があるのです。追体験してもらうのですから、そのときにあなたが考えていたこと、感じていたこと、悩んでいたこと、嬉しかったこと、工夫したこと、などの心情やアイディアをこと細かに説明しなければならないのです。ESは事実をわかりやすくと言われますが、これは半分本当で半分嘘です。伝えたいのはあなたがその時考えていたこと、工夫したことであり、それを追体験してもらうために「事実及び心情をわかりやすく説明する」のです。

ここまででかなり抽象的な内容になってしまい、結局どう書けばいいの?と困ってしまった方もいるかもしれません。そんな方は上の内容をもう一度振り返りつつ私のESを分析してみてください。きっと企業のニーズである

①リーダーシップ
②問題解決力
③情熱 

を発揮したエピソードを追体験できることと思います。さて、ESの根幹をなす話はここまでです。ここまで読んで企業のニーズに沿ったESの書き方をなんとなくわかってくだされば幸いです。しかし、私のいう通りESを書いたのになんかつまらないESになってるなぁと感じるかもしれません。そんな方は次の章を読んでみてください。

読み手の心に突き刺すテクニック!!内容はいいのにつまらないESになってませんか?

これは私がTwitterに投稿したガクチカの書き方です。140文字で書くため企業のニーズなどの難しい部分には触れていませんが、どの企業に出すESでも通用する内容だと思います。

前章でアピールポイントを決めたと思いますが、このツイートの内容のような構成にすることでアピールポイントが際立ちます。
先ほども言ったように、あなたの思考、感情、工夫を読み手に追体験してもらわなければいけないので、
・それがいかにあなたにとって大きく難しい課題であったか
・その難題を解決するためにどんな知恵・工夫・努力をしたのか
・その結果客観的にどんな成果が得られたのか
を書くようにしましょう。あなたの知恵・工夫・努力をきちんと伝えることで、4000円のコストを2000円にしただけの小さな話でも、あなたらしさが伝わり、会社で日々生まれる課題も「あなたなら」どうにか工夫して解決してくれるのではないかと読み手は思うわけです。

また、世間で言われてるような、「です・ますはやめて〜」とか、「結論を最初に〜」とかは内容が良ければ些末な問題だと思います。もっというと、私がこの章で書いたテクニックでさえ内容の重要さに比べれば些細なものです。大事なのはあなたがこれまでの人生で、どんなに小さなことでもいいので知恵・工夫・努力を振り絞って物事を前に進めたということを読み手に追体験させることです。

さて、以上のことを踏まえて実際のESをご覧ください。真似できるテクニックはジャンジャン盗んでってください!!!

ES大公開!!!よく観察しよく盗め!(剽窃はいけません)

ガクチカ①

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