#049 本を読めば読むほど年収が上がるは本当か
やさかも@成田空港です。2020年の初投稿をします。みなさま、恭賀新年。
今年からは冒頭でトップ画像の説明をすることにしよう。これまで書いてきたnoteのトップ画像はすべて僕自身が撮影したものである(←ここは何気にこだわっている)。
本日の写真は、先月訪れたアメリカ・ミシガン州にあるミシガン大学の法学部図書館である。これすごくない!?天井が異常に高くて、図書館というより教会や博物館のような作りだ。もうぶったまげたわ。やはりアメリカはスケールが違うねぇ。。。
さて、本題。20代の頃、僕の人生に多大な影響を与えてくれた読書本がある。下の2冊だ。
そして、おなじみ、元日本マイクロソフト社長の成毛眞さん、
なぜこの2冊から大きな影響を受けたのか。それは至極単純で、こんなメッセージを受け取ったからである。
そして2人の著者に共通する主張がある。それが、これ↓
単純な僕は、これ以降、書籍を買うことへのリミッターが見事に外れ、年間20万円ほどを書籍に使い込む人間になってしまった(汗)。
千田さんの本は2011年7月に出版されたので、今年で丸9年である。厳密に言うと、いわゆる「読書法」的な本はそれ以前からも読んでいたのだが、最もインパクトがあったのがこの2冊だった。そして、この本を読んだちょうど1年後の2012年7月、僕は海外ボランティアとして世界に飛び出した。
それから月日は流れ、ムラはあるものの、毎年100~200冊の読書を続けてきた。そこで気になるのが、
果たして、本当に年収は上がったのだろうか?
読めば読むほど年収上がるなんて、そんなうまい話があるんだろうか。
結論から言おう。答えはズバリ、YESである。額面上の年収もそうだが、それよりももっと大きなベネフィットが得られた。以下のキーワードがポイントだ。
1.高年収・エグゼクティブのコミュニティーに入れる
読書を始めて感じたこと、それは大きな名声を得ている人、多くの年収を得ている人、人格の素晴らしい人はほぼ間違いなく読書家だということだ。初めて知り合った人と、最近読んだ本の話から人生論・哲学に話が及ぶことも稀ではなくなった。身の回りの日常・人生観を、世界・宇宙、あるいは歴史と照らして語る人が増えた。読書家は会うたびに新しい本に出合っているので、僕にも面白い本を勧めてくれる。
ベテラン読書家:「やさかも君、そう言えばあれ読んだ?嫌われる勇気。」
やさかも:「あー、買ったけどまだ途中なんですよ。。。」
べ:「あれはさあ、要はこういう話だよね。かくかくしかじか…」
や:「あ、そういう本なんですか、あれは(汗)。」(←読解力のなさを露呈)
↑の会話で、何が言いたいかというと、読書家たちはベストセラーをしっかり押さえている。しかも発売から読むまでが早い。おそらく書店に通っているのだろう(会社で買ってくれる場合も)。そして、彼らは要約がめちゃくちゃうまい。さらには自身の生活やビジネスと関連付けて、解釈を例示してくれる。これに毎回僕は打ちのめされ、残念な自分を省みるのだ。
僕は誰かに良い書籍を勧められたら、だいたいその場でiPadを取り出してkindleでポチる。飲んでいる途中であっても、相手の目の前ですぐ目次を開いて見せるのだ。これをやって喜ばない相手はいない。図書推薦をしていただいた事への、僕なりの誠意である。結果、けっこうスゴい人たちのお仲間に入れてもらえる。
2.自分に自信が持てる
小さい頃から、新聞を毎日読むという習慣をつけようとして何度も挫折してきた。だが、成毛さんの言葉に救われた。新聞なんか読まなくていい、と彼は言う。マイクロソフト社長時代には日経新聞を熟読していた方なので、話半分に受け取ってはいるが、僕にとっては斬新な主張であった。記事スクラップが趣味の池上彰さんとは真逆である。
つまるところ、日々の時事問題を追いかけているつもりでも、受動的情報収集に終始しているのであれば、現代においてはあまり意味がないということである。
料理には材料が必要である。材料はスーパーで買わなければならない。同様に思考にも材料が必要で、材料はAmazonやリアル本屋さん、ネット上のコンテンツで入手しなければならない。ボーっと生きていても、チコちゃんは叱ってくれないのだ。
あらゆる情報がタダになってしまった昨今だからこそ、良質なコンテンツはお金を出さないと手に入らないようになっている。これからの時代、お金よりも情報と信頼こそが価値を持つようになると僕は考えている。このあたりはキングコングの西野さんやホリエモンらの書籍に詳しい。
僕は医業コンサルの仕事をしているので、様々なバックグラウンドをもつ人々と話す場面が多々ある。彼らと対等に話をするには、常に読み続けることが欠かせない。膨大な知識を求められるだけでなく、極めて高いコミュニケーション能力も要求される。
→僕はまだまだ自信が持てない。圧倒的に読書量が足りない上、アウトプットが足りないと自覚している。これを今年は劇的に改善するつもりだ。
3.年収が上がる
あえてこう書く。わかりやすく表現すると、やっぱりこうなる。僕の意味するところは単に額面上の話だけではない。潜在的な報酬(価値)を含めてこのように表現している。これを単純に解釈してしまうと危険だ。同じ会社に居続けても読書さえしていればお給料は上がっていく、と勘違いして仕事もせずに本をむさぼるダメ社員になって終わりである。20代の頃の単細胞な僕も、さすがに同じ職場に居続けていては、お給料が上がらないことは察知していた。
年収が上がる、の僕の解釈はこうだ。
読書によって思考が変わり、行動が変わる。行動すると付き合う人が変わり→人間関係が変わって→思わぬチャンスが降ってくる。これに加えて、僕は住む場所も変えてきた。人生が変わってしまった。まさに大前研一さんの金言、「人生を変えたかったら、住む場所を変えるか、付き合う人を変えるか、時間の使い方を変えるしかない」を実践してしまった。
実際、僕は本格的に読書を始めた2007年あたりから、周囲の人とは違う行動をとるようになった(元来、人と同じことをするのが死ぬほど嫌という性格のせいでもあるが)。その結果、20代後半で海外に飛び出し、まったく異世界の人々と交流が増えた。勢い余って、そこから1,000万円の借金をして大学院に行ってしまったというオチもついている。※ご興味のある方は下の記事を読んでいただければ幸いである。
結局、僕はいまだお金持ちにはなれていないのだが、33歳を過ぎてから明らかな変化が現れた。
いろんな方々に仕事を紹介してもらえるようになったのだ。おかげ様で、ここ数年は自力で職探し(転職)したことがない。仕事がなくなって困ったときには、気づけば誰かが僕の周りにふと現れて、「こんな仕事あるけどやってみない?」と声をかけてくれるし、最近では「一緒になんか楽しいことやりましょうよ」とお声をかけていただくことも多くなった。これを幸せと呼ばずしてなんと言おうか。
過去を振り返ると、僕は何一つ特別な努力はしていない。その代わり、チャンスが来たら即飛びついて、全力を出して来た。そこで出会った、気の合う人を大事にしてきた。気の合う人は例外なく読書をする人種だった。性格的に合う合わないよりも「思想」とか「ビジョン」が面白い人たちを大事にしてきた(つもり)。
まとめると、読書において本当に大事なことは、
本を読んだらそのうちの数パーセントでも実行すること。
なんじゃないかと思っている。断っておくが、僕は趣味の読書を否定していない。むしろ大好きだ。要は何を読んでも無駄にはならないのだ。絵本だって、写真集だって、占い本だっていい。楽しめばいいのである。スマホの画面を眺めているよりはよっぽどいい。歴史本やフィクションにおいても、何かしら明日から自分の行動が変わる要素があるはずなのだ。心にしみ込んでるはずなのだ。できれば読んだ後、自分のことばで言語化(要約)しておくと効果が数倍になることも昨年わかった。
こんな話を聞いたことがある。
という比率なのだという。
と、ここまでさんざん僕がうまくいっているように書いてしまったが、実は昨年2019年に関しては読書量が過去7年間でワースト1だった。猛烈に反省している。noteを始めてアウトプットを増やしたたため、時間のバランスがとれなかったという言い訳もあるが、まあ単純にサボったのだ。やはり、やさかもという男は気づけば怠けてしまうのである。怠けるくせに顔はゴリラである。どうしようもない。読書は楽しいけれど、マラソンと一緒で一度やめてしまうと、再開するのに余計なエネルギーを要するものなのだ。
ということで、今年は年間300冊を目指して読書を再開しようと意気込んでこの記事を書いてみた。キーワードを考えてみた。ランナーズハイ、ならぬ、
リーダーズハイ(Reader's high)
2020年はこれを基本方針とする。まあ、冊数が多けりゃいいってもんでもないので、数値目標は参考程度に。今年は良質なインプット・アウトプットを訓練する年にしたいと思う。
年収上げるどーーー!(←まだ信じている)
地球のみんなぁぁっ、オラにAmazonポイントを少しずつ分けてくれ!
Photo taken by 田中達也さん 引用元:https://instagrammernews.com/detail/1775019016021498723
お後がよろしいようで。
皆様が2020年も健康でありますよう。
49日目 おわり。