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アイドル×芸人の成功パターン

こんにちは。野菜食べなきゃです。

前回の記事は何の知識もなく思いのままを綴ったのですが、反応をいただけてびっくり!嬉しいです。

▼前回の記事はこちら▼

前回にも書いたようにそもそも温めている記事が6本あり、それを発信したくてこのnoteを開設したのですが、ちょっとまだ時期ではないので…
全く違うテーマで記事を書いてみました。(笑)

ずばり「アイドル×芸人の成功パターン」です。
まあたぶん既出かなとは思うのですが…最後までお付き合いください!
筆者はアイドルも芸人さんも好きですが、めちゃくちゃ深くは決してありません。致命的なものを除き指摘はご容赦ください。というか、譲れないものがある方にこの記事はおすすめしません。あくまでにわかの一意見ですので。


この記事のきっかけ

乃木坂公式ライバルグループ×チョコプラ

そもそもこの記事を書こうと思ったきっかけ、TikTokに僕が見たかった青空の冠番組「坂道の向こうには青空が広がっていた。」の切り抜きが回ってきたことです。

そこではチョコプラのおふたりが「バナナマンやオードリーのようなアイドルと組んだことで出世したMC芸人に早く近づきたい!!(ニュアンス)」みたいなことを仰っていたのですが、ここに私の持論をぶつけたくなってしまって…(笑)

バナナマンやオードリーはアイドルの冠番組のMCを請け負い始めた時期が出世過程にある代表的な芸人ですが、この成功はシンプルに「アイドル×芸人」という構図で成し遂げられたものではないと思うのです。

ずばり「アイドル×深夜ラジオ×芸人」こそが成功パターンの1つであり、この2組はその典型例だと思います。

アイドルと芸人、そして深夜ラジオ

昔からアイドルの冠番組は深夜枠を中心に、グループは変わっても途切れることなく続いています。

あまり昔に遡るつもりはないので端折りますが、例えば秋元系アイドルだと「AKBINGO!」、系列番組の「NOGIBINGO!」(共に日テレ系)。指原系だと「キミは=LOVEを愛せるか!」(フジ系CS)など。そしてバナナマンやオードリーがMCを務めるのが「乃木坂工事中」、「日向坂で会いましょう」(共にテレ東系)です。(「そこ曲がったら櫻坂」については後述)

これらの番組のMCは必ず芸人が務めています。大抵の場合が中堅芸人といったところ。乃木中も番組開始は10年以上前で、バナナマンも当時はハイランク中堅芸人といった感じでした。

試しに書き出してみます。(複数の場合、最長期務めた芸人)

  • 「AKBINGO!」:ウーマンラッシュアワー

  • 「NOGIBINGO!」:イジリー岡田

  • 「キミは=LOVEを愛せるか!」:シソンヌ

(まだまだアイドル番組はありますが、そこまで深く論じたい訳ではないのでここでは省略)

そして最近の「アイドルの冠番組を持つステータス」的なものを芸人が公言するようになったのは(私の考えだと)間違いなく、バナナマン及びファンが生み出した「公式お兄ちゃん」ムーブだと思います。

バナナマンが生み出した「公式お兄ちゃん」というキャッチーな立場

以前テレ東系の番組「ゴットタン」で、「鬼越vs.なすなか アイドルの公式お兄ちゃんは俺だ選手権」という企画をやっていました。記憶が正しければその後にも「公式お兄ちゃんは俺だ」的な企画をやっていたと思います。

そもそもはバナナマンが自身の深夜ラジオである「バナナマンのバナナムーンGOLD」にて、AKBの公式ライバルである乃木坂の冠番組MCを務める自分たちのことを「公式お兄ちゃん」として自称していたのがきっかけですが(記憶があやふやだったので知恵袋を参照しました)、非常にキャッチーな名称ですよね。さすがバナナマンといった感じです。

その後乃木坂が公式に認めたことや、バナナマンと乃木坂双方のファンにこれが広まったことにより「公式お兄ちゃん」は唯一無二になりました。
※ちなみに星野源はバナナムーン出演時にバナナマンの公式弟であることが認められ、それに伴い乃木坂と公式兄妹だね、なんていうひと下りもありました。

まあこの時点で、深夜ラジオが重要なキーを担っていることがわかります。

そもそもアイドルだけではなく、芸人にもファンが一定数います。いわゆる若手芸人で、劇場なんかに足を運ぶファンは女性も多いイメージ(違ったらすみません)ですが、深夜ラジオを持つような芸人は必ず男性にも受ける芸人です。というか、男性の方が多いくらいだと思います。これは昼や夕方くらいのラジオではなく、深夜ラジオであるというのがミソです。

その該当芸人ファンはもちろん、ラジオリスナーをも内包する深夜ラジオリスナーというのは、侮ることの出来ない団結力を持つ、超巨大組織です。

深夜ラジオはやはりラジオ番組としては花形の1つです。超花形はオールナイトニッポンやJUNK。芸人の中の芸人が番組を持っているイメージ。

こういった場での発言というのは、その巨大組織にダイレクトに届くため非常に影響力があります。

深夜ラジオリスナーとアイドルファンの親和性

深夜ラジオリスナーとアイドルファン。
近いようでやはり近い流派だと思いませんか?

内輪ノリが楽しめ、メールを通して芸人と番組を共に作ることができる深夜ラジオリスナー。

特有のノリがあり、握手会やファンサを通してアイドルの成長過程にとっての登場人物となれるアイドルファン。

似ているようで似ているなあと考えます。ちなみに似ているようで〜というのはパブリックイメージとしてそういう空気があるかな、という予想です。

芸人がエピソードトークとして、高頻度であるアイドルの話をするようになる。ゲストで出演するようになる。芸人がアイドルとの仕事の中で感じたことを話すようになる。

必然的にリスナーはそのアイドルに詳しくなりますし、好きにはならなくても嫌いにはならないでしょう。

ただアイドル側のファンが芸人に注目するようになるには、必ずMCがいい塩梅でアイドルを成長させつつ、おいしくできることが条件です。
ここらへんはバナナマンは先駆者として非常に立ち回りが秀逸だと思います。

話せない子にはいい塩梅でフォローしてくれるし、コンサートの裏側潜入企画では必ず日村さんが客席で爆踊りしていたり、ファンサに喜んでいたり。番組内でも下品にならない程度に下ネタを入れたりして、ファンの心理もおさえています。

こういったアイドルとMC芸人との交流の過程で双方の間に絆が生まれるように、アイドルファンとMC芸人との間にも絆が生まれ始めます。自分の好きなものに良い影響を与えるものであったり、その周辺のものに興味が湧くのは自然な流れですよね。

つまり、芸人が担当する深夜ラジオリスナーとその芸人が気にかけるアイドルのファンとがだんだんと混ざりあい始め、その境目が限りなく薄くなり始めます。

そしてそもそも母数の多い双方のファン組織は1つとなり、超絶巨大組織になるのです。

そもそも芸人×アイドルのメリット

ファンが増えるというのは嬉しいことでしょうが、そもそも芸人×アイドルという構図だけでもだいぶウィンウィンで素晴らしいですよね。

まあ説明するまでもないかと思いますが。

アイドルの多くは、最初は上手く話せません。特に日本の大人数のグループだと、どうしてもスポットの当たる子と上手く目立てない子が出てきます。やる気のあるあまりから回ってしまったり、オードリーもよく話していますが上手く話せないやるせなさから泣いてしまう子も多いです。

先述したようにそういう子達をうまくアシストしたり、時にはこうした方がいいとアドバイスしつつ回すというのはきっと手腕のいるものだと思います。

そういった意味では、芸人側としてもスキルアップに役立つ仕事でしょう。

もちろんアイドルは芸人との掛け合いのなかで話す力が育ったり、自分のキャラを見つけることで徐々に自信をつけ番組に参加するようになります。

そして特に力をつけた子が外番組に進出するようになるのです。

MC芸人の深夜ラジオにゲスト出演し、特に反響の良かったラジオのひとコーナーがアイドルの冠番組に進出したり。


「芸人×アイドル」は、芸人とアイドル本人たちのスキルアップ。
そこに深夜ラジオが加わることによって、人気確立がぐっと近くなります。


これこそがファンをも巻き込んだ、「アイドル×深夜ラジオ×芸人」の成功パターンであるといえます。

例外

「欅って書けない?」及び「そこ曲がったら櫻坂?」はこのケースには漏れてしまった例かと思います。

もちろん最近はそこさくが面白くなってきたというのは私も感じていますし、評判もうなぎ登りであることは大前提ですが、
けやかけが上手くいかなかったことのひとつの要因にはこれもあるのかなと思っています。

そもそもけやかけのMCは土田晃之さんとハライチ澤部さんで、コンビではないおふたりです。

ハライチはJUNKではないにしろほぼ深夜ラジオ位の盛り上がりのある「ハライチのターン」を担当していますし、土田さんも「日曜のへそ」というラジオ番組を持っていますが、イマイチラジオ発信の欅坂の話題の盛り上がりにかけた印象です。そのためかあまりラジオリスナーとファンの融合という現象は起きなかったかと思います。

もちろん欅の子がゲスト出演したり欅愛を語っていた回もたくさんありましたが、ひとつは当時そういった周辺環境にちょっとやそっとでは影響されないくらい、欅そのものの勢いが凄すぎたということが理由としてあるかと思います。

あとはハライチの岩井さんが登場時のけやかけで一部炎上があったりと、どちらかといえばMCとの掛け合いというよりは岩井さん然り中岡さん然り吉村さん然り、そういったゲスト芸人との掛け合いの方が世の中には強い印象を与えたというのもあるのかもしれません。

まあ欅坂も櫻坂も世界観がハッキリしているので、あまりこの「アイドル×深夜ラジオ×芸人」のモデルケースにあてはまらなくても強いファンが着いてくる感じはありますよね。

チョコプラ×僕青はどうなるのか

ずばり分かりません(笑)。

なぜならまだ僕青がどういったグループかがよくわからないからです。

先述のような、欅や櫻坂のような色の濃いグループになっていく場合、チョコプラが切り抜きで語っていたような結末になるためにはバナナマンやオードリーとは違うアプローチでたどり着く必要があると思います。

逆にそこまで色が濃いグループでなく、バナナマンやオードリーをモデルケースとするのなら、深夜ラジオというピースが圧倒的に足りないかと思います。

まあこれらは全て私の持論であるので、何も強い根拠はないです。

では、またお会いしましょう!



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