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【好きなことを仕事に】 元・ひきこもりニートが生き方・働き方に悩んでいる若者に伝えておきたいこと。

こんにちは、たけっちです。
すごく久しぶりのnote記事になりますが、有料記事を購入してくださった方などいらっしゃって、「アッ。すみません更新ふやします!」となりました(笑)
今後も追加コンテンツなど考えておりますので、買って損したとはならないよう努めてまいります。ご購入いただきありがとうございます!

さて、それはさておき、このたびの話題は『元・ひきこもりニートである私が、リアルタイムで悩んでいる若者に伝えておきたいこと』という内容でお話していきたいと思っています。

というのも、実は知り合いの高校卒業したてホヤホヤな若者が、「働きたくない。よく働けるよね」と以前から申してはいたものの、今年の春から本当にニート生活まっしぐらになっているらしいのです。
その若者とは友人であると自負していますが、さすがにプライベートなことまで土足で突っ込んでいくわけにはいかず、いまもそっと見守っているのですが……。

状況は違えど、ひきこもりニート生活を続けていた過去がある私にとって、他人事とは思えなかったのでここに伝えたいことを書いておくことにしました。そして、同じような悩みを持つ方にも届き、何かしらを得て活かしていっていただけたら嬉しいなあと思っております。

では、本編に入っていきます!


ひきこもりニート生活って実際どうなの?

そこまで心配するほどひきこもりニート生活とは悲惨なものなのか、というお話です。

経験談から言わせてもらうと、めちゃめちゃ楽です。

朝早く起きる必要もなく、いつでも好きなときに好きなだけ、やりたいことができます。最初の2〜3ヶ月はハッキリ言って天国だと思います。

しかし、それも初めの数ヶ月だけではないでしょうか。

人間は慣れてしまう生き物なので、ニート生活にもすっかり飽きてしまう日がきます。ひきこもりじゃなかったはずの人も、数ヶ月経つ頃にはひきこもらざるを得なくなり、ゲームなどで時間を潰していてもそれにすら飽きる瞬間がやってきます。

そこが、引きこもりニート生活の恐ろしいところではないかと思います。

とにかく暇で、とにかく金がなく、とにかく寂しい。

生活というのは、一つ一つが分離しているようで、実はすべて繋がっています。そして振り返ったとき、それが自分の人生となります。

暇であればつい悩んで考え事をしてしまうのは人間の性です。
最初は蓄えがあったお金もニート生活を続けているうち底をついて、ひきこもりがちになってしまうでしょう。すると、より暇な時間は増し、考える時間ができていきます。これまで積み上げてきた自己肯定感は、大抵の場合、ここで自分の手によって壊されていくかと思われます。

自信がなくなれば、次に進むことが難しくなります。
不思議ですよね。人は自分が好きで、自信があれば、自然といろんなことに挑戦できてしまうものです。

ひきこもりがちになり、人と接する機会が減っていくのも問題です。
社会的な繋がりがなくなっていくと、孤独になっていきます。孤独は単純に寂しいものですが、それだけではなく、社会復帰にも影響してきます。

ひきこもりニートの年数は、そこまで重要ではないと考えています。ぶっちゃけ働きたくない期間だってあっていいじゃないか、と思います。
それでも、いつかやりたいことが生まれたとき、そこに至るための抜け道を残しておくことは大切なことだと感じます。


私がひきこもりニート生活をオススメしない理由


・貴重な時間が失われる

私がひきこもりニートをしていたのは、およそ1年ほどの時間だったと思いますが、そこから回復しきるまでには膨大な時間がかかりました。

20代の前半はそこに囚われたまま身動きが取れなかったですし、挽回するために考え抜いた後半はひたすらしんどかったように思います。

もちろん、誰も好き好んでひきこもりニートになったわけじゃないと、思われている方もいるでしょう。そうならざるを得ない事情があったのかもしれません。それはそれで、すでにつらい思いをされているのかもしれません。

それでも、すべてからは目を背けないでほしいとは思っています。

信頼できる友人までブロックしないでほしい。支援制度を見つけたらどんなにちんけでも参加していてほしい。趣味で好きなことをやっているなら、それを細々とでも続けていてほしい。

そういう、一縷の望みのようでもある何かを、未来へ繋げていくことが大切になります。

人生の中のほんの数年だったとしても、私は20代前半で悩んで立ち止まっていた時間を、いまでも、もったいないなと感じています。やりたいことができたら、時間がいくらあっても足りないものです。

貴重な時間です。
失わず、好きなことだけを見てほしいなと思うのです。

・人生難易度が上がる

さっきも少し話しましたが、人生の中のたった数年だとしても、そこから回復するためにはかなりの努力を必要とします。

経験談から言うと、挽回するのがめっちゃハードモードです。
なぜかと言うと、ひきこもりニートに対する社会の目はかなり冷たいから。

「そんなのクソくらえ」と思われるの承知でお話しますが、世の中は”ひきこもっていた事実”よりも”ひきこもっていた期間、何をしていたか”を重要視します。

当たり前だけど、ひきこもりニートなんだから何にもしていません。そういう方が大半だと思うし、世の中の人だってそんなことはわかっていると思います。それでも、真っ当な理由から生まれた結果を重視します。

例えば、「就活に失敗したため、求職活動をしてこの1年間は過ごしていました」「持病で療養していましたが、いまは全快したので御社にご応募いたしました」のような。真っ当な理由、正当な結果です。

間違っても、「なんとなく働きたくなかったので、ゲームに熱中して毎日過ごしていましたが、お金も尽きてきたし年齢的にもそろそろやばいと思ったので、とりあえず来てみました」と正直に言ってはいけません(笑)

私流にすごく平たく言わせてもらうと「体裁を整えてほしい」という社会的要望に応えてあげる必要があります。誰もハッキリ口には出しませんが、暗に、というやつですね。

働かずにひきこもっていた期間に、お前はいったい何を成し遂げたのか?という”結果”をめっちゃ求められます。

当時、ひきこもりニートだった私には当然、人様に堂々と言えるような結果なんぞありませんでした。きっかけになった持病は全快には程遠い状態でしたし、やりたいことも見つからず、焦りばかりが募っていました。
そんな社会的な常識なんて知りもしないし、自分のことだけで精一杯。

たった数年、社会から離れていただけなのに、いざ社会復帰してみようと外に出るとその風当たりは北極のように冷たかったのです。

途方にくれてしまいますよね……。

ひきこもりニート生活をするための豆知識


とはいえ、人それぞれ事情があるものです。ひきこもりになるな!ニートになるな!とは思いませんし、そんなことを言える立場でもありません。

ただ、そこから自分なりに社会に出てみよう、自立してみようと考えたとき
にあると便利な豆知識をお伝えしておきますね。

・社会と繋がっておこう

まずはコレです。
とにかく社会人というのは、体裁が気になる生き物だということは、先ほどお伝えしましたよね?

働いてない若者に対して、国はいろいろと支援をしています。なんでもいいので、そのうちの一つくらいには乗っかっておきましょう。国の一員として、この場にいますという体裁を整えておくことが大切です。

後々、自分が何かをやりたいと思ったとき、ここでやったことが活きてきます。

人は自分の話を聞いてくれたり、共通点があった人には優しくなれます。それは、相手を自分の味方だと認識するからですね。
視野を広く持てば、社会や、国もおなじことです。人でできているからです。

相手のやっている支援(事業)に参加者として存在して、一緒にやることで、国や社会から味方としてみなされます。

日本というプラットフォームで生きていこうとするとき、何をするにしても社会の助けが必要になってきます。今後、自分にはまだまだ可能性が眠っていると思うのならなおさら、世の中に味方になってもらう賢さが大切になってきます。

少なくとも現時点では、社会にはそういった意識が根底に流れて、集合体となっている気がしています。

ここだけの話、私は集団行動が大キライで、流行の逆をいきたがる人間です。だから、この社会とはソリが合いません(笑)

それでも大丈夫。
そういうものだと受け入れてしまえばOKです。
ようは、ゲームの操作方法、チュートリアル、ルールのようなものですね。


・理由を明確にしておこう

言ってしまえば、ひきこもりニート時代というのは、”ひきこもりニート屋さん”なのです。名刺を作るとするならば、役職欄には「ひきこもりニート」と書くことになります。
では、なぜ自分はその役職に就いたのでしょうか?

人から聞かれたときに答えられるくらい、理由を明確にしておきましょう。

「やりたいことを探しているから」「持病の回復を待っているから」「好きなことしかやりたくないから」……etc.

自分の頭の中でしっかりと現状を把握しておくことが大切です。


いまはやりたいことを探しているから、見つかったらもっとこうするぞ。
→なら、見つけるために次はこんなことに挑戦してみよう

いまは持病で動けないけれど、回復したらああするぞ。
→なら、回復を早めるためにトレーニングをしよう。または、やりたいことにすぐ取りかかれるように、本でも読んで準備しておこう。

好きなことしかやりたくないぞ。
→なら、自分の好きなことはなんだろう?情報収集して、じっさい動いてみよう。


現状が整理できれば、例えばこういった形で、新しい行動にも繋がっていきます。

ただのひきこもりニートに対して、確かに世間は冷たい目を向けるかもしれません。でも、一人一人に理由があるはずです。

貼られたレッテルにおさまらない理由があるならば、その期間は決して無駄にはなりません。自分なりにしっかり取り組んでいければ、未来は明るいと私は思います。


ひきこもりニートには無限の可能性がある!


世間のイメージとして良くは思われていませんが、私個人としては、ただ怠惰に身を任せているわけではないひきこもりニートには無限の可能性があると感じています。

私自身も、いまこうしてフリーランスとして働くようになるまで、いろんな道を試してきました。ひきニート時代を振り返っても、「ただ、自分に合った道を知らなかっただけなんだな」と思えます。


・自分の能力を知ろう

人それぞれ、才能や、もともと得意だった分野などがあると思います。
そして、それを社会に活かせる手段さえ見つかれば、自分の才能を活かして働くことが可能です。
まずはそのために、自己分析をしてみてもいいかもしれません。自分らしく生きていきたいと望んでいるとしたら、なおさら、自分らしさとは何かを知っていくことが大切になります。
紙に書き出したり、ワークをしてみてもいいでしょう。他人は鏡と言いますから、ボランティアなど人の集まる場所に行ってみるのも、自分を知るきっかけになります。

この本は学生向けとなっていますが、大人でも参考になるうえ、字体もめちゃめちゃ読みやすく、ワークもたくさんあります。私も現在進行形で読んでいます。オススメです。

・社会との接し方を知ろう

最終的にどんな生き方、働き方になったとしても、人に助けてもらわなくてはこの社会でやっていくことは難しくなってしまいます。それこそ、自給自足生活のようなことをしないと、生きてはいけないでしょう。
私はもともと集団生活がニガテで、自ら社会不適合者を名乗っていましたが、やはりその間は仕事もできませんでした。オファーも当然ながらまったく来ません(笑)

人と人との接し方を知り、相手が何を考えているかを想像し、できるだけギブ(与えること)を意識する。それだけで、グッとこの社会での生きやすさは上がっていくのです。
人間関係ですから、面倒くさいことも起こりますが、社会と接していくことが自分を生かすことに繋がります。「自分のためになるなら、やろっかな」くらいの動機で構わないと思うので、少しずつ試してみてはいかがでしょうか。

そういう私も、マジでめんどくせぇと思う瞬間はよくあります。ここだけの話ですよ!
だけど、その相手に生かされていると思うと、感謝が発生してプラマイゼロくらいには持って行けたりしますから……ね(笑)


・好きなことを仕事にしよう

「やりたくないことをしないといけない。それが仕事だ」

もしもあなたがそんな風に思っているとしたら、そんなことはないですよ、とお話しておきます。

子どもの頃から、親に口酸っぱく言われて来ました。
「みんなガマンして働いているのよ」「ワガママ言わないで」「もっとがんばりなさい」「やる気がないんだね」「なんで普通にできないの?」
それらのセリフは、親が、また親に言われてきた言葉かもしれませんね。

しかし、本当にみんなガマンしてやりたくないことをやっているのでしょうか???
私はそうは思いません。会社員として働いている人を、社畜、と表現する言葉もありますが……本当に「自分は家畜のように働かされている」と思い続けながら何日もがんばれるほど、人は強くないと私は思います。
朝起きなくちゃいけなくて、やりたくない仕事をさせられて、満足に収入も得られず、休日は少なくて、好きなときに旅行にも行けない。
果たして、それだけなはずがないのです。得られているものがあるから、人はそれを続けていけますし、選択し続けているのではないでしょうか。

好きなことを仕事にすること≠ひとかどの人間になること

たとえ平凡な仕事だったとしても、その中にその人にとっての幸せが存在していれば好きな仕事をしているということになると思いませんか?
仕事の合間に飲むコーヒーが美味しかった、職場で運命の人と出会い結婚した、仕事帰りの一杯が最高だ、有給とって旅行に行けた、マイカーやマイホームが買えた……。
そういう体験ができるから、その仕事が好き、でいいと私は思っています。

無意識か意識的かの違いはあっても、結果的にその人は、夢を叶えたことになるのではないでしょうか。
小さな夢から大きな夢まで、人生のなかで叶えていければとても幸せですよね。

ですから、枠に縛られることなく、何者にもとらわれることなく、自分の好きな道を選んでいけば良いのだと思います。
興味があれば、どう思われるかは気にせずにチャレンジしてもいいのです。

私はそうやっていまの道にたどり着いたこと、誇りに思うことはあっても、後悔はしていませんよ。あなたもそうであってほしいと思っています。


まとめ


いかがでしたでしょうか?

もしもあなたが、ひきこもりニートで悩んでいるとしたら、この記事が何かの参考になるかもしれません。活かしていただけたら、嬉しく思います。

私もひきニート時代、その原因となったのは病気でしたが、それだけではなく生き方にも迷っていました。自分が何をしたいのかもわからず、体も満足には動かず、生きている意味がなんなのかよくわからない数年間を過ごしました。
20代は本当にキツかったので、いまもわりと幸せを感じる基準が低く、ちょっとしたことで幸せになれるという利点があります(笑)

実は、持病は完全には治っていないので、これから先に完治するときがくるのかもわかりません。でも、自分に合った生き方、これでいいかなと思える方向性を見つけているだけで、ずっとずっと人生が楽に感じています。

まだ見つかっていなくても、いつか見つけるときがきます。
だからたくさん探してほしいし、その過程で黒歴史をいっぱい生み出して、あとで仲間たちと笑ってほしいと思います(笑)

楽しみですね。

あなたの人生の発展を、私もここから願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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