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宇宙を解くパズル

#読書の秋2022 #宇宙を解くパズル #わたしの本棚

はじめに

パズル、数学、宇宙が大好物の私には最高の一冊です。
数学の難易度で見ると
頭の体操(心理学者多湖輝)<本書パズルの国のアリス(数学者坂井公)
という感覚で、軽い気持ちで取り組めます。
数学になれていない人は、筆記用具を準備してパズルに臨んだ方がいいかもしれません。

半数は私のすでに知っている問題でしたが、残り半数は私にとっての新作で、大いに楽しませてもらいました。

本書の楽しみ方

著者は、前書きで
「答えを見る前に最低30分は考えましょう」
「ハイキングのように、答えにたどり着くまでの寄り道が楽しいのです」
と述べています。

考えた時間が無駄だったと思うような残念な問題は一問もありません
考えただけの価値はあります。

*(以下のような「がっかり問題」はありません*
高校生の時に、パズル本に以下の問いがあった

「腕力のある体重100kgの男が、20kgの金属球2個を持って橋を渡ろうとしている。橋は130kgまでしか耐えられない。対岸は遠くて砲丸のように向こう岸に投げても届かない。1回で2個同時に対岸に持って行く必要がある。男はどうすればいいか?」

丸1日考えても「これだ!」と思う答えにたどり着かず、根負けして答えを見た

「お手玉をして渡ればいい」
バカヤロー!
***********************

各問題は、次元を上げるなどして新たな問題を作成することができます。
自分で拡張問題を作って取り組むと、本書を無限に楽しむことができます。

終わりに

著者は、授業をブラッシュアップするための意見を求めています。
読者との対話の姿勢も好感が持てます。

私も「授業をパズル形式にする」ことができないか考えてみました。
すると、モータの動作原理や構造は、「パズル形式」にできることがわかってきました。

みなさんも、自分が関連する「講義」を、「パズル形式」にしたらどうなるか考えてみて下さい。
きっと新たな発見があると思います


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