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【#2】コミュニティメンバーへのヒアリングをより充実させる方法【初級編】

コミュニティ界隈に携わっていると、「コミュニティについてヒアリングさせてください」と運営から依頼が来ることがたまにありますが、実際に受けてみると「せっかく機会を作ったのにもったいないなぁ」と感じるものがほとんどです。こっちはまだ出し切ってないのに、と。

今回は、僕の主観ではありますが、どういうデザインをするとメンバーへのヒアリングがより良いものになるかを紹介していきます。

【目次】
①30分じゃ絶対足りてないよ
②担当者は知らない人と話すことに慣れてる?

①30分じゃ絶対足りてないよ

今まで僕が受けてきたヒアリングはなぜかどれも30分という時間枠です。(なんかセオリーみたいなのがあるんですかね?)

僕からするとそれ、絶対意見を取りこぼしています。一番美味しいところを食べる前にご馳走様しちゃってます。

これは②と連動してくるんですが、僕は5年前くらいから知らない人と1on1で話すということをやっています。(主にオンライン)
とはいえ累計150人程度なので、めっちゃやってますってわけでもないですが。

そこでの経験から言えることなんですが、話が盛り上がって深まってくるのってまさに30分を超えたくらいからなんですよ。

どう頑張っても最初の方は双方でのチューニングが必要で、相手のツボの探り合いになるんです。

チューニングが終わって、さあジャムセッションしますか!ってなるのが30分以降になるわけです。

※ ※ ※

それがアンケート的なヒアリングだったら尚更で、聞く側が業務的な姿勢で聞いてきてたりすると、答える側も無駄にかしこまって「置きに行った」回答になってしまいます。

30分という制約があると脱線もしづらいので、余計に聞く側は業務的にならざるを得ないですし、答える側にもその緊張が伝播します。

なので、僕は【60分のヒアリング】を強く推奨します

そうすることで、「ある程度脱線していいな」という余裕が生まれてチューニングが合いやすくなります。カジュアルに話しつつ回答してもらって相手もほぐれてきたところからが本番です。

それまでにしてきた質問の中で掘り下げてみたいポイントとか、より深く考えてもらいたいところなどを再度「これの解決策とかどうっすかね?」と一緒にブレストするような感覚で質問を投げると、結構ポンポンとアイデアが出てきたり、形にならなくともキーワードが出てきたりするものです。

僕は30分✕100人のヒアリング内容よりも、60分✕50人の方が圧倒的に質の高い収穫が得られると思います。

数字的にいえば100人にヒアリングしたっていう方が見栄えが良いですが、それこそ定量性の罠だと僕は考えます。

②担当者は知らない人と話すことに慣れてる?

これも僕の経験上のことなのですが、ヒアリング担当の人が初見の人と話すことに不慣れな状態でヒアリングを実施している場面によく出くわします。

営業トークは慣れてるかもなぁって人も中にはいるんですけど、セールスとヒアリングは別ジャンルですからね。同じ格闘技だからってボクサーがキックボクシングの試合に出てるようなもんです。

※ ※ ※

まぁとにかく、①初見の人とスッと距離を縮めて相手に胸襟を開いてもらうこと、②そこから本音や新しいアイデアなどを引き出すノセ上手であることがヒアリングには求められます。

ヒアリングをする中でその経験を積むのも良いですが、できればヒアリングより前に準備しておきたいもの。

どうすればいいかは簡単で、「1on1でトークできるサービスを活用しましょう」ということです。

そういうサービスというとマチアプの出番なわけですが、目的がゆるい系のものが良いのかなと思います。

恋愛系だとそれこそ押し引きみたいなトークになるので、性質がセールス的になってしまいます。(それでも異性で初見の人に慣れるという点では有効だと思います)

なので個人的にはビジネス系の方じゃ良いんじゃないかと思いますが、マッチングをミスると情報商材的な人もいればシンプルに営業トークしかしないみたいな感じにもなり得ます。

そこは自分のプロフィール文を上手く書いたりすればハズレを引く確率は下げられますので、その辺をうまくやりながらカジュアルに情報交換したい人とマッチングして、お互いに質問し合うような会話を重ねていくと、ヒアリング技術の向上につながっていくと思います。

※ ※ ※

現在あるサービスだと、恐らく「yenta」は活用できそうかなと思います。

僕はyentaよりも「Virtual Lunch Club」をローンチ後すぐくらいから使っているのですが、残念ながらあと数ヶ月でサービス終了でして。。

あ、あとはあれですね、リアルでもオンラインでもディスカッションやグループワークの時間枠が儲けられているイベントに参加するのは初見慣れという点では有効です。(1on1に慣れるのとはまた別になりますが)

そこで仲良くなった人を誘ってお茶などすれば1on1の練習にもなります。

そういうイベントは探せばいっぱい出てくるので、Peatixやfacebookで探してみると良いと思います。

( ※ ここのとこはもっと良いサービスをみつけたら加筆しますね ※ )

おわりに

本当は他にも「どうやって相手の頭と心の扉を解放するか」とか「事前予測を立てておこう」とか書こうと思ってたんですが、①②の大事さに比べたら大したことじゃないなと思ったので今回は止めておきます。(文字量的にも)

中級編とかで触れてみようかと。

とにかくまずは「初見対応に慣れる!」「60分の魅力を知る!」というこの二つです。

もし自分がそこのとこ充分に検証できてないなと感じたらぜひ試してみてください。

(おわり)

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やのしん@サウナ活動家
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