世界遺産「花窟神社・産田神社」はイザナミ生死の場所-熊野詣-
そう日本書紀にも記されたイザナミの墓所が「花の窟」であり、イザナミが火の神カグツチを生んで亡くなった場所が「産田神社」だと伝えられている。花の窟の例大祭!産田神社の神籬!熊野詣するなら絶対行かないといけない(と思っている)。あと、大馬神社も行くべし!ただ、長すぎるので分割します。
変更履歴
2023/01/11 動画追加
2021/11/11 初版
▼HP
花の窟神社:
以下は旧サイトかな。
産田神社 :なし
熊野観光社
▼アクセス
花の窟神社:三重県熊野市有馬町上地130
産田神社 :三重県熊野市有馬町1814
▼祭神
花の窟神社:イザナミ、カグツチ@火の神・愛宕&秋葉系
産田神社 :同上
▼見どころ
▽花の窟神社
日本書紀・神代、国生み神話の終盤より『「一書にいう(第五)」 伊弉冉尊が火の神を生むときに、からだを焼かれてお亡くなりになった。それで紀伊国の熊野の有馬村に葬った。
土地の人がこの神をお祭りするには、花のときに花をもってお祭りし、鼓・笛・旗をもって歌舞してお祭りすることからここに比定されています。パワースポットブームで団体客も来られますね。
▽花の窟神社例大祭
写真のように2月2日と10月2日に注連縄を吊ります!!これはずっと行きたかったので楽しみです!!明日は秋の例大祭なので、混むと思われるため前日に朱印を頂いておきました。御朱印帳と産田神社の御朱印もいただき、2100円奉納しました。
ではお祭り当日です。幟がありますね。
例大祭です。10時よりスタートします。最前列で見学させていただきました。左手前に宮司、斎宮、禰宜?そして舞いを奉納する地元の小学生が座っています。現在、左側の45mの御神体に登る氏子への7つの道具を渡しているところです。
このあと、氏子が45mの御神体頂上から紐を落とし、そして、写真のお綱を結び上にあげられます。その後に、お綱を海岸に持って行き、高い棒にひっかける神事になります。これがなかなか苦戦するんですよな。
上につるされた状態です。現在、地面についているお綱をみんなで海岸で引っ張りある柱にひっかけます。この間、国道42号線は通行禁止になります!!
お綱をみんなで海岸に持って行き、間の柱にひっかけ中!!見ず知らずの人たちに一体感が生まれます!!
10分以上、左右に移動したりひっぱたり、緩めたり。ここは共同通信の動画に頼るw
元に戻って、私の写真です。
完了した瞬間に自然と拍手が沸きました。
そして、国道を横切り神社に戻ります。って、車が長蛇の列で待っている。境内では、餅撒きが始まります。14個の奪い合い!?人の顔が鮮明に写っている写真ばかりなので公開できないな・・。餅撒き14個は1個も取れなかったですが、奉納を楽しみます。
その前にイザナミとカグツチに食物を奉納するのですが、イザナミへは女性が、カグツチには禰宜が行う。女神には男性が備えるものだと思っていましたが、違うみたいです・・。
近くの小学生ですかね??すごい練習をしたんだろうなと感心します。神様に奉納するのは巫女という女性で、神を鎮めるのは子供なのが面白い。鬼は子供説を唱える人がいるが、わからなくもないな。そして鬼を丁重に祀ると神となることがある。
↓戦利品!?息のかかった14個のお餅は無理だったが、普通のお餅?はとれた。ジュースは宿のサービスです。
最後に公式HPをどうぞ!
▽産田神社
御朱印は花の窟神社でどうぞ!産田神社は弥生時代からの古い神社で、伊奘冉尊(いざなみのみこと)と軻遇突智神(かぐつちのかみ)を祀っている。花の窟神社と同じですね。
多くの神々を生んだイザナミは、最後に火の神「カグツチ」を生んだ瞬間焼かれて亡くなり、同時にイナザギはカグツチを斬る。この後は、黄泉の国の話になり、そこは出雲に移るのだが、それはまたの機会に。
イザナミの墓所が花の窟であり、イザナミが火の神カグツチを生んで亡くなった場所がここだと伝えられます。江戸時代までは、産田神社と熊野本宮大社で同じ巫女舞がされていた由緒ある古社。
なかなか雰囲気のある参道です。
目立たないところにあるが、確実に古代から守り抜かれた古社。この神社の良さは古事記や歴史の流れを知らなければわからないかもしれない。
割拝殿の向こう側に本殿があり、神明造りになっています。
日本に米作りが伝えられた頃からあったと考えられており、古い土器も出土する。古代には神社に建物がなく、『ひもろぎ』と呼ばれる石で囲んだ祀り場(祭祀台)に、しめ縄を張り神様を招いた。この神社の左右にある石の台がそれである。日本で二箇所しか残っていない。
白石が敷かれており、本殿には下足で行けませんので、裸足か割拝殿で草履を借りてください。
裸足になってご白石を踏み、本殿をお参り、両左右には日本で2カ所しかない古代祭祀を示す『ひもろぎ』を見る。
妊婦さんは背中越しに白石を取り、石が細長かったら男の子、丸かったら女の子と言われています。
そういえば京都の梅宮大社、松尾大社摂社・月読神社も似たようなものがあった。梅宮大社は「またげ石」という子授かり。松尾大社摂社・月読神社は安産です。
〇例大祭
▼セットで行くところ
熊野三山ですかね。
▼旅行記
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