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料理の神!亀の恩返し「総持寺」西国三十三所22札所【大阪北摂シリーズ】【長岡京シリーズ】

開基は亀を助けたことがあり、後に川に落ちた時に大亀に救われたという「亀の恩返し」で知られる寺で本尊は亀に乗っている!?その他にも焼き討ちとかも難を逃れた歴史がある・・。

西国三十三所 草創千三百年 2018年参拝
2016年と2017年は6月に宝物特別拝観だった。2018年は秘仏の本尊「千手観世音菩薩」が公開だったので、見仏しに行った。 亀に乗った千手観音として有名で、子育て観音・火除け・厄除け観音様と呼ばれています。

↓私のじゃらん旅行記

変更履歴
2022/11/13 初版

▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽総持寺(大阪府茨木市総持寺1-6-1)

 本堂・金堂・開山堂・閻魔堂・鐘楼などある。草創説話に助けた「亀の恩返し」があり、縁起絵巻や『今昔物語集』などにも記載されている。本尊は秘仏「千手観音立像」で像高は75.4 cmだが、寺伝に基づき亀の背に乗っている。


→本堂 秘仏:十一面観音立像@重文


本尊は毎年4月15日から21日に公開されているようです。そのためか、特別公開される初日曜ですが、人は少ない気がします。9:00からお堂内に入れますが、8:45には入らさせていただいた。

 この亀に乗った観音は、1571年に織田信長により寺が焼け落ちてしまった際にも猛火の中で立ち続けていたことから「火伏せ観音」とも呼ばれている。上半身は黒く炭化し、下半身が火傷しているのがよくわかる。本尊はいかり肩気味で、千手の手がやや低い位置から伸びているため、優雅さはないが、時代の重みを感じさせる。脇侍としては善女竜王像と雨宝童子像を従える。

→境内のお堂

本堂との関係がよく分かりませんが左手に金堂があり金堂御本尊の薬師如来坐像を拝むことができました。


→本堂裏手:ぼけ封じ観音

→本堂裏手:包丁塚

 境内に「包丁塚」がありました、総持寺を開いた藤原山影は料理の名人でもあったと言われており、魚に直接手を触れないで箸と包丁だけで魚をさばくという山影流包丁の元祖だそうです。日本料理の租とされていることから、総持寺の境内に「包丁塚」が あり、毎年4月18日に包丁式が行われます。

→鎮守社

 境内に鎮守社がありました。南山城など中心地から離れたところには神仏分離を逃れたところは多いが、中心地で境内に残っているのは珍しい気がする。権力者である藤原氏の氏寺だからか??最後に千代藩主伊達はここの藤原氏の末裔だそうだ。

→如来荒神堂、荒神社

 如来荒神堂という珍しいお堂です。ただ、造りは春日造りになっていました。

 寺の中の神社って、二礼二拍一礼でよいのかなと思っていると、気にせず年配の方が神社形式で参拝していたので、人生の先輩を真似た。

 しかし、この寺のお堂・社殿にお供ものを置いているところが多いのですが、本物?レプリカ?かどっちなのだろうと、ふと思った。お堂一つに6個もリンゴあったし・・。

→不動堂

→庭園、開山堂

 ちょっとした庭園です。

 庭園の池には鯉と亀が分けて飼われていました。御本尊の台座になっている亀なので、特別待遇されているのでしょうか!?

 大量の亀が大事に保護されています。話は『今昔物語集』にあります。開祖・藤原山蔭の父・藤原高房は、漁師たちが大亀を捕らえているのを見て、「今日18日は観音様の縁日だから」と言って、亀を逃がしてやった。その夜、継母の計略で船から高房の子・山蔭は川に落とされてしまったが、高房が観音に祈ったところ、山蔭は助けた亀に救出してもらったそうな。そして、本尊の台座は亀になったとさ。

 錦鯉が飼われています。この寺は全体的に清掃が行き届いており、池の水も結構綺麗です。この池の周りには、弁財天が祀られたお堂があります。

▼旅行記

▼セットで行くところ


仏像展


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