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珍宮・お菓子のルーツ「中嶋神社」お菓子の神様生誕地の社殿は甘い!?

中嶋神社は全国の菓子の総本社として崇敬を受け、日本各地に分社があります。垂仁天皇に命を受けて、神仙秘境の「常世国」から「お菓子の元になるもの」を持ち帰った神を祀る。

変更履歴
2022/07/10 写真追加
2022/03/24 初版

▼HP なし

▼アクセス

兵庫県豊岡市三宅1

▼祭神

祭神 田道間守命(お菓子の神様)

田道間守命
 天日槍命@出石神社の後裔で、当地に居を構え、当地の開拓神。
 垂仁天皇に命を受けて、神仙秘境の「常世国」から「非時香菓」(ときじくのかぐのこのみ *1)を持ち帰った神。ただし、帰った時には天皇は崩御しており、泣き叫び殉死するシーンはこの神様。
 景行天皇は、これを哀れみ、垂仁天皇御陵そばに池の中嶋に田道間守命を葬られたとさ。

*1:食べると年をとらずに長生きができると考えられていた。日本にはなく、大陸にあると信じられていた。ちなみに、この時代の菓子は、ミカンの原種である「橘」だったよう。昔、果物は「果子(かし)」と呼ばれており、橘は菓子(果子)の最上級品とされていた。

配祀 天湯河棚神

文部省唱歌「田道間守のうた」田道間守(文部省唱歌)
 かおりも高い たちばなを
 積んだお船が いま帰る
 君の仰せを かみしめて
 万里の海を まっしぐら
 いま帰る 田道間守 田道間守
 おわさぬ君の みささぎに
 泣いて帰らぬ まごころよ
 遠い国から 積んできた
 花たちばなの香とともに
 名はかおる 田道間守 田道間守

▼見どころ

 神様は「菓祖・菓子の神」として製菓業者の崇敬を受け、日本各地に分霊された。 その一つが京都の吉田神社本殿と大元宮の間にある神社です。丹後・丹波王国では珍しい目立った朱色の大きな鳥居です。建物は室町時代の神社建築を伝えるものとして、国の重要文化財となっています。

最後に神社名の由来
 田道間守のお墓の場所が由来している。
 垂仁天皇陵の堀に浮かぶ小さな島は、田道間守の墓と伝えられている。場所は、奈良県奈良市にある「垂仁陵古墳」の前方後円墳。
 古墳にお参りして古墳ケーキを食べましょう!?

菓子祭(毎年4月の第3日曜日)
 別名「橘菓祭」とも呼ばれ、菓祖・田道間守命の命日に合わせて開催。毎年、全国の菓子業者が菓子業界の発展を祈願する祭り。有名菓子メーカーもお菓子を奉納しているそうな。
イベントはとよおかスイーツギャラリー参照してください。


 本殿周辺には摂社・末社に内宮と外宮があります。

若山神社、大森神社、聖神社、秋葉神社などがあります。


▼お菓子を祀る神社

▽京都「吉田神社」

画像1

▽福岡県太宰府市「太宰府天満宮 境内・中島神社」

▽氣多本宮

画像2

▽橘本神社(きつもと) ※未参拝


▽愛媛県松山市「湯神社 境内社・中嶋神社四国分社」 ※未参拝

→1957年に四国四県の製菓業者が勧請。

▼旅行記

▼セットで行くところ


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