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石馬寺や観音正音寺の繖山がご神体「奥石神社」「老蘇の森」【近江八幡シリーズ】【滋賀湖東シリーズ】

湖東・湖北の十一面観音を愛した白洲正子さんは、この神社を繖山山頂にある磐座を遥拝するために造営されたと考えたそうだ。理由は、社殿の配置からもそれは明らかだとしている。

変更履歴
2022/10/20 初版

▼HP なし

▼アクセス

滋賀県近江八幡市安土町東老蘇1615

▼祭神

天児屋根命

▼見どころ

 ナビで見つからないので住所で攻めました。この神社は「奥石(おいそ)神社」と読む。 国道8号より旧中仙道に入り石の鳥居をくぐり 参道を100mほど進むと、正面に奥石神社の社殿が立ち並ぶ。

▽奥石神社

 湖東・湖北の十一面観音を愛した白洲正子氏は、この神社を繖山山頂にある磐座を遥拝するために造営されたと考えたそうだ。理由は、社殿の配置からもそれは明らかだとしている。確かに、近江富士を御神体とする「御上神社」が近くにあり、説得感がある。

 狩猟、農耕に御利益があるらしく、鎌が交差した珍しい神紋です。本殿・舞殿などあり楼門があればちょっと小ぶりな下鴨神社という感じでしょうか。
 右は奥石神社本殿で、左は奥石神社境内社諏訪社本殿。

 石馬寺や観音正音寺がある繖山をご神体とし、祭神は「天児屋根命」。

 延喜式内社でもある。 本殿は織田信長が家臣の柴田家久に命じて造営したもので、国の重要文化財に指定されている。伊勢神宮・出雲大社の同時式年遷宮後に、他の神社も遷宮しているところが多いが、ここはまだしないみたいですね。

 記紀の主役でもあるヤマトタケルの妻「弟橘姫命」が、「我胎内に子在すも 尊に代わりてその難を救い奉らん。霊魂は飛去りて江州老蘇の森に留まり、永く女人平産を守るべし」 としたことから、祀られたそうな。安産の御利益がある。

伝説では、日本武尊(やまとたけるのみこと)を危機から救うために、妃の弟橘姫命(たちばなひめのみこと)が身代わりになって荒海に身を投げましたが、そのとき懐妊していた妃は、波間に消える前に自分は老蘇の森に留まって女人安産を守ると言い残したといわれています。

https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/236/


▽老蘇の森

 奥石神社の境内内です。京都・下鴨神社、奈良・大神神社などと同じく昔から守り続けられた森です。万葉の昔から歌に詠まれてきた名高い森で、国の史跡に指定されている。



▼旅行記

▼セットで行くところ


▼仏像展


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