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ナビ注意!宇陀水分神社3社あり「惣社(上社)」と「宇太水分(中社)(下社)」国宝社殿あり!さあ~どこ?

 菟田野を「上社」、古市場を「中社」、榛原下井足を「下社」。 中社の本殿は国宝で、朱色が綺麗です。 下社は杜が素敵な社で、神明造りなのにびっくりしましたが、明治までは春日造りだったそうです。
 宇陀水分三社では「御渡り」と呼ばれる神事が行われる。このお祭りは上社の女神・速秋津姫命が中社の速秋津彦命に会いにいくための往復12kmの練り歩き。

変更履歴
2022/02/11 初版

▼HP

惣社水分神社(上社):なし
宇太水分神社(中社)

宇太水分神社(下社):なし

▼アクセス

惣社水分神社(上社):宇陀市菟田野上芳野字中山648
宇太水分神社(中社):宇陀市菟田野古市場245
宇太水分神社(下社):宇陀市榛原下井足635

▼祭神

▽惣社水分神社(上社)
 速開津比売命(速秋津姫命)・天水分神・国水分神・品陀別命
▽宇太水分神社(中社)
 天水分神・速秋津彦命・国水分神
▽宇太水分神社(下社)
 
天水分神・国水分神・天児屋根命・品陀別命

▼見どころ

 毎年10月第3日曜日に行われる宇陀の秋祭りでは、上社から速秋津姫神が神輿に乗り、菟田野古市場にある中社の速秋津彦神のもとまで行列を率いて向かわれる。

※ご注意
古市場の宇太水分神社を中社、下井足の宇太水分神社を下社、惣社水分神社を上社とするのが一般的な呼称。中社を本社として惣社は摂社とする説(*1)や、他に中社に男神、下社に女神、上社に童神(*2)が祀られているとする説もある。

*1:
福井県の若狭は上が男神で、下が女神ですね(若狭彦神社(上社)・若狭姫神社(下社))。鳥取の某神社は男神は海側で山側に女神ですね。という感じで、あまり法則はわからない。(南が男。女は北か。。)
*2:子が北側(上)で、親が南側(下)は上賀茂神社と下鴨神社ですかね。そういうところから誰かが言い出した?

 ということで、上社の千木は内削ぎ(女神)で、中社は外削ぎ(男神)になるはずですよね。そこも注目かな。ややこしいので三社すべて1本で書きます。元々は1社だったのかもしれませんし。

▽惣社水分神社(上社:そうしゃみくまりじんじゃ):2021年

 正式には「芳野坐式内総社宇陀水分神社」で、祭神は天水分神、国水分神、速秋津比古命など合祀されてきた気配がある。

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由緒には芳野川中流の古市場、下流の下井足へ遷したとも考えられるとのこと。

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 鳥居周辺に水分三社のお祭りで使われる神輿の説明がある。約600年前に建造され、国の重要文化財とのこと。照起り(てらむくり)の宝形造り屋根の上に鳳凰の飾りがついた荘厳なもの。10月の第3日曜日、秋祭りの「御渡り」の神事にて見ることができます。

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 手水舎はカエルです。他の宇陀水分神社との兼ね合いもあるので頭の片隅においていただいて。
 2021年の参拝は12月18日で、翌日は雪が降ります。その前振りかカエルの口元にツララが出来ています。。確かに:(;゙゚'ω゚'):サムィー

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ケガレ(汚れ、穢)を流して、いざ神域へ!って、御神水発見・・。

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 では本殿に向けて階段上ります。

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 上りきると、重要文化財の神輿が保管されている保存庫があった。そうなんですよね、重文や国宝になると保管ルールを守る必要があるとか。

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 拝殿と本殿です。室生龍穴神社もそうですが、この時期は境内が汚れがちですね。参拝後に神社駐車場に地元の車が止まり、境内に入っていったので、掃除しに来たのかも?

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 総社となっていますね。「宇陀水分神社」は延喜式に載っていますが、こことするのは、総社としていることから推定しているのかもしれません。

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 伊雑宮のご神木と同じもの発見!

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▽宇太水分神社(中社):2010,2021年

 「お渡り(秋祭り)」が行われます。五穀豊穣、水配りに感謝するお祭りで惣社水分神社から出発する神輿を芳野川に沿ってここまで練り歩きます。

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 崇神天皇の勅命により祀られたと伝わる古社です。葛城、都祁、吉野水分と共に「大和・水分4大社」である。
 10月の第3日曜日には、898年から始まった「お渡り(秋祭り)」が行われる。五穀豊穣・水配りに感謝するお祭りで、惣社水分神社ら出発する鳳輦神輿を中心に、芳野川に沿って宇太水分神社まで往復12kmを練り歩きます。

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↑拝殿・本殿

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 鎌倉時代に建てられたもので国宝!!一間社隅木入春日造の3棟が並び立ち、速秋津比古神、天水分神、国水分神の水分3神を祀る。

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↑本殿右:

 本殿に向かって右側に、室町中期の末社「春日神社本@重文」と室町末期の末社「宗像神社本殿@重文」が並んでいる。

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↑春日神社 ↓宗像神社

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 宗像神社の祭神は女神なはずなので内削ぎかと思いましたが、そうではないようですね。

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↑本殿左:

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なんか根本に僧がいますね。。

↑本殿右:金比羅神社

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宗像神社よりさらに右側ですね。

↑鳥居側(参道入り口摂社・末社)

 2022年の大河ドラマ主役なので載せておこう!?

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▽宇太水分神社(下社):2010,2021年

駐車場はあります!駅側の参道を越え、中社・上社側の奥側(で通じるのかな。。)の方ですね。


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 主祭神は「天水分神(あめのみくまりのかみ)」「国水分神 (くにのみくまりのかみ)」「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」「品陀別命 (ほんだわけのみこと)」。かつては上社から中社、下社へと神輿の渡御があったようです。

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参道右側に下りの階段があります。参道から禊の場か手水舎があるのかは不明。

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 拝殿・本殿です。

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末社「金刀比羅神社」で、祭神はオオクニヌシの別名「大名牟遥神(オオムナチ)」

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本殿右手は末社「稲荷神社」で祭神は「宇迦之御魂神(ウカノミタマ)」

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 磐長比賣命(イワナガヒメ)を祀る 石上神社どこだろうか・・。

▼旅行記


▼セットで行くところ


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