見出し画像

2種類のメンターを持つことの効用。

若い人も、中堅クラスの人にとっても、
仕事や生活など含め人生の師匠と言える
メンター的な存在の人との繋がりは大切です。
皆さんはご自身のメンターと言える人はいますか?

仕事のメンター

メンターと聞いてイメージしやすいのは、
仕事やキャリア形成を相談する先輩格の人ですね。

会社でゆくゆくは経営層を目指すのであれば、
既にそういった立場の人でお手本となる人や
相談出来る人です。

そういった人々の仕事ぶりや考え方から
学べることを吸収するとともに、
分からないことがあれば相談して学ぶことで
我流でやるよりも成功出来る角度が上がります。

または、コンサルタントや技術者など
何かの専門家の場合は、会社の人々だけでなく、
業界全体の中で卓越した存在がいるはずです。
そういった人を勝手に師匠候補にしてしまって
個人的関係を構築していっても良いでしょう。

これらの先輩格のメンターは、
自分がやっていることやこれからやることを
既に経験している先人です。

自分にとって初めての道を行く時、
模索しながら進むのよりも、
先人に相談して教えを得ながら進む方が、
ずっと効率が良いです。

癒しのメンター

あと、結構大切な存在は癒しのメンターです。

上述した様にキャリアアップや仕事など
競争を勝つ為に相談する相手は大切です。
しかし、誰しも常に迷いなく走り続ける訳では
ありませんよね。
疲弊したり、悩んだり、落ち込なりしながら
生きているのが人間です。

そんな時にテンション高くフルスロットルで
バリバリ仕事をしているマッチョな先輩に
相談したいと思うでしょうか?

そんな時は自分のことを何でも無条件で
受け入れてくれるような温かい人に会いたいでしょう。

癒しのメンターです。
寅さんや釣りバカ日誌のハマちゃんみたいな人。
何かを直接教えてくれる人ではなく、逆に、
こちらの話をじっくりと聞いてくれる人です。

資本主義の競争や拝金主義からは距離を置いて、
自分らしくマイペースに生きているメンターからは
精神的に救われるでしょうし、
また幸せとは何か、考えるヒントを貰えます。

ま、私も仕事で内心疲弊していた時に、
出世競争から距離を置いている友人と会って、
ほっとしてストレスから解放されるとともに、
心に余裕が出来て本質的に大切なことは何か
気づかされた時があります。

2種類のメンターを持とう

以上の様にメンターには2タイプいます。

仕事のメンターと癒しのメンターでしたね。
この2タイプのメンター的存在を持つことは
お勧めです。

会社や周りにそう言った存在がいない場合は、
会社の外で探すと良いでしょう。
意外なところで見つかるもので、
例えば、趣味のサークルや地域の繋がり、
パパ友、ママ友など、仕事とは別の世界に
顔を出してみると想定外の出会いがあるものです。

いずれにしても、自分のメンターを持つことは
キャリアを切り開くうえでも、
幸せな人生を送るうえでも、
とても価値のあることです。

是非、周りに目を向けてその様な存在を
見つけて心の通う関係を構築してみては如何でしょうか?

(2021年9月6日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
参考ツール(無料):タイプ分け診断


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?