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祖母の生きた大正昭和を5人でかえりみる~4 兄嫁のミサオさんから見た祖母~ --大正13年 縁故のない家の家督を相続した女子大生--
私は 新潟生まれの新潟育ち。 この地から遠く離れたことはない。 農家の家の次女として育ち、家の手伝いをしながら大正13年25歳の時に 突然降ってわいた縁談で、現夫・理一さんと結婚することになる。 理一さんは近隣の大きな農家の長男であるが、その家に新婚時、半月も住まなかっただろうか、直ぐに東京の義理の妹の所へ上京した。 普通よく聞く話では農家は多世帯で住み、祖父母から幼い兄弟の大勢の下働きを 長男の嫁が一手に引き受け、その苦労は並大抵ではないという。 が、この家は義理の母と妹