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マンガの専門学校について考える3
神田・神保町の三省堂書店にいくと著名人の色紙が飾ってある。その中に小学館社長の相賀さんのもあってそこには「自分はギャンブルをやらない、出版がギャンブルだから」みたいな一言が書いてあった。
そうか?出版界って…少なくとも小学館みたいな大手はギャンブルやらないでしょう?
マンガの世界で一番のギャンブルは新人への投資だ。惚れ込んだ作品、新人に金をかける。回収できなきゃ沈没…のつもりで。
今の出版業界はそういうことはしない。出版不況というなら商品開発…新人育成にお金かけるべきだろうと思うけど、しない。
新人育成にはお金をかけないけど、新人の中で即金になる作品を作れる人がいたら重宝するのが、今の出版界の体質だ。即金になる作品はだいたいにおいて刺激というか毒の多いものが多い。
しかし、マンガはそんなものばかりではないのだ。
専門学校で教えてるとわかるが、作り手の感性は本来もっと伸びやか。あちこちに枝を伸ばそうと身もだえする人たちがたくさんいる。
ここらでまとめていきます。いま、マンガの専門学校が立ち向かっているのは主にこんな感じ。
子どもの減少による学校の維持
出版社が即金にならないものしかとらない
学生の多様性を伸ばす
日本のマンガの知見を守っていく
なかなか大変である。
そんな中でヨーロッパは確実に日本マンガの史上が広がっていて、日本マンガの専門学校も生まれている。
次回はそんな話しでも。
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