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【W杯アジア最終予選】オマーン×日本プレビュー

あと1時間ほどで試合が始まります。 ここで負ければW杯出場はほぼ不可能でしょう。 オリンピックから、いやオリンピック前から危惧していた事が現実になってしまいました。 試合まで暇なのでとりあえず今考えていることをつらつらと書いてみます。 日本はなぜ3バックを使わない?森保監督は3バックが得意だったのではないのでしょうか。吉田、冨安、中山、板倉。彼らの能力の高さを考えればそこまで練習を積まなくても3バックいけるでしょうに。現に頑なに守ってきた4-2-3-1を4-3-3に変

    • 【W杯アジア最終予選】中国vs日本レビュー~正直森保監督はもう限界~

      解説の岡田さんらが言うほどは変わっていなかった日本の立ち上がり完敗のオマーン戦から4日、絶対に勝ちが欲しい日本。 システムは当然4-2-3-1だが、右SBは離脱の酒井に代えて室屋、CBに冨安が戻ってきたほか、前線を2人入れ替えた。中盤の左に古橋、トップ下に久保建英。 1戦目の出来を見れば当然の起用だが、正直無所属の長友を2戦連発させるのはどうかと思う。ここはひとつオリンピックで活躍した中山雄太を起用してほしかった。 中国は5-3-2。オマーンのような組織だった守備ではな

      • 【ワールドカップアジア最終予選】相変わらず無策の森保ジャパン。オマーン戦の敗戦はサプライズではない。

        カタールワールドカップアジア最終予選。日本はオマーンとの初戦で0-1で敗れた。メディアでは「まさか」「サプライズ」という文字が躍っていたが、決してそうではないと思う。なぜ負けたのか、試合を振り返りたい。 日本を完全攻略したオマーンの戦術日本は相も変わらず4-2-3-1。オリンピックを経てメンバーが大幅に若返るかと思ったが、6人がロシアワールドカップメンバー。システムもメンツも代わり映えしない。 オマーンは4-4-2。ダイヤモンド型の中盤で中央に人を配してきた。オリンピック

        • 【東京2020サッカー男子まとめ】~課題は監督のマネジメント能力~

          日本のオリンピックが終わった。3位決定戦はメキシコに力負けし53年ぶりのメダル獲得はならなかった。「史上最強」と謳われ、高いポテンシャルを持った選手を揃えた日本五輪代表だったが、スペインやメキシコといった強豪と比べた時、技術や戦術面でまだまだレベルの差を感じた。 メダルまで「あと一歩」。でもその「あと一歩」はまだまだ遠い印象だった。日本サッカーのリアルな実力を知れたという意味ではとても価値ある大会だったと思う。 ただ今大会最も気になったのは森保監督のマネジメント能力である

        【W杯アジア最終予選】オマーン×日本プレビュー

        • 【W杯アジア最終予選】中国vs日本レビュー~正直森保監督はもう限界~

        • 【ワールドカップアジア最終予選】相変わらず無策の森保ジャパン。オマーン戦の敗戦はサプライズではない。

        • 【東京2020サッカー男子まとめ】~課題は監督のマネジメント能力~

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        • サッカー
          11本

        記事

          【東京2020男子サッカー】準決勝日本vsスペイン感想~健闘した!で終わらせないために~

          日本は決勝進出をかけドリームチーム・スペインと対戦。0-0のまま90分では決着がつかず延長戦へ。試合を通してよく守りよく走りスペインを苦しめたが、延長後半、アセンシオの一撃に沈む。 まずは素晴らしい試合をした選手を称えたい。そして勇気ある交代策を実行した森保監督にも賛辞を送りたい。サッカーファンとして、日本人として非常に胸が熱くなった試合だった。 が、しかしである。「感動した!」「健闘した!」「いい試合だった!」で終わらせていてはロシアワールドカップのベルギー戦と変わらな

          【東京2020男子サッカー】準決勝日本vsスペイン感想~健闘した!で終わらせないために~

          【東京2020サッカー男子】準決勝日本VSスペイン展望~弱者の戦いでメダルへ~

          準々決勝のニュージーランド戦は苦しみながらもPK戦で勝利。いよいよメダルが射程圏内に入ってきたが準決勝の相手はスペイン。先のユーロ2020でベスト4まで勝ち上がったメンバーが多く選出され、非常にクオリティーの高いチームだ。ニュージーランド戦後の記事では半ば諦めの心境で「見守るしかない」と締めくくったが、ここはひとつ前向きに展望してみたい。 ドリームチーム・スペインの予想スタメンスペインはおそらくこれまで通り4-1-2-3で来るだろう。GKはA代表のウナイ・シモン。CBもA代

          【東京2020サッカー男子】準決勝日本VSスペイン展望~弱者の戦いでメダルへ~

          【東京2020サッカー男子】準々決勝・日本vsニュージーランド~策なし、勇気なし、選手への信用なし…不安が的中した森保采配~

          オリンピック準々決勝、日本はニュージーランド相手に決め手を欠き0-0でPK戦へ。谷のセーブもあり日本がなんとか準決勝に駒を進めた。試合前の記事で予想していた通りの消耗戦となったが、試合のカギを握ると見ていた森保監督の采配は消極的なもので不安が的中した形となった。詳しく振り返りたい。 チャンスを作るも重さが見られた前半日本のフォーメーションは毎度お馴染みの4-2-3-1。フランス戦のスタメンから実質4人を入れ替えてきた。1トップは1戦目、2戦目とスタメンだった林大地、左SHに

          【東京2020サッカー男子】準々決勝・日本vsニュージーランド~策なし、勇気なし、選手への信用なし…不安が的中した森保采配~

          【東京2020サッカー男子】日本VSフランス~完璧主義がもたらした完勝~

          グループリーグ最終戦。フランスに4-0で快勝した。日本はほぼ完璧な試合で圧倒したが、招集に苦労したフランスの五輪代表は国のネームバリュー程に恐れる相手ではなかった。今の日本には勝って当然の相手で、そこまで完璧に叩きに行く必要があったのか?というのが正直な感想だ。 引き分けでもOKの試合でもベストメンバー日本のスタメン。メキシコ戦から代えてきたのは3人。1戦目は三好、2戦目は相馬だった左のアタッカーに旗手。1トップは1戦目2戦目と精力的に動いていた林に代えて上田。そしてケガか

          【東京2020サッカー男子】日本VSフランス~完璧主義がもたらした完勝~

          【東京2020サッカー男子】日本VSメキシコ~うまく時計を進めることのできない森保ジャパンの危うさ~

          優勝候補と目されるメキシコ相手に高い強度の守備と素早い縦への突破力で2点を先制した。前半は完全に日本の試合だった。前線は林大地を中心によくプレッシャーをかけ、先発起用された左の相馬も攻守にスプリントを繰り返した。久保、堂安のテクニカルなプレーも見られ、守備陣はハードにメキシコの攻撃を抑えた。 が、後半のトーンダウン。ナイトゲームとはいえ気温の高い中での中2日での試合。前半からあれだけ走れば後半に当然体力は切れる。2点リードとはいえ、ポテンシャルの高いメキシコを相手にプレッシ

          【東京2020サッカー男子】日本VSメキシコ~うまく時計を進めることのできない森保ジャパンの危うさ~

          【EURO2020決勝】残念だったイングランドの采配。エース不在がイタリアの強みに

          決勝戦。ウェンブリーの声援を背にシステム変更でギャップを生み出したイングランドが早々に先制。しかし劣勢の中修正をかけ粘り強く戦ったイタリアが追いつき、延長でも勝負がつかずPK戦へ。どちらが勝ってもおかしくない激戦を制したのはイタリアだった。両チームの戦術と采配について詳しく振り返りたい。 【前半】対策を練ったイングランドとワンパターンだったイタリア決勝前の記事で予想したようにイングランドは3バックを敷いてきた。イタリアのストロングポイントである左サイドを封じるため、トリッピ

          【EURO2020決勝】残念だったイングランドの采配。エース不在がイタリアの強みに

          【ユーロ2020決勝】イタリアVSイングランド 勝負を分けるのはチェルシー対決か

          ついに決勝 順当に勝ち上がったイタリア&イングランド1カ月に及ぶ世界トップレベルの戦いもついにクライマックス。クラブチームのような高い完成度を誇るイタリア。高いインテンシティと守備力でスキのない戦いで勝ち上がってきたイングランド。波乱もあった決勝トーナメントだったが優勝を争うのは順当とも言える2チームとなった。激戦が予想される決勝戦の展開を予想してみたい。 システムがガチガチに噛み合う試合 勝負を分けるのは個のクオリティーイタリアは大会を通して4-3-3のシステム。中盤の構

          【ユーロ2020決勝】イタリアVSイングランド 勝負を分けるのはチェルシー対決か

          【ユーロ2020】準決勝イングランドVSデンマーク感想

          ~リスペクトしなかったイングランドとリスペクトし過ぎたデンマーク~延長の激闘の末イングランドが2-1でデンマークを退けた。イングランドは今大会初失点、しかも全チームを通して初の直接フリーキックによるゴールで先制を許したものの前半のうちに追いつき、延長に疑惑のPKを獲得。終盤は余力を残し逃げ切った。初戦でエース・エリクセンがピッチに倒れ、一時心肺停止の緊急事態に見舞われたデンマーク。2連敗から奇跡の決勝トーナメント進出を遂げ、その後多彩なパスワークとチーム一丸となってのハードワ

          【ユーロ2020】準決勝イングランドVSデンマーク感想

          【ユーロ2020準決勝の見どころ】②

          準決勝②イングランドVSデンマーク~システムではめるのはどちらのチームか~無失点で勝ち上がってきたイングランド代表。基本システムは4-3-3だが相手により微妙に立ち位置を変えてきた。ドイツ戦は3バックで挑み右サイドにウォーカー&トリッピアーを配すことでサイド攻撃を封じた。デンマークもドイツに近い3-4-3を基本とするが果たしてどのようなシステムで臨むのか。 デンマークは屈強な3バックを背後に中盤をディレイニーとホイビュアが走り回り支配。左のハーフスペースでテクニックのあるデ

          【ユーロ2020準決勝の見どころ】②

          【ユーロ準決勝イタリアVSスペインを終えて】

          予想通りスペインがポゼッションで上回りイタリアを押し込む展開となった。特筆すべきはスペインのシステムと中盤での守備。 スペインはモラタを外しダニ・オルモをセンターにした伝統の(?)ゼロトップ。予想していたようなミラーゲームにはならずダニ・オルモがハーフスペースに下りて中盤で数的優位を作った。 また守備においてはペドリがジョルジーニョを、コケがヴェラッティをマンマークで押さえ仕事をさせなかった。画面にはあまり映っていなかったがバレッラはブスケツが遮断していたのだろう。イタリ

          【ユーロ準決勝イタリアVSスペインを終えて】

          【ユーロ2020準決勝の見どころ】①

          準決勝①イタリアvsスペイン~主導権はどちらが握る?~圧倒的なチームの完成度により全勝で勝ち上がってきたイタリアと、苦しみながらも勝負所での個のクオリティーと運の良さで這い上がったスペイン。ここまでの戦いぶりからするとイタリアが一枚上手の印象だが、果たしてどうか。 まず興味深いのは「どちらが試合の主導権を握るのか?」ということだ。ポゼッション率で言うと両チームとも全ての試合において相手を上回っているが、数字の上ではスペインの方に軍配が上がる。底にブスケツ、その前にペドリとい

          【ユーロ2020準決勝の見どころ】①

          【ネタバレ】「シン・エヴァ」は本当に「Q」の続きなのか?

          「シン・エヴァ」…3回観た。 1回目は通常版。2回目はIMAX。同じシーンでも全く違って見えるほどIMAXは良かった。特に戦闘シーンの迫力は激マシ。 そして3回目はMX4D。ハッキリ言ってお勧めしない。椅子、全然動かなくていいし。綾波が転んだ田んぼの水とか顔にかかるのとか汚っ!とか思っちゃったから。集中できないから。 で、3回観た結果ひとつの疑問が。 果たしてこれは本当に「Q」の続きなのだろうか?ということ。 黒電話、ビール瓶、マニュアル車。話は確かにつながっている

          【ネタバレ】「シン・エヴァ」は本当に「Q」の続きなのか?