【ネタバレ】「シン・エヴァ」は本当に「Q」の続きなのか?
「シン・エヴァ」…3回観た。
1回目は通常版。2回目はIMAX。同じシーンでも全く違って見えるほどIMAXは良かった。特に戦闘シーンの迫力は激マシ。
そして3回目はMX4D。ハッキリ言ってお勧めしない。椅子、全然動かなくていいし。綾波が転んだ田んぼの水とか顔にかかるのとか汚っ!とか思っちゃったから。集中できないから。
で、3回観た結果ひとつの疑問が。
果たしてこれは本当に「Q」の続きなのだろうか?ということ。
黒電話、ビール瓶、マニュアル車。
話は確かにつながっている。物語だけを考えたら疑う余地もなく「序」「破」からつながる「Q」の続きである。
しかし。「シン」の前半の第3村があまりにも昭和昭和していて「あれ?」と思ってしまった。
「ニアサー」の影響で電気が使えないとか、ある程度のアナログ感は分かる。でも、黒電話はやりすぎだろうと。
「Q」では日常が描かれなかったけど、「破」の時点では携帯電話があった。明らかに現代の設定だったよね?いくら田舎でも今どき黒電話なんて使ってないだろうし、わざわざ探し出して使ってるとか不自然すぎるでしょ。
あとケースに入ったビール瓶とか、車がミッションとか、現代の設定としては不自然なディテールをわざわざ描いている。
庵野監督が自らの原風景を描きたかったから…といえば身も蓋もない話だけれど、単純に考えると「破」~「Q」~「シン」で数十年さかのぼっているということになる。
「ニアサー」ばっかり言っているけど「ニアフォー」は無視?
あと気になったのは「ニアサー」。
「破」のラストで起こった「ニア・サードインパクト」。「シン」ではそこからの復興ってことでやたらとみんなニアサーニアサー言ってたんだけど、「Q」のラストで起こりかけた「フォースインパクト」の影響はないんか?と思った。「ニアフォー」はどこいったん?と。あの時もカヲル君が止めるまで結構うわ~っとなってたよね?赤いのがうわ~っと。あれは大丈夫なのか?
まーこれは「Q」時点ですでに封印柱があったから第3村は「フォース」の影響を受けなかった…ということなのだろう。
と、すると封印柱っていつからあったんだ?「ニアサード」の前にはあったってことになる?ってことは「破」のあと結構時間が空いてからサードインパクトは発動したってことになる。これはまた「Q」の考察の続きに書いてみよう。気が向いたら。
まとめ
話は戻って結局のところ「シン」は「Q」の続きなのか?って疑問だけど、まあ続きなんだろうと思う。
ぶっちゃけ、「イマジナリー」の概念が入っちゃった時点で時代背景とか辻褄があってなくても成立しちゃうんだな。だって、アニメだもの。
あくまでもシンジ君を中心とした物語は続いている。でも舞台装置は常に再構築されている。
ということなのか。知らん。
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