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29(ニク)の日にこそ戦略思考が役に立つ

僕の最近の習慣として、28日はニワトリの日なので、鶏肉を食べ、
29日はニクの日なので何かしらのお肉を食べるようにしています。
そして、29日に焼き肉屋の前を通りかかったとき、
たぶん僕と同じニクの日を楽しみたい人で満席になっているの見て、
 ・コロナ禍で最も換気力のある焼肉が行くなら選びやすいこと
 ・前の投稿でも書かせていただいた「刺激欲求の高まり」
ということも焼き肉が今人気な理由かもしれないということを思いつつ
通りかかったときにふと、焼き肉って正に戦略思考だなと思ったのです。

焼き肉の注文は正に戦略思考とPDCAである

先に言っておくと、全員に当てはまるわけではなく、30代以上で
お肉の脂が最近辛くなったという人が特にということなのですが、
なぜ戦略思考なのかというと、焼き肉は戦略的に注文しないと
食べ終わったときに本当に満足して帰ることが困難だからです。
20代までは、たくさん焼肉を食べられるほど幸せな気持ちだったのですが、
徐々にカルビの脂がキツくなる、お肉自体が沢山食べられなくなるという
経験をした人にとっては戦略的にお肉を注文する必要が出てきます。

・ターゲットは自分(正確に言うと自分の胃袋)
・第1弾の注文は肉を沢山食べたいという欲求を抑えて、
 ねぎ塩タン、ナムルを注文
・その後、必ず食べたいハラミを食べつつ、赤み系、ロース、ホルモンや
 野菜、海鮮、サンチュ、などの中で何を注文するか検討し、
 細かく注文することで胃袋のPDCAを回し、胃が脂で辛い状態にならない
 ように最新の注意を払う(時にはレモン/ウーロンハイで脂を流す)
・最後のシメは冷麺でその後に温かいお茶を頂く

と軽く考えるだけでも、最終的な目的である
「美味しくお肉を食べて幸せな気持ちで帰る」を実現するために
・ターゲットのインサイトをしっかりと把握する
・各ジャーニーごとの方針を決めながら戦略ストーリーを考える
・その戦略とジャーニーのタイミングに合わせて
 肉、野菜、お酒、お米など様々なコンテンツを提供
・次の注文(短期)、次回の焼肉(中期)に向けたPDCAを回す
という正に戦略思考の型に当てはまることを焼肉を食べる中で検討しているのです。

焼肉をさらに戦略思考に活用してみる

ここまで書いたので、更に焼肉の活用について2つほど考えたいのですが、
一つは焼肉に限らない話ですが、焼肉は友人、会社の先輩、同僚といくことで、更に戦略思考力、マーケティング力は強化されるということです。
例えば会社の同僚と4人で行くとなり自分が注文することになったとき、
それぞれ4人のそもそもの好みに加えて、その日の天気、同僚の疲れ具合などを見ながらその状況に合わせて例えば「にんにくのホイル焼きを頼む」
「牛だけはなくピートロなど豚や鳥を注文する」など普通の注文に加えて、
 同僚から「その注文いいね!」と言われるためにどう注文し、最終的に
自分以外の同僚も美味しく帰ってもらうのかということを考えると、
マーケティングに必要な洞察力、提案力などが身につくと思います。

また、2つ目は、ここからはかなり余談に近いですが、
家族、友人、同僚、クライアントなど本当に様々な人と焼肉に行き、
注文をしてきた中での肌感なのですが、焼肉の注文するお肉や注文の
仕方にはかなりその人の性格や特徴が全面に出てくる気がします。
つまり、お肉には実は見えていないような人の本性とか本能的なものが反映されているということなのです。そう考えると、普段の仕事の中で
・ターゲットとなる人がどういう人なのかもう少しペルソナを明確にしたい
・商品やサービスを人にどう勧めるというのか考えたい
などマーケティングやプロモーションを考える中で、まずはこのターゲットはどんな焼肉の肉を注文しそうか、どんな順番で食べそうかということを
妄想の中でも仮説的に考えてみると焼肉以外の特徴もイメージが湧いてくる可能性があるのではないかと思います。(個人的に今度トライしてみようと思います)

好きな焼肉の事を書いた事もあり長文になってしまいましたが、
最近、カニとエビを食べて人生で初めて
じんましんが出てきた事もあり、僕のニクの日の自分との戦いはまだ続きそうです。

お忙しい中、記事を読んで下さりありがとうございました。

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