一人泣きたくなるほどの苦しみがあったからこそ、得られた喜びがあった。
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通りすがりのお父さんや駐車場で団子屋をやってるお兄ちゃん。いろんな人が声をかけてくれて、それぞれの形でこの旅を応援してくださる。毎日そんな予想もできない出会いがある。それがなかったら、とっくに心は折れていた。この日は、そんな出会いが一番多い1日だった。
2017.8.9
囲炉裏を積んでリアカー旅、17日目。
川内 → 西方
“ 喜びを目一杯感じるために、深い苦しみがあるんだ。”
*
この日は、歩き始めてすぐに雨が降ってきた。
雨宿りをしながら進む。
出勤中っぽいお兄ちゃんが朝ごはんをくれた。
そして、なぜか記念硬貨もくれた!
コンビニが目に入って休憩しようとしたら、同じ敷地内にコインランドリーもある!
たまっていた洗濯物を機械につっこみ、涼しいコンビニで休憩♪
コインランドリーに来てたおばあちゃんと仲良くなって、世間話をぺちゃくちゃしながら洗濯を手伝ってあげる(笑)
最近は人に助けてもらってばっかりだったから、なんでもいいから僕も誰かの役に立ちたかった。
*
そこから、また先の見えない峠道をただ歩く。
なんだか心が揺れて、体が重い。
気持ちが落ちて、道も険しく、終わりも見えない。
そんな時は、どうしようもなく辛くなる。
「ちょっとごめん。」と言って寄りかかれる相手もいない。
こうなると、もう視野が狭くなり、自分の中での葛藤にばかり気を取られる。
何度も立ち止まった。何度も座り込んだ。
そして、また歩いた。
*
トンネルを抜け、休憩しようと立ち寄ったローソンで “ミラクル” は起こった。
「あの、市内からリアカー引いてる子だよね?
うちに寄って来なよ。」
その人は、この日の目的地にしていた西方でお店をしてる人だった。
先月鹿児島市内で泊まったゲストハウスのオーナーさんが西方周辺の知り合いに声をかけてくれていて、この時ぼくが出会ったのはそのまた知り合いの方。
「お店まで頑張って。屋根のある場所、貸してあげるから。」
その方と別れた後、身体と心が軽くなり、見える世界も明るくなった。
「よし!いける!!」
1時間後、無事にお店に着くことができ、近くのお宅でご飯もいただいた。
さらに、MBCラジオの関係者の方から連絡があり、明日の朝のラジオ番組への出演も決定した!
*
この日は、心と体が本当に苦しかった。
それでも、その瞬間をなんとか乗り切った先に“奇跡”と思えるような出会いがあって、思ってもなかった展開が待っていた。
「ああ、この喜びを目一杯感じるために
あの苦しみがあったんだなあ。」
【現在地は、ココ!】
− end −
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
僕は、いま囲炉裏をリアカーに積んで歩いています!
今後の行脚活動にご支援いただける方がいたら、よろしくお願いします!!
行脚中の宿代・生活費などに充てさせていただきます !
以下より、直接のご支援もいただいております!!
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名義 ヤマザキタカヒロ
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