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探究発表を映像で行いたい~非言語表現の可能性~

「雨が降っているなぁ」を映像で表現するとどうなるか?
これは結構、簡単だと思います。
文字通り、雨が降っている様子を映し出せばいいでしょう。

では、「すごい雨だったなぁ」はどうでしょうか。
一気に難しくなると思いませんか?

まず、過去形になっている時点で、今はすごい雨ではありません
「降っていない」か「小雨になっている」か。
そして、詠嘆も入っていますよね。

映像表現にするにはいろいろ工夫が要ります。
言い方を変えれば、表現に無限の可能性があります。

私だったら、まず、ぬかるんだ地面を撮ります。
そして、水たまり。
さらに、そこには青空が水鏡に映っている様子。
背景には鳥の鳴き声を響かせて……

きりがありませんが、ここに映像による「非言語表現」の面白さがあると言ってもいいでしょう。

と、前置きが長くなりましたが、鎌倉市教育委員会からの紹介で、来月、市立玉縄中学校でワークショップをやります。
「探究活動の結果発表に映像表現を選択肢に入れたい」とのご要望からです。

探究発表を映像で行いたいという話はよく聞きますが、これがなかなか難しいのです。
パワポと何ら変わらない」という残念な結果、要はつまらない発表に陥りがちです。
本来、映像は人の感情を動かすことに適した表現方法です。
そこを一気飛躍させて、映像を使った意義を見出せる発想の転換が必要です。

イメージでは分かっているのですが、どう体系的に理解させるか。
そして、それをほかの場面でも活用できるか。
これはかなり高度な内容になりそうですが、思い切った挑戦をしてみます!

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