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8日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(イグアス編)

新婚旅行で南極に行った記録です。
南極ツアーが始まる数日のあいだのアルゼンチンとウルグアイ観光を観光。南極がメインの旅行ですが、それに負けないくらいアルゼンチンとウルグアイ観光も、一生に一度の思い出にのこる経験になりました。

前回の記事はこちら。

https://note.com/yamayu3/n/nbb0a4c460f4c

今回はイグアス(アルゼンチン) → ブエノスアイレス(アルゼンチン)→ コロニアル・デル・サクラメント(ウルグアイ)と大移動。すぐお隣の国なのに、国境を越えると全く違う国なんだなと、実感する1日でした。

それでは本編です!

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早朝4時半に空港送迎シャトルに迎えに来てもらう。日の出とともに空港に
着いた。今日は大移動の一日だ。

サッカー大国は空港の待合室までユニフォーム模様


離陸してすぐの飛行機の窓からみえる一面の森が壮観だった。イグアスの滝から水しぶきが上がっているのも見えた。壮大なアマゾンの大自然。

左奥に見えるのがイグアスの滝の水しぶき
まさかと思ったけれど本物だった。


そして約2時間後に見えたブエノスアイレスの上空からの風景は、整然とした道の並んだ一面の大都会。

大都会ブエノスアイレスを上空から眺める

ウルグアイへはブエノスアイレスからフェリーですぐ。日帰りでも行こうと思ったら行けるくらい近い。私たちの計画は空港に到着したらすぐ、タクシーでフェリーターミナルまで直行して、そのままウルグアイへ向かうというもの。まだ慣れないアルゼンチンで、治安の悪いブエノスアイレスの市街地はできるだけ避けていこうという作戦。

なので今日のお昼ご飯は空港のフードコートでの軽食。私が荷物番をして、夫に注文をお願いした。夫はスペイン語を話せなくて、ノリと勢いで注文したら、カフェラテを頼むつもりがオレンジジュースが出てきたらしく凹んでいた。可哀想だったけど可笑しくて笑ってしまった。

DiDiで車を呼んでフェリーターミナルへ。車の中でバチャータが流れていたので Me gusto la música (私はこの音楽が好きです)と伝えた。クールな運転手さんだったけど降りたあとにガラス越しにサムアップしてくれてええヤツやなと思った。こういうすれ違う他人同士とのカジュアルなコミュニケーションが好きで、ラテンっていいなと思う。フェリーターミナルの周りは治安が悪いと聞いて心配していたけれど、たしかにビルの外は廃れた感じがあったけれど、すぐビルの中に入ればそこは綺麗で新しい空港といったかんじで、目の届くところにポリスオフィスもあって安心感があった。

アルゼンチン側にアルゼンチンとウルグアイのイミグレの両方があった。ウルグアイ側の人が夫にスペイン語で質問していて、夫がスペイン語が明らかに分からなくて困っててもスペイン語で押し通そうとしていて、イミグレですら英語をはなせてもらえない中南米の洗練を受ける。私と一緒だよと身振りで伝えたら通してくれた。たぶん中国パスポートなのに中国の出国スタンプがなかったからだと思う。無事に出国できて、夫とウルグアイのビザがとれてウルグアイに行くことが出来てよかったねと改めて喜び合う。
フェリー待合所にはブラジルやチリの人もいた。バックパックに登山靴をぶら下げている人はパタゴニアに行くんだろう。フェリーから見える景色、これが川だと言われないと海と信じてしまいそう。でも海にしては茶色く濁っている。

さようならアルゼンチン

フェリーに乗って1時間半でコロニアデルサクラメントに到着。もっと高層ビルが立ち並んでいる街を想像していたけれど、2階建くらいの建物が建ち並ぶ小さくて穏やかな街だった。白くて背の高い街路樹が青々と茂って木陰をつくり、どこか洗練されたヨーロッパの街並みのよう。慣れないバックパックを背負ってたったの10分緩い坂道を歩いただけなのに腰が痛くなりそう。泊まるホテルはバックパッカーが泊まりそうもないような7階建のホテルでカウンターにはいつも2名のスタッフがいる。少し英語の喋れるスタッフはいるがスペイン語しか通じない人もいる。
部屋は6階でまわりの建物のトタン屋根が見える。手前には柑橘の木があって、遠くには茶色の川が見える。

ごつごつした石畳に反射する光から、南半球の夏を感じる

ホテルに荷物を置いて、少しだけ散策をした。
・ソーラーパネルで発電してUSBケーブルを差し込んだらスマホが充電できるスポットがあった。
・メインストリートに小さなカフェが並んでいて軒先に椅子を出していて町の雰囲気が良い。
・USD現金を引き出すことができた。1回あたり300ドルまでで手数料が都度6ドルかかる。それでもアルゼンチンに持って行ったらブルーレートで倍になるのだから超お得。
・ヒッピーみたいな若者たちが道に座ってお酒を飲んだりだべったりしていて平和。
・クラシックカーがそこらじゅうにある。ただの飾りかと思ったらまだ現役で走ってた。
・ボートを止めるポートがあって、しばらくベンチに座ってのんびりできた。
・アート&カルチャーセンターに行った。入場料無料でちょっとした展示が見れた。わたしのお気に入りは3人で楽器を演奏している様子を木と鉄で表現した作品。TODO ARTISTA PRECISA UN INCENTIVO, ESTE NECESITA QUE EN CADA BILLETE LE DEJES TU OPINION DE ESTA MUESTRA (全てのアーティストにはインセンティブが必要です。だからこのお札にこの作品への意見を残してください). ということだったので、そこに置かれていた小さな紙切れに、日本語と中国語とスペイン語で「好きです!」とコメントを残した。

一番のお気に入りの作品。
無料の美術館も存分に楽しめた。

ここウルグアイはとても平和だ。アルゼンチンはなんでカオスに感じるんだろう。なんでウルグアイは平和に感じるんだろう。はっきりと言葉にできないけれど直感的に違いを感じる。
本当は夕日と日が暮れた旧市街地を見たかったけれど、ただ時差ボケをしているのかそれとも今日の朝が早かったからか、20時の日の入りを待たずに寝てしまった。

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具体的な南極旅行の手配、予算、時期、クルーズ船の選びかたなどのノウハウは、現在執筆中。ひととおりの日記を投稿したあと、公開予定。
(バイリンガル夫婦が本気でググりまくった結果、日本で一番、南極クルーズ船選びに詳しくなりました。船のスペックから代理店からスプシにまとめあげた一大傑作。乞うご期待。)

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