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新人指導に役立つ心理学

みなさんこんにちは。( •̀ ω •́ )✧

看護師yama指導です。

今回は”看護師 新人指導に役立つ心理学”について

私が勉強したことや経験からお伝えしたいと思います👨‍⚕️

YouTubeでも撮影しておりますので、ご確認ください👍

今回は心理学を基に新人指導の場面でどのように活用できるのかお伝えしていければと思います。

なぜ心理学を基に考えていたかというと、👨‍🎓

アドラー心理学において、

『人間の悩みはすべて対人関係上の問題といえるといわれています。』

指導で悩むのも対人関係上であるので、

人の心理状況・精神状況=心理の法則があるのであれば

それを用いて伝えたりしたほうが

とても効率的・理にかなっていると思いませんか?

今回は看護師の指導の場面に役立つ心理学を説明していきます。👨‍🏫

ライン ベージュ

プロスペクト理論

人は、利益を得る場面では「確実に手に入れること」を優先するが、反対に損失を被る場面では「最大限に回避すること」を優先する傾向があるという行動心理を表した理論を『プロスペクト理論』と言います。

分かりやすく言うと、「得をするよりも、損をしたくない!!」という気持ちの方が強くなるということです。

例えばこれは、ハイリスク・ハイリターンよりもノーリスク・ローリターンがいいというまさにプロスペクト理論に基づいた心理が働いているのです。

【指導場面】新人へもローリスク、ローリターンがあるような提案
例えば:簡単な勉強・すぐ自立する技術から始める


また、それにプラスして‼⚡

ライン ピンク

『フット・イン・ザ・ドア』

小さな頼みごとを承諾させていき、徐々にその要求を大きくしていくことで、最終的に大きな頼みごとを承諾させていくといった心理テクニック

フット・イン・ザ・ドアは、小さな『YES取り』を複数回行っていくことで、『一貫性の原理』( 一度決心した行動や発言、信念などを貫き通したいという心理 )という心理的作用をうまく利用しています。

【指導場面】例えば:新人が簡単にできることから何度も初めていき、少しずつ大きな課題へつなげていく

次に相手に説明をしようとするときにも心理学のテクニックが用いられることがあり⚡

ライン 青

『クライマックス法・アンチ・クライマックス法』

説明したあとに結論を最後にもってくるのが、クライマックス法
結論を先に提示するのがアンチ・クライマックス法といいます。

どちらがよいとかいうのではなくこれは使い方があり。相手の関心の度合いによって使い分けるのがよいとされています。

興味のある相手にはクライマックス法が効果的です。人は最後の印象が判断に大きく影響する親近効果が働きます。例えば、TVとかでお笑いなど落ちは最後にもってきていますね。ビジネスにおいても、「とても美容によい商品なのですがお値段が高くて」「お値段が高いのですがとても美容によい商品」と聞くのでは後者のほうがよい印象を受けますね。

アンチ・クライマックス法は興味がない相手に用いると効果的です。最初にインパクトを与えて興味ももって話を聞いてもらうためですね。

【指導場面】新人にはどちらを使ったらよいのか…それはですね。両方使えばよいんです。
例えば:結論を最初に伝えて→説明や理由を交えて→最後に結論を伝えることがよいと思います。

記憶が苦手で苦労する新人さんがいるときは⚡

ライン 青

ヒグビーの7つの理論

これは記憶するのに必要なコツをまとめたものです。

1:有意味化→言葉をただ丸暗記ではなく意味を理解すると覚えやすい 
2:組織化→解剖生理とか分野がある 
3:連想→年号の語呂合わせ、覚えたことと結びつける 
4:視覚化→全体像とか関連図 
5:範囲をしぼることで集中→テスト範囲 
6:興味→好きな歌詞 
7:フィードバック→復習 
このように、ただ勉強して覚えてというより、覚え方についても一緒に探してあげることもコツですね。

ライン ベージュ

自己効力感

物事を足遂げるには結局は自分次第でそのうえで「自分はできる」と思うことが大事でこれを“自己効力感”といいます。

自己効力感と聞いてこちら側がなにもできないなと思ってしまうかもしれませんがそうではなく。

自己効力感が生じるには先行する要因があるとされています。
1:達成経験→自分自身が経験した達成や成功は自信につながります 
2:代理経験→他人が何かを達成したり成功している様子を観察することも自信につながる 
3:言語的説得→信頼できる人や既に成功したひとによって自分の能力があると励まされると得られる 
4:生理的情緒的効用→気分が高揚しているときに根拠もないけど一緒に得られますね。

このような4つの要因に働きかけることが効力感を高めれると思います


ここで注意したいのが叱り方にもコツがあるということです。⚡

ライン ピンク

かりてきたネコの法則

これはそれぞれの頭文字をもじって言われたものです。

〖か〗感情的にはならない:
感情的になると相手は委縮して大事なポイントを受け止められなくなる。
〖り〗理由を話す:
理由を伝えないと相手はなにを直せばよいのかわからなくなる。
〖て〗手短に:ながながと話すと相手は受け止めきれない
〖き〗キャラクターに触れない:性格や人格はミスとは関係ない。
〖た〗他人と比べない:
部下はただ屈辱を感じるだけで決して前向きにあることはない。人間だから誰かにできてできないことは当たり前にある。
〖ね〗根に持たない:
いつまでも昔のミスを覚えていると、そういう評価が定着していると思い仕事のモチベーションが下がります
〖こ〗個別に叱る:同僚たちの前で叱ることはメリットはありません。

ライン 青

課題の分離

これは、個人心理学者のアドラーが唱え、人間関係においてなんらかの問題があったときそれを解消させるための課題は、だれのものなのか。

例えば、お子さんがいて親が勉強しなさいといっても、勉強するのはそもそも子供の課題であって親の課題ではない。親はそれが課題であると認識させてあげることやサポートしてあげることが親の課題になってくる。ということです。
【指導場面】勉強しない新人や課題が進まない新人がいてイライラしてしまうことがあっても、一度立ち止まりこれがだれの課題なのか考えていくことが大事であると思います。

ライン ベージュ

第三者話法

第三者の意見を紹介することで、非常に信憑性が高まり、説得しやすくなる話法を『第三者話法』と言います。

【指導場面】:自分ではあまり伝えても響かないことでも、チームのリーダーさんやベテランさんから伝えてもらうことにより理解が深まることがあると思います。

第三者話法については、もっと活用方法があります。

ここでは書ききれないので、動画でチェックしてください!!

ライン ピンク

以上で『指導に役立つ心理学』について終わります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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