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【現地住民 VS 非定住者 ゴミの壁】

私が経営していたスーパーやまとは、観光地「八ヶ岳」に近い店舗がいくつかあった。環境も良く、移住者や別荘族も多い。東京から2時間、夏は涼しいリゾート地であり「移住したい土地ナンバーワン」の称号もいただいたことがある。行政も都心で「移住セミナー」を頻繁に開催し、人口増加のために移住者を誘致していた。


店長曰く、 「日曜日の午後、ゴミや空き缶を店に捨てていくお客さんが異常に増えます。聞いたら別荘の人が地域のゴミ収集所に捨てると、うるさいおじさんが見張っていて怒られるらしいですよ」あらあら💦

どうやら現地の住民にしてみると、町内会費も払わず、地域の清掃にも参加しないで、週末だけ来て都会へ帰る非定住者は迷惑な?存在であるらしい。

過去、マナーの悪い人もいたのだろう…。
町は誘致してるのに、地域住民が歓迎していないのはおかしな話である。

スーパーやまとは「早過ぎたSDGs」の下 (笑)、店先で生ゴミ・不燃物(アルミ缶や空ビン)、トレーやペットボトルの回収を行っていた(生ゴミはポイント付加して回収→堆肥化、他は売却金を自治体に寄付)。

これ幸いに別荘族はゴミやペットボトルを店で捨て、身軽になって店の隣にある高速道路ICへ吸い込まれていく。それでいいのである。

「自然環境はいいんだけど、ゴミは捨てるな、水道も別料金で高いなんて知らなかった。役場にクレーム言ったら『その土地のルールがありますから』なんて無責任だわ!」

「でも知り合いの別荘族もこのスーパーで捨てさせてもらえるから助かってるって!だからムダなケンカはしないのよ」


私は役場に「誘致してるんだから、現住民と非定住者を差別しないで、
地元のうるさ方を黙らせて欲しい🙏🏻」
と注文をつけた。

役場「今はもうそんなにトラブルはありませんよ!社長の店のおかげです。町から感謝状を出そうという意見もあります(^O^)/」

おい!親のコネで役場に入ったお前、よく聞きなさい!

私 「ウチは本来行政がやるべきことを代わりにやっているだけ。
補助金も貰ってないし、別荘族は固定客でもない。これじゃ都会から移り住もうなんて人はいないよ。誘致しておいて、あとは土地のしきたりに従えなんて、甲府のボッ◯クリBARとなにも変わらん。

役場に掲げた『環境都市宣言◯◯市』の看板なんかすぐ外せよ!」

日本中、こんなケースばかりではないだろうが、新住民の受け入れ体制をしっかりすれば「住みやすい町」として評判が広がっていくはず。
「ふるさと納税」のアピール合戦をお手本にしたらどうだろう?

その後しばらくして、移住者のゴミも現地住民と同じ様に受け入れ、水道料金も統一されたと聞いた。但し、今日まで私に『感謝状』は届いていない。

働き方やライフスタイルもどんどん変わっていく。
みんなで仲良くしましょうよo(^▽^)o


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