【呪⭐︎敬老の日〜おまんじゅうの思い出〜】
私が経営していたスーパーやまとは、高齢者のお客さん、とりわけお婆ちゃん達に人気の店だった。毎年「敬老の日」には来店したお婆ちゃん全員に、おまんじゅうを一つずつプレゼントして大変喜ばれていた。
20年以上続いたので、お客さんも楽しみしている年中行事だった。
チラシに載せるでもなく、ポスターで宣伝する訳でもない。
年齢を確かめるなど野暮なこともしない。会計の時、レジのパートさんが見て「婆ちゃんに見えたら黙って渡せ!」が唯一のルールだった。
レジでお客さんとアルバイトの女の子が揉めている💦
「あんた!私が婆さんに見えるのか?客を年寄り扱いして、何がまんじゅうだ!私は婆さんじゃないわよ💢」
売り場が一瞬凍りつく。
どう見ても婆ちゃんが騒いでいるヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
そこへエースのレジパートさん登場!
「あ〜ら、こんなに若い方をお婆ちゃんと間違えるなんてもう、お詫びにおじいちゃんと一緒に召し上がってください(╹◡╹)」
と、おまんじゅうをもう一つプレゼント。
B「あ〜ら、返って悪いじゃないの〜。なんて良い店なの!友達にも宣伝しとくわ!ごちそうさまねっ(^_−)−☆」(見事に2つゲット!)
その婆ちゃんに爺ちゃんがいるかどうかは知る由もない…。
パートさんの機転で事なきを得、それからも「敬老の日」のおまんじゅうプレゼントはルールを変更することなく続くのだった。(終り)
長生きしろよ!◯◯ババア💛(失礼m(__)m)
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【私はこんな人間です】
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