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【コンサル会社の仕事って…】

うちのスーパーが倒産する3年前から、同じコンサルチーム(T)が入って「再生計画」なる物を策定し、それに沿って経営を立て直していった過去がある。

(私の場合は3年で赤字を解消したが、その後諸般の事情により資金ショートの黒字倒産(^^; )

☝️このコンサル会社の使命は、ビッグモーターに代わって経営改善することではなく、再生計画を策定すること。そして実行度合いや回復の進捗を毎月モニタリング&銀行に報告して、「もっとこうして!」「このままじゃダメ!」とハッパを掛ける。

ビッグモーターは直近、金融機関からの支援を断られた。私は創業家の資産を差し出すことを条件に、つなぎ資金(借り換え)は出すと思っていたがそれも叶わなかった。きっと創業家が「NO!」と言ったのだろう。

👤「まだ自己資金が残っているじゃありませんか?先ずはそれを使ってくださいよ🙏🏻」

銀行はこんな時、こうして軽く支援を断る。そして手持ち資金が尽きるまで自己資金を吐き出させ、「兵糧攻め」した後言いなりにさせ、銀行にとって少しでもいい条件で落とし所を探るのが通常スキームである。


ここからは私の勝手な想像…

・ビッグモーターに入るコンサルの仕事は、金融機関が支援する再生計画を策定すること(早い話これだけ)。

・金融機関は損害賠償額や行政処分が未確定であるこの会社に貸したくないはず。それを少しでも支援させるためには「大義」が必要。

・店舗の縮小や人件費の大幅削減、手持ち資産の現金化などを徹底的にやるのは当然。

・コンサル会社が新経営陣に「創業家の資産を全て出させなければ世論も納得しない。そのためにも『会社が刑事告訴せよ』と進言。

・断ればコンサルも手を引くと思われる(そしたらジ・エンド)ので、新経営陣もそれを受け入れて創業家の経営責任を追求に回る。

その過程でスポンサーを探していくのではないか…?
(プロが聞いたら笑われるかも、すいません🙏🏻)

👤コンサル会社は再生計画と実績が乖離すれば、「絵に描いた餅」を銀行に出したのか!と思われ顔が潰れるため、必ず出来ることを計画に盛り込むもの。現経営陣にとっては「屈辱」以外の何者でも無いはず。私の時もそうだった。

☝️繰り返し!
コンサル会社の仕事は、ビッグモーターを救うことではなく、金融機関の支援を取り付けられる様な。実現する可能な「再生計画」を策定すること。

おそらくどんな一流コンサルでも難しい仕事だと思う。会計士も弁護士も、おそらく車のメカニズムは詳しくない。まず始めのヒアリングで全てを話すとも思えない。(しかし最後には全部引っ剥がします)

新社長!コンサル介入を(いい意味で)言い訳にすればいいんです。

👤『おやっさん、コレの案を飲まなきゃ俺たちみんな終わりです。最後に漢気(おとこぎ)見せてくれませんか🙏🏻若にもそうお伝えください!」なんてやり取りがあるのかどうか…?

個人資産を全部差し出して、経営責任を取る姿勢を見せたなら、母屋からの「刑事告訴」はしなくてもいいかも。それより損保の「被害届」まだ〜?w

後始末こそ経営者のプライドですm(__)m


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【私はこんな人間です】


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