【出版の裏側 (社外秘) w】
『本を出す人は立派な人』
ずっとそう思ってきた私が今では2冊も出版している。我ながらウケる (笑)
経営していたスーパーが潰れて業界誌に取り上げられ、持っていたメモや日記を元に一週間くらいで一気に書き上げた。自分でデータにして、お世話になった人に配ろうと思っていたら、それを見た出版社から商業出版のお声が掛かった。
📖倒産から早8ヶ月、ほとんど編集することもなく、出版社が『こうして店は潰れた』というヘンテコなタイトルを付けて発刊の運びとなった。
そこそこの売れ行き(6刷)となったところで、その出版社が本を熟読せずに、めでたく倒産 (汗)。そうしたら別の出版社から「内容を加筆して、続編を出版したい」の依頼が来た。これで見事に本を2冊も出すビジネス作家の誕生である。
出版不況の昨今、中々自分で売り込んでも本を出すことは難しい。私などただの「ハプニング」に過ぎない。
✔︎『夢の印税生活』などと言っても、印税は高々8〜10%程度。販売価格が1500円なら10%の印税で3,000冊(平均的な初版部数)刷って45万円、税引きで40万円てところ。
これが完売すれば出版社も損はないが、9割は初版を売れ残して消えていく。3刷からが本物と言われ。関係者みんなが幸せになる仕組み。
残りは本屋から返本されて裁断される運命💧
『◯◯万部突破!』といっても販売数ではなく印刷部数を発表する。そして誰もその根拠を示せないし、何冊増冊したのかも言わない。
✅世には「自費出版」や経費折半の「協力出版」、そして「電子書籍」などいろんな出版方法がある。
やはりバーコードの付いた『商業出版』は魅力で、そのお手伝いをする出版プロデューサーや出版セミナーも花盛りである。ただし『玉石混交』なのでご注意を!
めでたく出版できても、今度は著者自身がその販売に汗をかかなければならない。100冊単位を自分で買い取って売上げに貢献したり、初回の印税をすべて出版社の販促費に献上することもある。出版社から無料で貰えるのは、初版で10冊、2刷以降は1冊のみ。
大学教授などは自分の本を教科書にして、毎年新入生に買わせる人もいる💦
✔︎Amazonランキングは意外にテキトーで、書いてあるように1時間ごとに更新はされない。著者は深夜に一気に買い込み『Amazonランキング1位!』の称号をPRに使う涙ぐましい努力をする💧
✔︎コメントの数が多い本が売れている本であり「非常に良い〜悪い」の横棒グラフが「F」の形がベストとされる。アンチコメントも販売の肥やしとなる訳だ。
✔︎電子書籍にするにも費用が掛かるため、ある程度売れる見込みがないと出版社が嫌がるし、印刷費や輸送費が掛からないのに印税は変わらない、こりゃ出版社は儲かる!
💡私が思うに、あなたが本を出したかったら、いろんなコンテストに応募したり、コツコツSNSや自分のブログで発信して、編集者に目をつけてもらう事が一番の近道かも知れない。
どうしてもと言うなら、300万くらい払えばゴーストライターが『七転び八起き〜私の人生』というタイトルで、立派な本に仕上げてくれる (笑)
一年間に出版される本は約7万冊。年間に自己破産する人も7万人(これは要らない情報)。
✅本を書いて食べていける人は『天才』
私のように「本を出してるんですよ!」などと宣伝に使うのは『凡才』
これでもう出版依頼は来ないな(^^;
※最後までお読み頂きありがとうございます!
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【私はこんな人間です】
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