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【清く、正しく、美しく】


阪急電鉄や宝塚歌劇団の創設者『小林一三』は、私の生まれた山梨県韮崎(にらさき)市に生家がある。同じ市内どころか「本町一丁目」まで同じ近所で、今では「一三記念公園」と呼ぶにはちょっと寂しい跡地が残っている。

その一丁目は「小林姓」が多く、おそらくご近所の三分の一が(何の関係もない)小林さんだった。だから私も小林一三の末裔(まつえい)ではない。(たまに親戚だと嘘をつく程度)

私が青年会議所に所属していた1995年、地元に文化ホール(1,000人収容)が完成した。その「柿(こけら)落とし」に宝塚のショーを呼ぼう!ということになり、宝塚との交渉が始まった。

OGを呼んでトークショーをしたり、『小林一三に学ぶ会』などという勉強会を立ち上げたり(まだ存在している)、こちらの意気込みを伝えた上で、「市民は宝塚を観たがっている!」と猛アピール!その甲斐あって見事に開館記念事業として「宝塚歌劇団韮崎公演」が決定した。

来県した時、先生に引率された生徒たちは、小林一三の墓参りに行き手を合わせた🙏🏻今思えば、地方公演向けのプログラムだったと思うが、チケット争奪戦もヒートアップし、田舎町は異常に盛り上がった。(私は観ていない w)

・帰り際、「毎年一回、この地で公演をして欲しい」とお願いした。帰ってきた答えは…

👤「今回は小林一三翁の地元ということで特別に引き受けました。これで関わりは終わりにさせてください」 ((;゚Д゚)))

小林一三は幼少の頃から、(理由はあるのだが)この街に良い思い出がなく、伝記にもその頃の記載がない。早くこの街を出たがっていたようだ。気持ちもわかる…(^^;


☝️さて今回表に出たこの事件。
一三が提唱した『清く・正しく・美しく』とは程遠い出来事である。

偏見かも知れないが、女の子の集団では時に辛辣な上下関係があり、組織にも厳しい「伝統」とも言える悪習慣が蔓延(はびこ)っている。まさに秘密の花園…。

どんな理由があれ、人が犠牲になっている以上、徹底的に調査して再発防止と生徒の心のケアに努めなければならない。宝塚歌劇団と言えども教育の一環であるのだから。

まだ全容が解明された訳ではないので、誰かれ非難することはできないが、この矢面に立っている大人たちの思考は甚だおかしい。

🎤現場を知らないのに「いじめはなかった」、「加害者と言うな」、これではどこかで見たような記者会見と同じである。こんなケースはそんなに時間も掛からず、真実が解明されることが多い。後で芋づる式に謝罪に追い込まれる姿が目に浮かぶ。

その「柿落とし公演」を観た地元の子も、宝塚を目指して入学したり、山梨での宝塚熱はとても高い。私はそれほど詳しくないので、熱心な方から「黙ってて、伝統に傷が付く!」と叱られるかも知れない(^^;

なんとか、『すみれの花』が咲く頃には、生まれ変わった姿を見せて欲しいと願う。


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!


【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


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