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孫ガチャに当たった(異次元の老後対策)

人生に勝ったと思った瞬間がある。それはヨチヨチ歩きを始めた初孫が親が何も言わないのに椅子に座るジイジの膝の上に登った時である。まさかこちらから呼びかけもしないのに自ら来るなんて大感動だ。前日はママに言われて乗ったのが気に入った。そればかりかママがママとパパでどっちが好きと聞くとママと答えた後、ママとジイジではと聞くとジイジと答えたそうだ。

この子だけ特別かと訝ったが、たまに会った時に飛びつくのをベビーカーから見ていた二人目も争って膝の上に乗ってくる。膝は二つあるからいいのが夜一緒に寝るとお腹の上に乗ってくるときは大変だ。孫を世話をする機会が増えたから、「60歳定年退職を機にFIREを達成?」して大成功だ。子供は育てる責任があるが孫は可愛がるだけでいい。この幸せは何事にも代え難い。

しかし孫の前に子供を育てる自信が持てずに結婚を諦める結果が少子化問題ではない。子供にお金をかけたら自分の老後が心配だから貯蓄に走るのだ。すなわち老後の心配がなくなれば結婚して子供を持つ。そう老後資金問題と少子化問題を一気に解決する異次元の施策を孫ガチャに当たって想起した。それは孫ができれば、年金の受取額に感謝を込めてボーナスをつけるのだ。

よく後で回収できるから一人生まれたら一千万とか言うが財源は前払いだ。この案は回収した後の後払いなのが味噌である。孫一人年金50万でどうだろう。子供二人が二人子供を持てば孫四人で200万だ。老後一人なら月額16万必要なのにお釣りがくる。夫婦二人なら年金400万となり月26万必要なところに、余裕を持って暮らせる月36万に近づき孫につぎ込める。

ボーナスの意味は全ての人に孫一人に50万の増額ではない。最高200万までの増額で、年金200万以下の人に孫四人以上なら200万まで増額するイメージだ。子供がいない人への差別でなく、あくまでも感謝の気持だ。保険料の納付率だけでなく、線引に不公平感が出ないよう年齢により増額率を変えればいい。夫婦そろって孫を可愛がる明るい未来があれば頑張れる。

#創作大賞2023

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