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M-1グランプリを見て。推しが負けたことが悲しいので、殴り書いた話

今日は年に一度楽しみにしている日であった。漫才頂上決戦「M-1グランプリ」があったのだ。お笑い好きな僕は、好きな漫才師の結果を1回戦から追っていた。

好きな芸人は何組かいるのだが、今年の決勝に進出した芸人さんでいうと、「真空ジェシカ」「男性ブランコ」「ロングコートダディ」の3組は特に好きだ。しかし、視聴者の優勝予想を見ると、同じように上記の3組を選んでいる人がたくさんいた。みんな同じように好きなんだと思うと同時に、僕のにわか好きがバレてしまった。

この3組に共通するところでいうと、ナヨナヨしているとこだ(僕感覚、僕調べ)。さらに面白くて、一気にファンになってしまう。

そんな3組を応援してたからこそ、今回のM-1グランプリは悲しい結果に終わってしまった。推しが負けるという感覚はあまり経験が無かったのだが、これが推しが負ける悲しみかぁ〜(オズワルド伊藤)という気持ちだ。

出来るだけ順番は後ろの方が良い。当たるな、当たるなとくじを引く天心くんに声をかけてみるも、みなまとめて早めに引かれてしまった。

面白かったけれど、後半にまだ5組もいる状態で、決勝に残るのさえ難しい盤面であった。

そして優勝したのが、毒舌漫才の「ウエストランド」。これがまた悲しい思いの原因でもあった。お笑いファンとして、面白いのは分かるし、爆発力では明らかに1番だったのは分かった。

しかし、ゆとり世代で生きてきた僕。近年の誰も傷つけない笑いの波にも呑まれていた。人の悪口を言って笑いを取る行為がどうしても好きになれなかった。どうにか時を戻せないだろうか。いーや、そう感じるならM-1を見なきゃいい。

悪口は共感を生みやすい。だからこそ思わず笑ってしまう。本当は思っていて隠していたことを突かれるだけで、思わず笑ってしまうのだ。

だから井口さん(ウエストランド)が面白いのは分かる。でもどうしても、好きになれないのだ。これはもう好き嫌いの問題として、人として井口さんが好きでなかった。

地元の嫌いな先輩が僕に自慢してきているような、そんな先輩の顔を思い出してしまい、どうしても好きになれないのだ。会ったこともないのにごめんなさい。

先に挙げた3組も会ったことはない。でも好きだ。なぜだろうか。滲み出る何かがあって、それを感じている何かが自分の基準の中にもあるのだろう。


来年のM-1に期待しよう。いつからかお笑いが好きになって、好きな芸人がいる限り、追い続けていこうと。まためげずに、頑張ってください。

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