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人材不足の中の統率

人材を駒として見る事に対して否定的な意見が多いです。確かに無機質な業務命令ばかりの上司や、全て、会社の思惑通りに動かされていると感じる人には最終的に誰もついて行かず、離職の原因となるでしょう。

そこで今回は介護業界の人材不足も視野に入れて、人事異動や採用についてお伝えします。

1.そもそも駒は駒

会社組織組織である以上、駒を操る人がいて駒となる人がおります。駒
を操るのは経営側、つまり株式会社であれば、役員や管理職です。

それ以外は駒でしょう。又、経営側でなくとも限定的に部下や後輩の駒を動かす事は可能かもしれません。いずれにせよ駒を操る人は駒を駒として見る必要がある事は事実です。

又、介護事業所や運営会社は人員配置基準、資格、介護士のスキルと知識に併せて駒を操らなければいけません。
一番わかりやすい例が人事異動でしょう。そして新人をどこに配属させるかと言う事です。

1-1.駒が消えていく事を怖がる介護経営側

これだけですが、強引な人事異動は離職に繋がったり、中々実行に移せない施設や事業所多いのではないでしょうか。

現に『異動になったら辞める!』と言っている介護士を私も幾度か見てきました。実際辞めた人もおります。

しかし、それを恐れて人事異動しないで継続してまともな組織が維持できるでしょうか。私はそうは思えません。

なぜならば、統率がとれてないからです。明確本人のやむを得ない理由や、組織にとってこういった理由で、損失だといった理屈があれば良いのですが、感情論を聞いている介護事業所や介護施設が多いと思います。

そして人材不足だからと言ってモンスター社員の言いなりになっている施設は質が低いです。実際そういった施設や事業所は多いでしょう。

私も実際、そういった施設に在籍していた事もあります。利用者への乱暴な介助が一向になおらない介護士がいました。強く咎めると辞められてしまうからです。

1-2.駒を上手く操れる人

駒を上手く操れる人は淡泊であったり、調子が良かったり、ずるかったりするかもしれません。共通しているのが、あたり前ですが人材を駒として見ている傾向にあります。

温情があったり、なかったりというのはまた別次元の話でしょう。

2.人材不足だからこそ本来の駒の特性を活かそう

将棋の駒によって動き方が違うように、介護士も特性がそれぞれあります。それらを上手く操る事が出来る事が本来の人材不足解決ではないでしょうか。

人材不足だからといって、駒の特性よりも駒を失う事ばかりに焦点がいっている介護事業者は多いのではないでしょうか。


御一読ありがとうございます!!















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