マラソン大会「障がい者枠」より大切なこと。障がい者当事者と思う話し

今日は疲労回復させてようと思って、目覚ましセットせずに寝たのにいつもの時間に目が覚めてしまう やまぴー です。
♯習慣の良し悪し

さて、今回は今年の福岡マラソンでは「障がい者枠」が新たに設置された記事を読んで、視覚障がい者のぼくが感じることについての話しです。

下記の記事参考
●福岡マラソン参加募集、特設サイトで4月22日から…新たに「障がい者枠」

ぼく自身、皆さんがこの記事を読んでどう思うのか?気になります。
たぶん、
・よかったねと感じる方
・なんとも思わない方
・障がい者が優先されていいなぁ
など、いろんな感じ方があると思います。
個人的にはやっぱり特別扱いされることに少し申し訳なさはあるものの、やっぱり障害をもった方がチャレンジできる環境をもらえることに素直に感謝したい。

ただ、僕が思うこととしては『障がい者枠』を新設するのでなく、そういった人たちが走りやすい環境も同時に考えてほしい。
ブラインドランナーとして、たくさんレースを走ってきて、もっとこうすればいいのになと感じることが多々あります。
それは費用面だった李、警備の面、システムの面、などで厳しいのかもしれないけれど、それは人の問題が大きいと個人的には思う。
トップダウンの指示さえあれば、できるとはたくさんあると思う。

例えば、マラソンのスタート。
日本の大会は基本的に一般参加者と同時スタート。
個人的にはスタートの混雑の時が一番、転倒の可能性が高く危険だと感じる。
僕自身んが転倒してケガするのは致し方として、転倒したあと後ろの方々にも迷惑をかけてしまう。
こういったランナー全体のことも考慮して、
・スタート位置を変える
・車イスマラソンのように少し早めにスタートする
など、配慮してもらえると嬉しい。

実際にロンドンマラソンでは、障がい者の方は一般の方より前にスタートして走ることができました!
そして日本でも、ここ最近はウェーブ方式のスタートもあるので、やろうと思えばできるはずだと思います。
これはあくまで、選手目線での意見です。

運営側としては、道路警備事情、ボランティア時間、システム面の費用、などなど、参加する障がい者の数十名?週百名?のためにそれを実施するのかどうか?大会全体としての判断もあるのかなと思います。

だから、ともに話しあったりして、どこまで配慮してもらえると助かるのか?これは無理だけど、こういうのはどうだろうか?など、意見交換ができる場があることが大切。

だから「障がい者枠」を設置しただけでなく、よりよい大会にしていくために要望や意見に対して『それは無理』だと考えずに、可能性を一緒に考えていく伴走をしてもらえるとぼくは嬉しい。

と、今回はマラソンの障がい者枠の設置について思ったことでした。

ではでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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山下慎治がSNSで発信できないような「今」考えていること、伴走者&チームメンバーから学んだこと、視覚障がい者に役立つこと、伝えたいこと、を第一に成長記録として書き留めていきます。

視覚障がい者(弱視)の山下慎治(やまぴー)が挑戦してるマラソン競技のこと、伴走者の方からの学び、考えていることや感じたこと、などを散文調で…

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