ラストマン 第5話の視覚障害者(弱視)目線での感想 #当たり前 を疑えを思いだす アンコンシャス・バイアス 

昨日ラストマン第5話のざっくり感想です。

今回のドラマの犯人だったり、オチはひねりもなく分かりやすかった気がするのは気のせい?

前回の第4話に比べて、特に心に残るようなセリフやシーンもなかった。
まあ、全部が全部が自分の心に残ろわけはないと思うので、まあ、そんな時もあります。

なので、今回は、視覚障害者な目線での話し。
今のところ全5話を通して違和感が大きいところが2点。
1点目は、すでに第1話の感想で書いたように、エコーロケーションを使うところ。
指をパチンと鳴らして、反響音で周りの空間や物を把握しているようなシーン。
視覚障害者でこのエコーロケーションを使える人はごくごくわずかな人達。
ドラマの設定やそういった特殊な役なので仕方ないですが、誤解を与えそうで弱視尾当事者としては、少し微妙な気持ちで見てます。
いまでも
視覚障害者=全盲だったり、
白杖=全盲だったり、
視覚障害者=点字が読める
と、思われいることが多いです。

2点目としては、物の場所を伝える時にクロックポジションで教えるシーンが多い。
たしかにクロックポジションで教えてもらえるのはありがたいですが、それよりも実際に手引きなどで、教えてもらえるとありがたいです。
例えば、
「9時の方向にソファーがあります。」
と言われても、どういう風にソファーが向いているのか?
どっち向きで座ればいいのか?それが分からない。。。

なので、手でソファーの座面や背もたせの部分を教えてもらえる方が、ぼくは分かりやすいです。

まあ、今回のドラマはそういった視覚障害者を題材とした推理ドラマみたいなので、こういった違和感は仕方ないですね。
白杖の使い方だったり、ネット上でも視覚障害者の方々いろいろと話されてます。

視覚障害にかかわらず、いろんな障害でこういった間違ってはないんだけど少し違う誤解がたくさんあると思います。

そしてこういったことは障害だけでもない。

ここ最近よく耳にするようになった
アンコンシャス・バイアス』
ですね。

ぼく自身も自分の間違った常識や思い込みもたくさんあります。
例えば、コンビニでの買い物の話しです。
精算でレジ待ちで列に並んでいて、だいたい前の人の精算が終わったらレジの方から
「次の方どうぞ」
と、いう声があり、そちらの方のレジへ向かいます。

ただ、まったくそういった声かけがなく、ずっと待っていました。
そしたら後ろに並んでいた方からレジが空いていることを教えてもらって、空いているレジへ。
その後もとくに会計時の金額などの声もない。
とりあえず、ICカードで精算し、終了。
レジ対応してくれたお店の方から
「ありがとうございました」
などもなく、まったく会話なしで、無反応で精算。
なんか感じ悪い方だったなぁ。
と思って、お店を出ようとしたら、レジの方から東南アジア系の言葉での会話が聞こえてくる。

「ん?」
「なるほど、そういうことか!」
確認したわけじゃないけど、おそらく留学生の方が新人バイトで日本語がよく分からないまま、レジ対応していたんじゃないかな?
と、思いました。

なので、会話や挨拶がなかったり、声かけが全くなかったのはそのせいかもしれません。
レジ対応してくれた方も白杖持った人が突然あらわれて、ただでさえ日本語があまり話せないなか、戸惑っていたんじゃないかな?と思う。

相手の方が日本人とか、日本語が話せる方が前提になっていた。
『当たり前を疑え』
ですね。

みんながみんながうまく声かけできるわけないよなぁ~、と、反省したことがあります。

だから、ぼく自身も嫌な出来事があったり、うまくいかないことがあった時は、なにか自分自身の思い込みがなかったか、考えるように気をつけています。

それでも、とっさに怒ってしまう時もありますね。

ドラマの感想とは少し違う振り返りになってしまいましたが、ドラマを通していろんな気づきをもらえるのもテレビのいいところです。

今回は、そんな振り返りでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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パラアスートだけなく、鍼灸マッサージやファスティングマイスター、健康美容食育士などの資格を持って活動しています。 健康が全てではないが、健康でなければ全てを失う。 健康をサポートする仕事に興味ある方はご連絡下さい。

視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…

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