視覚障害者としてドラマ #ラストマン の違和感について考えたみた No.01:日常生活  

こどもの日(端午の節句)に柏餅を食べる由来や意味。
『柏の木の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないという特性から、新芽を子ども、古い葉を親に見立て、「家系が絶えない」さらには「子孫繁栄」と結びつける』ということを知った やまぴー です。

先週から始まったドラマの #ラストマン
ざっくりした感想記事を書きましたが、自分の中で腑に落ちなかったこと、違和感についてについて深堀りしてみるといろいろとありました。
今日は、日常生活の違和感についてのお話し。

今回のドラマ、全盲の方がFBIの特殊な役であるので、ついついそんなものかと思ってドラマを見てましたが、ドラマの中で目が悪いからといって日常生活で困っているシーンがあまりない。

もちろん、困ったシーンがないわけではないですが、特殊な訓練をされているだったり、アイカメラを使っていたり、周りの方のサポートによって、日常生活でそんなに困っているシーンがほとんどない。

ここがぼくとしては違和感。
視覚障害者としては、ひとりで外出する時はジャングルのなかで生きてるようなものです。
通学や出勤をている視覚障害者は、毎日、心臓が飛び出るような出来事が2~3回ほどあるんじゃないかと思う肌感です。

視覚障害者の日常のドラマではないので、そんな困ったシーンを取り上げるわけでもないことは分かってますが、視覚障害者の人って、こんなカメラ使ってるんだ、とか、反響音で周りの情報を把握することができるんだ、など、それが今の視覚障害者の当たり前と思われてしまわないかと、心配です。

だいぶ視覚障害者の理解が進んできてますが、いまだに
白杖=全盲だったり、
視覚障害者=点字が読める、
などの弱視の方のことを分かってもらえていないことが多いです。

街なかでなにかにぶつかって、白杖が折れたり、そういったことの方が大変で、意外とそれが視覚障害者の日常。

晴眼者の皆さん、視覚障害者の方の白杖が折れたらどうするかご存知でしょうか?
晴眼者の人は知る由もないし、たぶん、こういった疑問さえ出てこないと思います。
白杖買う手続きにものすごく時間かかったり、大変なこと。
知ってほしい。
少し話しが脱線してしまいそうなので、こういった話しは、また別で書きたいと思います。

少しとりとめのない話しになってしましましたが、テレビドラマの影響で、視覚障害者のことを知ってもらういい機会ではあるけれど、それと同時に誤った認識をされてしまうデメリットもあるので、そこが僕が感じた違和感でした。

なので、テレビドラマで知ってもらうことも大事ですが、それ以上に視覚障害者ひとりひとりが、それぞれ『自分の場合は、こうなんです。』と、自分の見え方だったり、できること、できないこと、サポートしてほしいこと、そこはサポートしてもらわなくても大丈夫なことを、しっかりと周りの方へ伝えいくことが大切だと思った今日の振り返りでした。

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パラアスートだけなく、鍼灸マッサージやファスティングマイスター、健康美容食育士などの資格を持って活動しています。 健康が全てではないが、健康でなければ全てを失う。 健康をサポートする仕事に興味ある方はご連絡下さい。

視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…

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