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自己紹介の記事を書く前に、記事を投稿してしまいましたが、簡単にこれまでの経歴や個人的なことも書いてみようと思いました。

キャリアのスタートは貿易会社

外国語を学んで、大学卒業後は、輸入貿易の仕事に就きました。
当時は、まだFAX全盛期で、メールがやっと使われ始めて頃です。Winowsが出てきて、革命的でした。いまでは信じられないですけどね。
貿易の仕事は、英文のコレポンといって、相手の会社の担当者との連絡業務がほとんどです。
為替の動向や船、エアーの手配、通関書類の作成と検疫などの対応など、割と細かい仕事が多いです。
通関許可が下りると、貨物の配送手配です。入荷日の設定と倉庫との段取りです。
とても楽しい日々でした。なぜ、この会社を辞めたかというと、経理財務のスキルを身に着けようと思ったためです。
L/Cとかを銀行決済するのですが、割と数字とかを扱うところから、経理とか財務に興味を持ったのが、きっかけですね。
いまであれば、プログラミングにすればよかったかなとも、書きながら思いました。

転職を決意、とても良い通販会社で初日にびっくり

USCPAの勉強をしたこともありました。英語を使ってできることは何かないか、考えたところ、こういう資格もあるんだなと思い、自己投資しました。
その後、転職活動を通じて、とても良い会社と出会えました。
ただ、入社するまでは知らされていなかったですが、入社したとたんに突然のIPO準備宣言があり、同期入社のT君と過去の経理データや関係会社の取引整理などを担うことになりました。
何十年の歴史と多すぎる関係会社の整理と本社との取引の整理は、まずまずヘビーな作業でした。
ドラゴンボールで精神と時の部屋なんてものがありますが、1年の経験が5年にも10年にも感じられる貴重な経験を積ませていただきました。
帰宅できず、近くのビジネスホテルに泊まることも多く、IPOを達成したときには、ポイントがかなり貯まっていました。
監査法人の主査の先生と担当の先生には、大変な思いを共有させてしまいました。
自分の担当科目を閉めずに帰ったり、やればやるほど、追加で調査しないといけないものが出てきたりと。
ただ、当時、若かった先生方も、パートナーに昇進したり、マネージャーだったりと、益々、活躍されています。
ただ、日々、忙しいながらも、改善されていく実感がとても充実していたなと、今さらながらに思います。
IPO準備であれば、無いものを作り出す、無から有が多いと思いますが、すでに積みあがったあるものをより良い状態にするのは、スキル面でもかなり自信が付きました。
ハードすぎる仕事と対人ストレスから、体調を崩された方もいます。
従業員が多いと、それだけで社内調整がとにかく重要です。
経理は、他の部署からすれば、面倒なことを言いに来る人、くらいにしか思われていませんでしたので、まず、個人的な信頼を作るのに腐心しました。
経営者が音頭を取っても、社員まで届かないって、こういうことなんだとも思い知らされたこともあります。
キャリア構築の初期にこういう経験ができたことには、とても感謝しています。

新天地を求めて東京へ

またIPOをやろうと考えて、東京へ行きました。関西から東京へ転職というのは、当時、かなり大変でした。
オンライン面談なんてありませんし、まとめて面接を入れて、空いた時間に人材紹介会社への登録面談に行ったり、かなり詰めつめの日程を組んだものです。
関西は長かったですが、東京は初めてでしたので、今思えば、よく思い切ったなと思います。
時代は、ガラケー全盛期です。スマホではなく、ガラケーですよ。
ガラケーのゲームとかで一山当てたベンチャーが出てきたり、ホリエモンがLivedoorで頑張ってたころです。次の転職先で、IPOの闇の部分がわかってきました。
当時、IPOが何かわからず、ひたらす日々の業務をこなしていたため、ベンチャーがIPOするということを理解していなかった面がありました。
いまでは、スタートアップベンチャーがIPOするのに、人的にも物的にリソースが全然足りないなんてことは、当たり前だと思っていますが、当時としては、とても苦労しました。
また、こういう自由な働き方や考え方があるのだなとも、意識がかわったタイミングでもありました。
短期間でまた転職したのですが、ベンチャー起業とIPOについて、とても考えさせられた期間でした。
短期間でやめるには、それだけの理由があるのです。いったん入社したら取返しがつかないので、ある意味、転職と社員になることにはリスクが一定あります。

海外連結と英語を使う仕事

次の転職も東京の企業でした、といっても投資系の会社で、ポジションも役員並みでしたので、仕事のプレッシャーはありました。
企業買収、資金調達、事業再生の仕事など、これまでの管理部系のスキルを使うには、もってこいでした。
また、従業員から経営側へと意識も少しずつですが、変わった時期です。
それが、後々の起業にもつながるのかなとも思います。
エンタメ系の子会社の立て直しは、ハードでしたが、とても充実していました。
IT、エンタメ系の分野が好きなのは、この時の経験からなのかな。また、海外子会社の連結化もあり、最初に就職したときの英語のコレポンが活きてきました。
親会社より規模の大きい子会社の連結と内部統制対応で、頻繁に海外に行ってました。
当時は、Skypeをよく使っていました。
ZOOMなんてありませんから、Skypeを使った会議と電子メール承認などをよく使っていました。
海外の役員とは、こんな感じでコミュニケーションを取っていました。
リモート当たり前でした。
ですので、いまのリモートワークにまったく違和感がありません。
ただ、残念なのは、海外に出張しても観光なんてしてる暇はなく、事務所とホテルの往復と深夜便、早朝便での帰国など、とてもハードな日程を組んでいました。
もう少しゆとりのある日程にしておけばよかったかな。。

転機とスキルアップと年収アップ

割とハードな日々を過ごしていたので、落ち着いた上場会社にいきたいと思うようになり、IPO直後の会社にJoinしました。
とてもユニークな仲間と上司に恵まれて、落ち着いた日々を過ごしていました。
ただ、どうにも性に合わない職場というか会社というのは、必ず存在します。
転職歴がかなりありますが、初めて自分には合わない会社もあるもんだなと感じたのものです。
年収も上げたいなと思いはじめたころです。

きっかけは突然に訪れる

とある知り合い経営者の紹介で、不動産ベンチャーのCEOと会う機会があり、そこが上場したいので、CFOをやってくれないか、と話しをいただきました。
当時は、少し気力も回復してキャリアアップしようと思っていたときなので、引き受けることにしました。
そのあと、とんでもないことになるとは、夢にも思っていませんでしたが。ベンチャーによくある話ですが、というかどこの会社にも共通して言えることだと思いますが、入ってみるまで、どういう会社かなんて正直わかりません。
決算書見たり、売上や利益がいくらか聞きますが、粉飾していた会社もありましたし。。
また、面接では応募者も会社側もテンションMAXですので、いいことばかり言います。
ですので、どれだけ気を付けても、入社するまでわからない、というのが、本当のところだと思います。
ベンチャーだから、いまは赤字だけど、黒字化のめどは立っているとか、資金調達するから、資金繰りは問題ないなどと、それっぽいことを言いますので、注意です。
開けてびっくりです。赤字の額が桁違い、なんてこともありますよ。
いきなりステーキとか外食などの店舗系は、出店費用がかさみます。
不動産も同様に、多店舗展開すると、初期コストが重たいです。
まあ、それくらいなら、数年で投資回収できるので、問題ないのですが、意外なコストというのも、存在しまして、それが、後々の会社倒産の引き金になりました。働いていた仲間はとてもいいひとばかりでしたので、とても残念な結果になり、なんともいえないモヤモヤ感と無力感を味わいました。
立て直しに全力を尽くすも、キャッシュアウトに追い付かず、ここでのIPOは夢となりました。

CFOってやりがいあります。

Webマーケティングの会社にスカウトされたことで、再度気を取り直してIPO準備の仕事に取り組むことになりました。
SEOやリスティング広告などをはじめとしたマーケティング事業で、とても社内の雰囲気が良く、とても良い環境で仕事ができました。
まずは、社内体制の構築と監査法人、証券会社との折衝から税理士さんとの過去データの整理、経理スタッフなどの採用から始めました。
月次決算を組むことから、予算管理など整備することが多く、やりがいがありました。
また、社員のみんなもとてもフレンドリーで、全社あげてIPOしたいぞ、というムードだったので、社内の軋轢みたいなものはありませんでした。
問題は、証券会社の対応の優先順位だったと思います。
証券会社としては、IPO時に高く売り出せる弾をたくさん持っています。そして、証券会社のリソースも限られているため、IPOの優先順位をつけざるを得ません。その時々の方針やトレンドもあると思います。
これが後々まで尾を引いてくるとは思っていませんでした。
不本意ながら、IPOの時期の見直しということで、いったん、引くことになりました。

視点を変えてみると、いろいろとかわってくることがある

このころから、複数の会社さんから問い合わせをいただき、自ら出資したり、顧問を引き受けたりしていました。
ですので、いろんな業種にかかわることとなりました。
これまでの経歴を振り返ると、転職回数は多いです。
これは、転職では不利になりますが、コンサルティングや顧問業では、経験豊富だと重宝されます。
物事には、二面性がありますので、ものは考えようだなと痛感しております。

自然な流れで独立したような感じになっているので、独立にこだわったりしていません。
自分ができることや価値を上げることができるのなら、立場はなんでもいいと思っています。
スタッフでもマネージャーでも役員でもタイトルはどうでもいいのかなと思います。
できることや価値に見合う対価があれば、タイトルは重要ではないと思います。
自分で会社を作ったり、途中で社長を任せたりもして、なんとかここまで来ました。
不動産仲介も手がけました。IPO準備もやりました。
広報PRの仕事もいただいて、手がけたりしています。
経理代行から新規事業展開のコンサルも手がけてきました。
経歴的には、経理経験も長いですが、経営企画的な経験スキル、人事系の採用も割と長いです。
新規事業と資金調達支援もやっていますので、守備範囲は広いです。
これからは、コンサルもやりつつ、新しい事業を展開したいので、企画を練っています。

ざっとですが、経歴みたいなものはこんな感じです。
(あとで加筆修正入れると思いますが)







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