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脳解剖学を健康につなげてみた

はじめに

初めましての方もそうでない方もこんにちは。
やま施術院代表の山本と申します。

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最近脳についてのウェビナーを受けました。そこで脳の構造や機能を再確認するとともに「あれ?ということはこうゆうことなんじゃないか?」と確信に近い推測をすることができました。
機能や構造を簡単にでも理解することで難病と思われている疾患や日常での不調を改善するきっかけになるのではないか?と考えています。

それでは参りましょう。

キーワード:ADHD、パーキンソン病、認知、神経新生、小脳

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脳の分類

・大脳
・小脳
・間脳
・脳幹

に分けられます。

大脳1

脳の機能

・大脳:運動や感覚、理性・言語など人間らしくあるために必要
・小脳:運動・バランス、『身体で覚える』
・間脳:感覚の中継地、自律神経のコントロールセンター、集中に関与、ホルモンを出す、生物としての生きるために必要
・脳幹:脳神経がかたまって存在、呼吸や心拍数に関与

簡単に分けるとこんな感じです。全部を正確に書き切るのは大変なので今回お伝えしたい部分をメインに太文字にしました。

大脳と間脳

脳というと目に見える「大脳」をイメージしますよね。右と左に分かれてシワシワがついたあれです。実はこれ、割と新しいものなんです。
魚類とか爬虫類とかにはなくて、哺乳類になってやっとできたものです。

なので哺乳類は感覚と運動が多様でいわゆる「生き物」な感じが生まれます。

大脳が生き物っぽさの由来

対して間脳は真逆。間脳の中には視床下部(ししょうかぶ)という部位があります。

【視床下部の機能一部】
・食欲
・性欲
・血圧・体温調整

見てくれとかどうでもいいから「俺は生きる!」と命令しているのが間脳の役割。死んじゃ子孫も残せないので元も子もないですよね。
「原始的な脳」と言えます。

そもそも生きるためにめちゃ大事な脳の部位なので大脳に囲まれる感じで奥深くにあります。交通事故とかで頭をぶつけて大脳を損傷させてもなんとか生きていられます。大脳をクッションがわりにしているんですね。

視床とADHD、その繋がり

さっきの視床下部は「視床」というモノの下にあるから視床下部、という名前がついています。

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この視床の一部「視床枕(ししょうちん)」ADHD(注意欠如・多動症)に関与していると言われています。(下の右側のグレーの部分)

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この視床枕は視覚・言語・感覚をまとめるのと脳の様々な部位とつながりがあります。そのため、その情報が錯綜することで脳がパンクして多動や注意欠陥という症状が現れるのではないかと思います。

さらに推測ではありますがその多動や注意欠陥でもどこが一番問題になっているのかを明確にできれば手技や運動によるアプローチも可能ではないか?と考えています。(CBDオイルなどのカンナビノイドシステムに働きかけるのも効果が出ているようです)

パーキンソン病にならないためにやれること

パーキンソン病は大脳基底核と呼ばれる部分の「黒質」が萎縮を起こすことで起こると言われています。

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ここからが超推測。ポイントは〇〇すること。

視床や大脳基底核といった脳の深い部分に問題が起きることで改善が難しい疾患が起こります。例えるならば、ちょっとした擦り傷は数日で治るけど骨折は数ヶ月かかりますよね。それと同じです。

しかし、そこで諦めてしまうのは良くない。ダメ元でもどんどんトライすることが医学の進歩には大切。

そこで調べてみるとどうもこの視床は『海馬』とつながりがあるそう。

【海馬の機能】
・記憶の中枢
(右海馬:空間記憶、左海馬:エピソード記憶)
・空間認知
・短期記憶
・学習

記憶や空間を覚えるなど学習に強く関与します。
勘違いしやすいのがこの「学習」なのですが、一般的な学習は本を読んだり、机で勉強したりなイメージですが違います。
身体を動かしたり、どこか出かけてその土地の位置関係を知ることも立派な学習。

全ての「経験」が「学習」になる

そして、最近知ってビビッとキタことはこちら

海馬で1日700個、神経が新生される

神経が新しく作られるんです!しかも海馬で。

ということは

海馬をひたすら刺激する

神経が新生される

繋がりのある「視床」へも刺激が伝わる

症状の改善

と推測ができます。

そして、海馬での神経新生を助長する行動も明確にされています。

・ランニング
・学習
・睡眠
・セックス

らしいです。つまりは健康な日常と健全な性生活(愛情)という、あたりまえなことが大切だそうです。

これに持論を加えると

・旅
・適度な挑戦

を強くお勧めします。

旅は体験のカタマリです。特に一人旅になると常に自分で考え、行動する必要があるので刺激どっぱどぱ。
また、適度な挑戦は意識の集中が求められるのでそれもやはり刺激どっぱどぱ。

過剰な刺激(狂乱)は問題を起こしますが、適度な刺激と健康的な生活。
この2つが大切であると脳解剖生理学からも推測できます。

小脳が教えてくれること

小脳という頭の後ろにあるものがあります。

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この小脳は運動とバランスに強く関与します。そして、繰り返しの運動でどんどん強化されていきます。

【小脳の分類】
・原小脳
・旧小脳
・新小脳

この3つのうち、一番古く原始的なのは「原小脳」です。

原始的、すなわち生き抜くのに必要不可欠なもの、なのですが、この原小脳が司っているのが

平衡感覚

です。この部分は魚類にも見られるのでそれだけ重要な機能ということですね。
どれだけ筋肉がつこうが背が高かろうが平衡感覚、すなわちバランスが悪ければスポーツでも成績は残せません。そもそも立っていられないと話になりません。

この平衡感覚を少し飛躍して考えてみると

一番大切なのは平衡感覚、すなわち「バランス」=「中庸」

なのではないかと。

身体的なバランスも生き抜くのに必要不可欠ですが、高等生物である人間が生き抜くには人間関係や食生活・運動と仕事など多くの場面でバランスを求められます。

バランスを正しく取ること、中庸であることが大事であることが小脳の機能からもわかります。


推測が多い内容でしたが、脳もカラダも生活環境も全て関係しているよー、と思って意識してもらえれば良いかと思います。

平和な日常とちょっとしたスパイス

それが良いですね。

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やま施術院 山本将也

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