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理想のダイエット法

前回はダイエットについて「健康を築くための食事法」と規定して、その方法については「単一のユニバーサルなやり方はなく、通り一辺倒には決められない」と書きましたが、それではどうすれば良いのかわからないので、今回は自分自身にとって有効な理想のダイエット法の判別についてです。

何をどうやって食べるのが自分に適しているか?を調べる方法には、
1) カラダに聞く
2) データに聞く
3) ウンチに聞く
といったことが考えられます。

1)カラダに聞く
どんなダイエットが自分にとって有効か?を知るための一番簡単で確実な方法は、何を食べたいの?と自分自身のカラダに聞いてみることです。
カラダはその完璧な答えを知っています。
そしてこうしたい、ああしたい、これが食べたい、あれが欲しいということを、常にカラダ意識(潜在意識)を通じて顕在意識に伝えています。
そのカラダの声に気づいてあげさえすれば、何を食べるのが良いことなのか?について迷う必要はありません。
野生動物はその日その時自分のカラダが欲しているものを本能で知ります。
ヒトも本来は野生動物であることに違いはなく、その本能を持っています。
そしてカラダの求めているものを食べれば、 “美味しい!” という満足感を得られるようにできています。
逆に言えば、ココロから美味しく食べるのが、その日その時の自分にとって一番正しいダイエットだということです。
カラダを作り、ココロを整え、健康な生活を送るために最適な食事法、それは、
「食べたい時に食べたいものを食べたいだけ食べるダイエット」
なのです。

とは言え、カラダの声を聞くことは、習慣化していないと難しく感じるかもしれません。
そもそも、顕在意識とカラダ意識との連携が分断してしまっているから、病気や不調が現れてくるわけで、体調改善のためにダイエットしようとする人は、カラダとの対話が上手にできていないのです。
そこで、

2)データに聞く
体温や体重、血圧などを毎日一定時刻に計測し、それを前日食べたものと照らし合わせてみると、どんな食事をすればカラダがどう反応するか?を数値で見ることができます。
それに慣れてくれば、毎日の食事内容によって、自分自身の体重や血圧のコントロールをすることができるようになります。
理想体温や理想体重など、一番体調の良い時の数値をキープできるように食生活を整えていけば、それが自分にとっての最適なダイエット法となります。

また毎日の食事に使用する食材選びにも、世の中の様々な既存データを参考にすることができます。
その食材に含まれている栄養素の割合や、加工食品に使用されている食品添加物の種類や量などがわかれば、それらが自分自身の数値の変化にどういうふうに反映するのか?を知ることができます。
ただし、データを読みこなして、効果的な結果を出すためには、ある程度栄養学や生理学などの知識が必要となるでしょう。

そこで、もっと簡単な方法として、

3)ウンチに聞く
毎日(理想的には)排泄される便の具合で、有効なダイエット法を判断することもできます。
便は健康のバロメーター。
文字通り、カラダからの「お便り」です。
硬過ぎず、柔らか過ぎず、熟したバナナのように健康的なウンチがツルリンと出てきた日は、一日中爽快な気分で過ごせます。
カラダに取り入れた原材料の種類と量によって、生産物であるウンチの出来不出来は決まってきます。
すっきり快便の朝、前の日の食事を思い起こしてみると、そこにあなたの理想のダイエット法が見えてくることでしょう。

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