見出し画像

青い

緑色のミカンが、酸っぱいから大好きです。食べる前から、酸っぱいに違いないって用心しているから、相当に酸っぱくない限り平気です。

子供の頃の緑色のミカンは、もっと酸っぱかった記憶がありますが、今のは、そんなに酸っぱく感じません。香りは、華やかになった気がしています。

文字通り柑橘系の爽やかな香りが広がります。実は、緑色ではなく、青色のミカンと呼ぶのが好きです。信号は、緑色でも青信号と呼ぶじゃないですか…色盲のおかげで、みなさんと違った世界を楽しんでます。

多くの人間が、ストレスとは、メンタルなものであり、過度なプレッシャー、及び、不安、心配が、原因となって、抑圧や緊張を感じている状態にあることだと思い込んでいます。

しかし、ストレスという言葉には、ホメオスタシス(恒常性) からの、あらゆる肉体的、及び、感情的、精神的、化学的、生化学的な逸脱が、含まれています。

肉体的ストレスは、労働、騒音、寒冷、疾患、運動等の肉体的ストレス要因に対して、身体が、反応した結果として生じます。喫煙、運動不足、過度の飲酒、睡眠不足といった、その他のライフスタイル要因、または、社会的要因は、身体に大きなストレスを生じさせます。

肉体的累積ストレスとは、そのレベルや、継続期間を含めた、総体的に見たストレス要因のことを指します。この累積ストレスは、健康指標全てに、大きな影響を及ぼすことが、あります。

自然に生じたか?ライフスタイルによってもたらされたか?交感神経、及び、副交感神経の活動の変化(心拍変動:HRV)から、生理学的に、健康に関する情報を把握したり、経験しているストレスや、備えている対応能力のレベルをも、把握することが、出来ます。

自律神経系 (ANS) は、ストレスに対する重要な防御であると同時に、ストレスの主要な兆候を初期段階で明らかにしてくれます。心拍変動(HRV)解析の登場により、 自律神経系(ANS)評価に、革命が、もたらされ、その理論的応用についても、心拍変動による自動車運転時の心理的負担の定量的評価など、様々な現場において、新しい扉が、開かれることとなりました。

しかし、この重要な科学的発見を実用化するには、交感神経(SNS )と 副交感神経(PNS )の定量的相関関係を導き出す必要がありました。僕は、長時間、長期間、水温や水圧など、身体に、ある程度の環境負担をかける競泳選手を対象とした心臓形態や心拍変動の観察を、横断的、縦断的に研究をし、様々なデータを得ました。

ストレスの総量が、身体の受容能力を上回ると、ストレスの兆候、及び、症状が、表出され始めます。肉体的ストレスの兆候としては、筋緊張、表在呼吸、高血圧、心拍亢進等が、あります。 これらを放置した場合、心疾患、潰瘍、喘息、リューマチを含む複数の疾病の原因となる可能性が、あり、慢性的になると、生体化学反応にも、大きな変化をもたらします。

気持ちの可視化システムによる肉体的ストレス評価は、特定の期間に継続的に体内に蓄積された肉体的ストレスのレベルを明らかにすることが、出来るでしょう。

把握したストレスレベルに基づいて、自身のライフスタイルや社会活動を改善し、ストレスを緩和することが、出来るようになります。また、これにより、健康リスクの抑制、症状全体の改善、予防の促進を図ることも出来ます。

画像1

気持ちの可視化システムは、ストレス、及び、ストレス反応、ストレス対応能力を、スマートフォンのアプリにて、客観視することが、可能なシステムです。ストレスを緩和させることで、その悪影響を排除する予防法や、ストレス抵抗能力を高めるためのコンディショニングプログラムの開発に役立ちます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?