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店長・責任者のお悩み解決

こんにちは。chanyamaです。
久しぶりの投稿になってしまいました。。。
いつも読んでいただいている方、すみません((+_+))



今回は私の後輩 店長N君の悩み
【アルバイトの教育が難しいです】

について答える形で書いていきたいと思います。ですから店長さん・責任者さん以外は必要ない情報かもしれません。少し長くなりますがお付き合いお願いします!



面接の時点で採用ミスをしない考え方

まずは面接からですね。ここでは”即戦力”の見抜き方を教えるつもりはありません。
というか”即戦力”になる人間を見抜くことは難しいので違う目線で面接を行ってみようということを説明します。
皆さんは面接の時どんな所を見ますか?

・服装
・所作
・言葉遣い
・雰囲気
・予定シフト  などなど・・・

色々とあると思いますが、私がお勧めする面接方法はこれです。
”自分と相性が合うか”
面接の時は大前提にお店のコンセプトに合っているか、最低限のマナーなどは加味して見ていると思います。ですから シフトにいっぱい入ってくれるから とか、経歴的に即戦力になりそうだからという理由を優先する必要はないということです。
結局面接というのは ”相手が猫を被った状態で行います” 嘘も言うかもしれません。

「でもchanyamaさん、相性って働いてみないとわからなくないですか?」

確かにそうですね。
では、皆さんは「この人友達になれそう」って思ったことないですか?少なからずあると思います。”類は友を呼ぶ”と言いますが、人は直感的に「この人仲良くなれるかも」と感じるものなんです。本当の意味で仲良くなれるかどうかはその後。このように考えると面接の時の質問も変わってきますよね。
直感を優先することに賛否両論あると思います。しかし私の経験上 直感は二の次で他を優先した時、失敗することが多かったのです。
教育者は自分。だったら採用に責任を持てるよう【直感】を信じてみましょう!
きっと教育にも力が入りますよ(^^)/



赤ちゃんに接する気持ちでいることを心がける

では実際に入社して出勤してからのことに移っていきます。
簡単に言うとタイトル通りなのですが、イメージ出来ますか?

赤ちゃんに【箸でご飯食べて】と言ってできなくても怒らないですよね。
ただ見た目が ”大人” になっただけで「それ出来ないの?」と違和感を感じてしまう。
不思議じゃないですか?
同じ初めてなのに。
指示をした側は自分の経験・環境・学力などが基本となって相手を判断してしまうため、このような矛盾が起こるのです。本当に教えるのが上手な人は、見た目が大人であろうが相手に合わせます。
周りの人が「そんなことで!?」という内容でも相手を褒めることを忘れません。
ちょっと難しいかもしれませんが意識してみてください!(^^)!



大前提にみんな仕事に興味がないことを理解する】

今この記事を読んで頂いているあなた。学生時代に仕事に興味があって楽しくて、自分から学んでグングン成長した記憶がありますか?
もしそうなら・・・あなたは その会社にとって”100人に1人の逸材” です。
と言い切れるほど、みんなそんなに興味はありません((+_+))

彼氏彼女が優先だし、学校が優先だし、生活の為の時給が優先だし・・・
バイトってなかなか優先順位が上がらないものなのです。


そんなアルバイトを教育するわけですから難しくて当たり前ですよね。
このことを理解すると何が変わるか・・・
アルバイトは何も変わりません!笑
変わるのはこちら側です。

・何で覚えられないんだろう
・何で忘れるんだろう
・何で言われたことしかしないんだろう

という思考を「それは考えても仕方がない。楽しく働いてもらえる方法を考えよう」とマインドチェンジするのです。それだけで気分は楽になります。
実際に ”楽しい” という思考は人を変えます。”楽しい”だけで前向きになるし、
”楽しい”がきっかけでその業界に興味を持つかもしれませんよ!
では”楽しい”と思ってもらうにはどうすればよいか・・・
それは一番最後に書きますのでお楽しみに!



共通言語・業界用語は厄介

これはどの業界にも存在すると思うのですが・・・

飲食店で例えてみますね
先輩スタッフ:「3卓バッシングして~そこにトレンチあるし。」
新人:「バッシング・・・トレンチ・・・」

※バッシング・・・テーブルを片付けて次のお客様を案内できる状態にすること。
※トレンチ・・・トレイ(お盆)のこと

こういうことって意外とあるあるなんですよ。

和食屋さんならこんな感じ
大将:「兄貴なくなったし、弟出して」
新人:「誰の兄貴ですか?弟?」

※兄貴・・・賞味期限(仕込み)の早いもの
※弟・・・兄貴より賞味期限(仕込み)が後のもの

このように業界用語やお店独自の言い方は、自然と使っているため悪気なく言ってしまうんですよね(‘_’)よくわかります。
似たような例で方言がありますね。私は方言でこんな経験をしたことがあります。

京都に来て最初のバイトで
店長:「その掃除機直しといて~」
私:「いや、さすがに直せないです。。。」
店長:「なんで?」
私:「掃除機修理したことないです。」
店長:「…笑。ごめん方言やな!片付けておいて。」



このように言葉の意味が伝わらないとお話にならないのです。
新人さんからしたら英語を聞いてるようなもの。「もっとわかりやすく言ってくれよ」
となるわけです。
これが理解できると教育の順番がわかってきますよね。
まずは話が伝わるように、会話に入れるように、「このお店では〇〇のことは〇〇と呼んでいるよ」という説明からできるようになります。
これは実践で本当に使えるので意識しておいたほうがいいですよ( ;∀;)



新人教育する過程をストーリーにして説明をしておく

これはchanyamaオリジナル。
どういうことかというと・・・私が説明する内容をそのまま書きますね!

色々教えていく前に理解しておいてほしいことがあるから聞いてね。
君はマンガは読む?マンガって1巻~順番に読むでしょ?だからストーリーがわかって面白いよね。研修期間中をマンガに例えると、こんな感じなのよ。
今日は1巻、明日は4巻、次は8巻、次は2巻・・・
1巻~順番に教えていくことってなかなか難しいんだよね。だから全部読み終わるまでは面白くないかもしれない。全部読み終わって「こういうことか!」ってわかるし、正直面白くなるのは2回目を読み始める時だから、それまで頑張ろうね!
教えてもらったことには必ず前と後があるから、どんなことか考えながらやると成長が早いかもね!

てな感じです。
これを話して何がメリットなのか。
まずは “最初はあんまり面白くないかも” と理解させておくことで、「思ったのと違った」「全然面白くないやん」という気持ちを緩和させることができます。
そして ”寄り添ってくれている感” が出るので、新人さんに安心感を与えることが出来ます。
これはchanyama的にとても重要なことなので実践しています。


君のこと ”ちゃんと気にかけているよ”作戦

何ですか、そのダサい作戦!と思った方、これは名前こそダサいもののchanyama的にはすごく重要な項目なので要チェックです!

これは心理学的な考え方も入っていると思いますが、最初は誰でも【やる気と同じくらい不安を抱えた状態】でスタートします。

・先輩怖くないかな
・初めてだけどついていけるかな
・スタッフと馴染めるかな・・・

この不安要素を抱えたままでは持っているポテンシャルさえ引き出せません。
ですから新人の時は特にこちらから歩み寄ることが大事です。

・入って1週間経ったけどどう?
・スタッフは覚えられた?
・どんなことを教えてもらった?
・気になってることある?



このような質問を定期的に ”何気なく” 行ってください。
「この人は自分のことを気にかけてくれている」と認識し安心します。

※在籍の長いスタッフにも行うと違う効果がありますので、次回の上級編でお話しますね。



【”楽しい” と思ってもらう環境づくり

では今回の締めくくり。”楽しい”と思ってもらうにはどうすればよいか。
先に言っておくと、ここでの ”楽しい” は「スタッフの仲が良いから楽しい」というような万人に共通するものではありません。それは前提にあるうえで、業界に興味を持ってもらうようなものを差しています。ですから一部の人にしか響かないかもしれません。
しかし、10人中1人でも【アルバイトから社員になりたい】と言ってくれる人がいるお店って「どんなお店なんだろう?」と気になりませんか?きっと何か魅力が隠れているはずなんです。そこを深堀していきましょう!

結論から言うと、
・アルバイトにも意見を求める
・いい案があったら素直に行動してみる
・新メニューの相談や、新しい取り組みについて一緒に考える
・責任あるポジションを大胆に任せる
要は【使われているのではなく、運営に参加している】と思ってもらうやり方です。

全アルバイトに同じことをやってもらうなら、ロボットを雇っているのと同じです。
一人でも自分と同じような意識のスタッフがいることで、とてもやりやすくなります。
このやり方を全スタッフに適用することは難しいですが、このやり方のほうが ”楽しい” 思ってくれる人がいることは確かです。

スタッフ一人一人の個性に合わせて質問を変えたり、相談を変えることでスタッフのレベルに合わせた【運営への参加】を意識すれば “仕事が楽しい”と思うスタッフが増えていくかもしれませんね(^^)/

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