「ダイエット=有酸素運動」は間違い?!研究結果から読み解く筋トレの重要性
ダイエットに効果的な運動というと、ジョギングやウォーキングなどを思い浮かべる人は多いでしょう。
しかし、その知識はテレビ・雑誌などからの刷り込みや思い込みの要素が強いかもしれません。
トレーナーの多くは、ダイエット目的のトレーニーさんに対し筋トレを勧めています。
筋トレには自分の体重を利用したりマシンを利用したりする方法もありますが、私を含め周囲ではフリーウエイトトレーニングを採用するケースが多いです。
これには裏付けがあります。
【参考記事】安静時代謝率に対する運動の効果
上記参考記事は、筋トレを続けると安静時代謝が一日あたり100kcal近く増えるという研究結果です。
これは一言でいうと、「筋トレをすると体を動かしていないときでもしっかりカロリーを消費してくれますよ」というものです。
ちなみに、上記の研究では、筋トレのほかに有酸素運動と筋トレに有酸素運動を組み合わせたものも比較として行っています。
その結果、筋トレのみ以外では、安静時代謝に有意差がありません(関連が認められなかった)でした。
一般的に「筋トレと有酸素運動の組わせは効果的なんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、データでは安静時代謝が増えているケースもあるのですが、反対の例もありました。
つまり、安静時代謝が減ってしまう人もいたのです。
このような結果は意外に感じますね。
ただ勘違いしてほしくないのですが、「ダイエット目的で有酸素運動をしてはいけない」と言いたいのではありません。
実際にダイエット目的のトレーニーさんには、筋トレに加え有酸素運動や食事を組み合わせて指導しています。
多くのボディビルダーも、コンテスト前などの減量期には、計画的に有酸素運動を行っています。
ここで言いたいことは、ダイエットしたいけど何をやったらよいかわからない場合には「土台として筋トレがおすすめ」ということです。
筋トレでしっかり基礎代謝を増やすことがダイエットでは重要です。
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