見出し画像

落ちてる真竹の皮で小物入れ作りました🌿【試作】

今回は6月に予告しました、「真竹の皮で小物入れを作る」という試みで、カトラリーケース(キッチン小物を収納するもの)を作りました!
現在自宅で使っているカトラリーケースは、はみ出るお箸があるので、この長いお箸を収めるのが目的です。
 
基本は以前取り組んだコイリングという技法ですが、応用系なので、試作で練習をしてから本作を作る予定でした。でも実際作ってみると、思いのほか材料が必要となり、この試作と最初に練習した円形のコイリングで、今年拾った分の材料を全部使い切ってしまいました😭

というわけで、今回はその試作品の紹介です😅 詳しい作り方は来年に載せる予定ですので、どうぞそれまでお待ちください。

作ってみて

最初にも書きましたが、思いのほか材料が必要でした。拾った真竹の皮は、5キロ用の米袋に2つ分ぐらいです。当初はこれで十分だと思っていました。

この袋 ×2
真竹の皮 
6月に「次回はそろそろ季節なので〜」と、予告していたのですが、クズの旺盛な繁殖力と猛暑で今になってしまいました。真竹の皮の拾い時は、6月です。

基本お箸入れなので、本当はもっと縦長でスリムな感じにしたかったのですが、全体的に丸っこくなってしまいました。なぜそうなってしまったかと言うと、編み始めの縦幅が短かったため、お箸が十分入るような縦幅までかがって行くと、それと同時に横幅も大きくなってしまうからです。結果、それが材料をたくさん使う原因にもなったと思います。
さらに材料があれば、もう少し高さもある予定でした。今度は、スタートの2つ折りをもっと長くしてから始めようと思います。

スタートの2つ折り

今回竹皮でコイリングを行なった手応えから、おそらく「ぞうり」も作れるのではないかと思いました。来年は、室内履きのぞうりにも挑戦してみたいと思います。

今年は試作で終わりましたが、いろいろと勉強になりました。

最後に

余談ですが、真竹は食べても美味しいです。孟宗竹のように根まで掘る必要がなく、頭を出しているところをポキっと折るだけでなので、収穫も簡単です。食用にしたときに出た皮は、硬いので縄ない等には使えませんが、コイリングの芯には使えます。

青梅の山の真竹

ワークショップをやっている青梅の山には、孟宗竹と真竹がともに生えていて、どちらも食用、かご編みと大変重宝しています。近年増えすぎて嫌われている竹ですが、ここでは世話人が声かけ、竹林の状態を見ながらみんなで収穫しているので、そんなに困った状態にもなっていません。食べて良し、生活の道具として利用して良し、と御二方には大変感謝しています。

自給の味方 竹万歳!!
来年も頼りにしています。


この記事が参加している募集

私の作品紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?