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誰かを指導する際に心がけた方が良いこと

皆さんこんにちは!

「相談されたのだけどどう返したらいいのかわからない〜」
「先輩として後輩にどのように指導したらいいいの?」
「後輩・部下から嫌われているような気がする・・・」

と感じる人は多いのではないでしょうか?
特に、学生、新社会人の皆さんは誰かを指導した経験は少ないと思います!

私は、大学院2年生のときキャリア支援団体のメンターとして大学院1年、学部3年の就活生をサポートしていました!
しかし、初めは、学生相手に何を話していいのかわからず、沈黙を恐れ、自暴自棄、支離滅裂に話していました。
もちろん就活生からの評価はイマイチでした。。。

そこで、講習会に積極的に参加することや、他のメンターへの相談、ひたすら実践と反省のPDCAを繰り返すことでメンターとして就活生をサポートする“ノウハウ”を得ることができました!

その結果、「yamanitさんのおかげで志望企業に受かりました!」などと嬉しい言葉を多数いただくことができました!

本日はそのノウハウを皆さんに共有したいと思います!
ここで得たノウハウは就活生、学生を対象としていますが、会社での上司と部下の関係など様々なところで転用が可能だと思います!

この記事は以下の方々を対象にしております!

・誰かのメンターになる人
・部下や後輩を持っている人
・大学生/大学院生
・理系大学生

結論は以下の六つになります!
1.「何を話すか」ではなく「誰が話すか」
2.咄嗟に答えられない質問は価値がある質問
3.一を知って一を知る
4.質問によって就活生・後輩自ら答えを導く
5.回答の裏を知る
6.10人いたら2人には嫌われる



予備知識

キャリア支援団体(エンカレッジ)

私は大学院2年生のときエンカレッジ11期のメンバーとして同大学の25卒就活生のメンターとなりサポートしていました。
サポート内容は主に、ES添削、面接練習、グループディスカッション、 研究プレゼン/スライド修正や就活生の悩み相談といった就活に関すること全般を取り扱います。私の担当就活生は、10人ほどで志望業界はIT系、重工系、材料系、自動車系など多岐に渡りました。
(エンカレッジとは?)



心がけた方が良いこと


1.「何を話す」かではなく「誰が話す」かが大切

知らない人に
「あれをしなさい」、「これをしなさい」、「有名企業から複数内定をもらっているのでこれが正しいです」、「私の方が上なのでこれをしなさい」
と言われたことはないでしょうか?

しかし、ご存知通り、正しさでは人は動きません。
説教ぽくて動きたいくないですよね笑

そうです。人は信頼関係の上で動きます。

いい情報、面白いことをいう必要はなく、本気で向き合う“本気度“が大切だと思っています。またメンターと就活生・部下の関係は“対等“だと思います。

相手の顔を伺うメンター、見下すメンターに価値はないです。
それは本当の信頼関係ではなく表面上の付き合いです。
信頼関係を築き上げ彼ら彼女らの心を掴み取りましょう!


2.咄嗟に答えられない質問は価値がある質問

私がメンターになった際にプロの方からコーチング研修を受けました。
そこで一番印象的だったことは
「咄嗟に答えられない質問は価値がある質問」
ということでした。

咄嗟に答えられる質問はすでに準備された質問であり気づきを得ることができません。

よくある間違えとして
“就活生・部下がうまく答えられなかったのは質問が悪かったのではないか“
と思う人がいますがそれは間違いです。

脳は空白を嫌います。
予期しなかった質問に対して”わからない”とフィルターをかけるのではなく自分なりの回答を全力で探しにいきます。

ぜひ就活生・部下に気づきとなる質問をしていきましょう!


3.一を知って一を知る

同じ内容でも自分の経験と他人の経験は違います。
特にLineやメールなどのSNSでは相手の表情はわかりません。
「来週学会があります」、「10日に飲み会があります」などと相手が書いた場合、これは相手がめんどいと感じているのか、楽しみに感じているのかわかりません。
自分の経験から得た感情を勝手に押し付けてはいけません。

この場合の回答は「どんな学会なの?」、「自分はめんどいと感じたけど、どうなん?」、「自分もやってみたかったな〜、実際どうなん?」など自分の感情を述べても最後は質問で返してください。

一から得る情報は一の情報です。この時点ではまさにオッカムの剃刀(必要以上のことを仮定しない)です。

質問によって深堀(一から十に)していきましょう!


4.質問によって就活生・部下自ら答えを導く

私が就活生との面接練習を終えた際に、必ず
”実際にやってみてどうだった?”、”よかった点、悪かった点など感じたことはあるかな?”
など質問をします。

これは自分で自分のことに気づいて欲しいからです。
なぜなら、
他人から教えられた答えは明日には忘れています。”
だと私は思っています。

この思考は塾講師の経験から特に影響を受けています。もちろんテレビの有名人、プロの教師なら響く言葉もあるでしょう。ただし私たち(少なくとも私は)プロではないです。

相手に自分が思ったことをただ単に述べても、恐らく右から左へ情報は流れていくでしょう。また、相手が知っている部分を自身が述べても相手への“気づき”にはなりません。返って嫌悪感を抱かせてしまうかもしれません。

まずは相手に質問を問いかけてみましょう!
そこから相手が気付いてない点を教えてあげましょう!


5.回答の裏を知る

就活生・部下の曖昧な言葉を聞き逃さず深堀することが大切です。
特に”大手”、”コミュ症”、”雰囲気が合わない”などです。
これらは一見するとそのまま流してしまいがちですが、みなさんの経験によって意味は違います。極端な例を言えば大学軍MARCHをFランという人がいればSランという人もいます。

そのため、その裏の背景を知るためにたくさん質問をします。
ぜひこの事実を心に留めておきましょう!


6.10人いたら2人には嫌われる

私の経験上10人の就活生がいたら2人に強く信頼され6人にはどうとも思われず2人には嫌われます。
アドラー心理学でも「2対7対1の法則」と言われ、どのようなコミュニティでも必ず仲良く慣れない人がいるのです!

つまり何が言いたいのか?
私の結論は、その1割、2割の仲良くなれな人に無理に時間を使う必要はないと思います。すべての人と仲良くなる必要はなく、今信頼してくれている人を全力でサポートすればいいのです!

ただし、2割以上嫌われている人がいる場合は注意が必要です。それは、自身を見直す必要があります。素直に就活生・部下からの評価を受け入れ改善していきましょう。



最後に

いかがでしょうか?
よく聞く内容もあれば、初めて聞いたこともあったと思います!
また、本記事では「質問」という言葉を多用しました。
どう説明するのではなく何を質問するかが鍵になったりもします。

私はまだ、メンター経験は1年と少ないかつ社会人としての経験はないです。それでも初めてやるからこそ気づいた点もあったと思います。少しでも参考になれば幸いです。

今後も多くの人と関わり、信頼を築いていきたいです。

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